2年の4月某日
書いてほしいと依頼を受けたのですが、書くたびに大事なものを失っている気がしてならないです。
2年もぼっち。
ぼっちにも辛いことはある。
あれは授業中のことだった。
ぼっち君は何を思ったのか理系大学に在籍していたりする。
実習があるがあれが辛い。
化学系ならグループの実験であるから寄生が出来るだろう、多分…(偏見)
パソコンを使うコチラはあれだ。完全なる個別作業だ。
個別作業はぼっちの得意分野ではあるが、どちらかというとルーチンワークに向いている。
考えて結果を導いていくプログラミングなどには相性が悪い。技量がないのが悪いなんて言うなよ。
前置きはここまでとしておこう。
プログラミングの授業の時だ。あるプログラムの課題が出たのだが、ぼっち君は答えを導くことができない。
この授業は出来る出来ないがはっきりする。しかし、皆大概は時間中にはプログラムし終えるのだ。
理由は単純で分かる人間のプログラムを分からない人間が写して提出するだけというものだ。
それでお手手つないでみんなでゴールというような構図が出来上がる。
ここでぼっち君には問題が発生する。
「あ、あ、あの…」
声は出ない。右隣とはあまり話したことはない。左隣は通路だ。
手を挙げるが先生に認識されない。
『これはあれだ、摘んだやつだ。どうしようか』
教室の回る椅子を上げたり、下げたりしながら現状に気付かされる。
時計の針は授業の終了を指し示す。
しかし、終わっていない人は大半で帰る人は少ない。終わっていないぼっち君も非常に帰りづらい。
翌日が土日なのに課題が終わっていないという状態は精神によくない。
ぼっち君はきょどきょどとあたりを見回す。近眼のためか隣のパソコンのディスプレイのアルファベットまでは読み取れない。
隣の人のディスプレイを見ようとして細目をしているぼっち君の姿は隣の人にはバレバレなのだから隣の人もあたたかい一言を駆けれないものか。
『先生は…』
隣のディスプレイを覗くカンニング法が出来ない今、ぼっち君の頼りは先生だけである。
『先生は…』
ぼっち君は四方八方をおどおどと見回す。
だが、いない。授業時間が終わった今、この場に先生などいないのである。
『摘んだ摘んだ』
よく分からない言葉を羅刹させた謎の歌がぼっち君の頭を駆け巡る。
ぼっち君はパソコンの前で頭を下げ、ひたすら時計の文字盤を見だす。固まる。あれだ、とりあえず時間が経つまで様子を見る。今は文字盤を見てはいるが(笑)
これを世間では不貞腐れたというのだろう。
時計の針が授業終了から30分経ったこと指し示そうとしたとき、
「帰ろ…」
ついに何かが吹っ切れたのか、不貞腐れた後に逃走した。
本人には考えたけど無理だったから帰ったという自己肯定のための大義名分をズット呟いていた。
後日談
そこ課題はぼっち最大の友グーグル先生の力を善良で借り終わらせました。
終わらせると打ったら最初に負わらせると出てきたがとかどうなっているのだろうか。
次のプログラミングの授業は他の人の答案をスマホで撮ったりするなどアウトローな戦法を撮ったとか失敗したとか。
ぼっち脱却はまだ先のようだ。
序盤の説明がくどいね(笑)
感想ほしいな
読んでいただき有難う御座いますm(__)m
次は過去編かな?