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頑張れサリーちゃん!

カウンターにいる少女に話しかける。


「すいません。宿に泊まりたいんですが。」


「え、ええと。一名様でしょうか?」


「あ、ハイ。」


「で、では、二階に上がって一番奥の204というプレートのかかった部屋が空いてます!」


若干早口で喋る少女。まだ不慣れなのだろうか?

そんなどうでもいいことを思うが、口には出さない。なんかこの子に言うとテンパりそうで怖い。‥‥‥‥‥でもちょっと見てみtーー失礼しました嘘です大嘘です。


「わかりました。ではそこでお願いします。」


「ハイ!では、何日間泊まりますか?」


「あー、一泊何円なんだ?」


「一泊150Jです。一週間なら少し安くなって、950Jになりますよっ!」


だんだん言葉遣いが崩れてきてるぞ。まあコッチの方が可愛いとは思いますけどねっ。


「じゃあ、一週間で頼もうかな。はい、950J。」


「は、はわわわ。えーと、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10‥‥‥‥確かに受け取りました。じゃあ、ここに名前と、泊まる日数、泊まる部屋番号を書いて。」


「わかりました。でも何で書く必要があるんですか?」


「そ、それは!来た人がどれくらいの日数とまるのかとか覚えれないからっ、て何言わせるんですか!」


別にそんなへんなことではないと思うが。


「はい、書き終わったよ。」


「あ、はい。シンさん、ですね。これが鍵です。あ、私はここ、《夜のフクロウ》の一人娘、サリーと言います。普段はカウンターをまかされてます!」


「へえ、俺はシンだ。取りあえずこれから一週間よろしく頼む。」


「こちらこそお願いします。」


「そういえば、俺が最初来た時、焦ってたよな。何で?」


「そ、それは!‥‥‥‥‥‥‥目つきの凄い悪い人が来たので‥‥‥‥‥後は、この仕事に不慣れだっていうのと、目つきの怖い人が割と丁寧に話してたから不気味で‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」


泣いてもいいですか?


「あぁ、ごめんなさいごめんなさいっ!別に今は怖そうな人だとは思ってませんからあ!だからそんな目をウルウルさせないでっ!泣かないでくださいってば!」


あの後、10分くらい泣きました。

流石に悪気なしにそういうこと言われると余計ショックだってことがわかったよ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


部屋に入り、ゴロゴロしていると時間が迫ってきているのでそろそろ肉屋に行こうと思い立ち上がる。


「あ、シンさん。お出かけですかー?」


「おう、そんなに時間はかかんないと思うけどな。」


「ではいってらっしゃーい。」


ガシャッと扉をあけ外にでる。昼より少し寒いが、不快になるほどではない。


しばらく歩くと、店じまいをちょうど終えた肉屋のオッサンのところに着いた。


「おーい、来たぞー。」


「おう、入れ入れ。てか口調が丁寧じゃなくなってんぞ。」


「気にするな。俺オッサンの仲だろ?」


「それもそうか。そういや名乗って無かったな。俺はダンって言うんだ。よろしくな。」


それでいいのかダンさんよ。なかなかにフレンドリーなオッサンだとは思うが。


この後、牛の解体をしたが、想像以上に難しかった。

あまりグロくないのが救いだが、リアルでこれをやる人はすごいのだろうな。


「うし、これで牛の解体、鳥、豚は終わりだ。魔物の解体は、専門の奴がいるから、習うならそいつに習え。」


「了解です。では!」


スパルタだった。この後豚と鳥もやらされるとは。

スキル取得可能欄にはなにがでているかな?


スキル《動物解体LV1》を手に入れた。

スキル《速度上昇LV1》を手に入れた。


たくさん走った(全力疾走)からかな?




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