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いったいどれだけの
「だけ… どんだけ… どんだけえぇえええ!!!!」
その声で目が覚めた
「んもッ…どんだけえぇええええ!!!」
まだ聞こえる
ぼくはこんなアラーム音にしただろうか
「もッどんだけぇえええ!!!」
違う これはアラームなんかじゃない
体を起こすと、IKKOさんがそこにいた
「いっこー…さん??」
「んもッ背負いなげぇえええええ」
聞いたことある!テレビで観るIKKOさんの十八番、
背負い投げ〜〜 だ
「んもッやだッどんだけぇぇえぇええええ!!!」
IKKOさんはそう言って、指をフリフリしながら
テーブルの方を指差した
ご飯、目玉焼き、もやし炒め、味噌汁のようなものがそこにあった
「朝食作ってくれたんですか!?」
「んもっ…もやしッ…どんだけぇぇええええ!!…えっ!」
そうらしい
ありがとうIKKOさん…