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 何故ワタシはここにいるのだろう。

そう思うようになったのはいつからだったか。

自分は雲だと言いつつも、フワフワと形を変えて旅をする本物の雲にはなれない。

 所詮ワタシは醜い雲だとも名乗れない、ちっぽけな子供なのだ。

なぜワタシはここにいるのだろう。

ワタシがいる価値なんて。

ワタシが生きている意味なんて。

きっと小さな微生物ほどもないに決まっているのに。

 ああ、ワタシは君のような風になりたい。

君のような、綺麗な風に・・・。




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