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一日目と二日目

見切り発車です。

 我輩はぼっちである。

 名前はあるが言いはしない。そもそもぼっちなので自己紹介の必要性もありはしない。

 大学入学二日目にしてぼっちになった。ただそれだけの話である。

 

 一日目

 入学式はまだだが学校に登校。チューターというグループに分けられた。分けられていた。グループは誰も話はしない。高校卒業後引きもこった吾輩も話せやしない。最終的に一人行動。気持ち悪く独り言。止めてくれる人は誰もいない。


二日目

 昨日に引き続き、ガイダンスが進められる。ぼっちの吾輩は一人で登校。

 合間の休憩。待ち時間一時間半。そこには生き地獄があった。隣はグループが出来上がっている。隣の僕は安定のロンリー。格差社会を感じる。二つ前にはぼっちがいる。声が出ないし、体は動かん。

 対人能力が落ちていた。もともと一般人以下の対人能力がさらに落ちていた。ニアリーイコール0の状態である。

 時間はある。友はいない。あたりを見回す。教室は八割がそれぞれのグループを作り、残り二割はぼっちである。ぼっち達はスマホを見ていた。スマホを見ていた。自らのぼっちという現状から目を逸らすかのようにスマホを見ていた。

 することはない。仕方なく、グループトークを盗み聞き、ネクタイの話で盛り上がる。吾輩は自信漲る鋼のニクタイと声をかける鋼のメンタルを。


吾輩の大学生活は進んでいく。

多分、次はあります。

色々な意味で頑張ります

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