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第三十五話 残り5日の夏休み

(夏休みがあと5日で終わってしまう…)


レナンジェスは急遽、作成した“夏休み満喫PROJECT”を発動する。単にやりたかった事を5日でやってしまおうとしているのだ。


「山でキャンプしてから海でナンパ、それからリゾートホテルで脱童貞だ!」


そう叫んだ時だった。


「ほう、俺様より先に童貞を捨てると言うのか」


振り返ると俺様王子が立っている。


「何故…アリウス殿下が…」


「帝国ツアーに参加できなかったのでな。これから海辺のリゾートホテルで打ち上げをする為に来たのだが…まさか俺様より先に脱童貞とは良い度胸をしているな」


「殿下には2人も恋人がいるではありませんか…」


「俺様の清い恋を欲望塗れにしろと言っているのか?」


「それは…」


「先にお前の純潔を奪っても良いのだぞ?」


「それで良いのですか?初体験が同性で良いのですか?本気ですか?」


「フム、やはり俺様の童貞はミュージーに捧げたいな」


「だったら…」


「レナンジェス、罰を与える」


「何故?」


「帝国でアリス大公に不敬を働いたそうだな。それとネイ公爵令嬢とリムル侯爵令嬢を結婚させて女性補佐の中に其方が加わろうと言う企ては聞き及んでいる」


(まずい…M嬢が暴走した!)


「よって罰を与える」


俺様王子はそう言うとレナンジェスの部屋の扉を閉めた。




「今宵は無礼講だ。思う存分楽しんでくれ」


俺様王子主催の打ち上げ会が始まると皆は大騒ぎしながら飲み食いをする。その中でレナンジェスだけは飲み物だけだ。


(顎が痛くて食べられない…)


レナンジェスはそう考えながら外を見つめる。すると花火が打ちあがるのが見えた。


「皆の者、今日は俺様主催の花火大会もあるぞ」


すると皆はバルコニーに殺到する。そして花火をウットリと眺めながら会食を楽しんでいた。


「レナンジェス…」


不意に声を掛けてくるライディース。そしてレナンジェスと手を繋ぐと耳元で囁く。


「我にゴックンをさせて貰えないか?」


「それは…お断りします」


「何故だ?」


「女子にして貰いたいからです」


その言葉にライディースは野獣の様な眼差しをレナンジェスに向ける。


「来るんだ」


ライディースはそう言うとレナンジェスを浜辺の茂みまで連れて行く。


「もう、我慢できないんだ…」


ライディースはそう言うとレナンジェスと唇を重ねる。そして彼のズボンを脱がせた。




翌朝、レナンジェスはスッキリしながら目を覚ます。


(まさか…ライディースにゴックンされるとは…)


花火を背景にライディースは野獣になっていた。


「愛しているよ、レナンジェス」


最後にクールに耳元で囁く彼の言葉が何回もリピートされる。


「これではエロゲだよ…それか薄い本だな」


そう考えるもレナンジェスは悪い気はしていなかった。それどころか一生懸命レナンジェスを求めるライディースが可愛らしくも思えたのだ。


「男同士だと言うのに…」


そう呟くと頬を赤く染める。


『ご主人様…』


不意に小悪魔~ズに声を掛けれ我に返るレナンジェス。


「おはよう」


レナンジェスは微笑みながら言うが2人の目は殺気だっている。


「どうした?」


『…見ちゃいました』


2人はそう言うとレナンジェスを取り押さえる。


『ご主人様は渡しません!』


2人はそう言うとレナンジェスが精通した時を再現するのであった。




「全く、何をするんだ!」


レナンジェスはそう言いながら小悪魔~ズを叱りつける。


『ご主人様を取られたくなくて…』


小悪魔~ズは半泣きでそう言う。


「あのね、私はそう言う趣味はないのだよ」


『でも反応しましたよね?』


「そ、それは…」


『だったら食わず嫌いかもしれないじゃないですか!』


小悪魔~ズはそう言いながら抗議する。


「解った。そんなに分からず屋なら君達には暇を与えよう」


すると泣き出す小悪魔~ズ。


「泣いても駄目だ!今後、私に不埒な事をしないと約束できなければ暇を与える」


すると小悪魔~ズはしぶしぶ了承する。


(夏のアバンチュールがこんな形とは…)


レナンジェスは内心では悪い気がしていないが嫌悪感を醸し出して許すと呟いた。


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