プロローグ‥‥‥だろ?
《解決済につき削除》←わからない人は放置
と、言うわけで始まり始まり。
感想などよろしくです(`・ω・´)
今日は高校の入学式。
この日から俺は楽しい学園生活を送る、はずだった。
「ねえねえ、どうしてそんなに不機嫌なのさ?体調でも悪いの?」
なぜ、こいつ(幼なじみ)がいる!?
俺はコイツのせいで暗黒の中学生活だったからこそ小学校から大学までエスカレーター式にあがれるこの学園にわざわざ高校から入ったというのに!
「なぜ、お前もいるんだ?」
「え、なぜってシンと一緒にいたかったからだよ?」
本当にムカつく。どうせここでもハーレムを製造しまくるんだろう?
そしてその後始末が全て俺にまわってくるんだ。
ハァ、憂鬱だ‥‥‥‥‥イライラする。
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ーーーで、あるからして、新しくこの高校に入ってきた皆さんも、存分に楽しみ、学んでいって欲しいとーーー」
今は入学式の真っ最中だが、教頭の話が長い。普通は校長だろ?
「ーーーでは、これで旭岳高校入学式を終わります。生徒は、教師の指示に従い、速やかにクラスに移動してください!」
まだ若い男性教師の声が講堂によく響く。
あぁ、願わくばアイツとだけは同じクラスになりませんように。無駄な願掛けをして、重い足取りで中年の教師の誘導に従った。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥やはり、願掛けは無意味だったようだ。
現実は甘くない、あのバカ(幼なじみ)と一緒になってしまったようだ。
「今日は、ここまでだ。明日からは通常の授業が始まる。気を抜くんじゃないぞ!」
あの若い男性教師が我らの担任のようだ。
というか、ショックで話を全く聞いていない。
「起立!」
「礼!」
アイツに絡まれる前にな逃げきれればいいんだが‥‥‥‥‥無理だろうか?いや、取りあえずやってみなくては!
結論、無理だった。
クソっ!相変わらず運動神経がいい。コイツのせいで喧嘩ばかり強くなってしまった俺とは大違いだな。
「え!?うわっ!」
「キャッ!」
「あ、ごめんごめん。よそ見していたみたいだ。君みたいな可愛い子にぶつかって怪我させてしまうなんて!ごめんよ。」
そう言って手を差し出すバカ(幼なじみ)。
赤面する女子生徒。
フラグ立っちまった。テンプレかよ。
(な、なんて格好いいの!?う、うわわわわっ、コッチ見て笑った!?や、ヤバい。さ、爽やか!可愛い!格好いい!)
「あ、こ、こちらこそスミマセン。も、もう大丈夫です。」
「そう、なら良かった。じゃあね!」
「あ、あの!名前なんて言うんですか?」
「ん、剣 太陽だよ。じゃあねー。」
赤面しながらもバカーーー太陽をみて手を振る女子生徒。だからどこのテンプレだ。
ハァ、憂鬱だな。明日からもーーー。
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家に帰り、グダッていると、なにやら親から届いた。
ナンダコレは?
‥‥‥‥‥‥‥‥今話題の最新VRMMO《MTSO》では有りませんか?
なになに、誕生日プレゼントだよ。忘れてたからコレを送るよ!だと?いや、忘れるなよ。
なになに、『やりたいことが叶う場所』がキャッチコピーなのか。ん、‥‥‥‥‥‥それってもしかすると、太陽のせいで溜まりに溜まった鬱憤を晴らせるんじゃないか?
こうして、俺は鬱憤を晴らすためこのVRMMOをやることにした。んじゃ、早速始めましょうか。