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6-2 敗北

「私の他にVTuberはいらないのよっ!」


 シャムは狂気じみた目でルナに叫んだ。

 溢れ出る憎しみが真っ直ぐに耳に刺さる。

 まるでルナの存在を否定するかのような敵意が、闇に揺らめいていた。


にゃん民: な、なんかおかしいぞ

にゃん民: 虚猫シャムってこんな感じだったか?

にゃん民: ヤバい、なんかチャージしてないかあれ…?


 シャムは右腕をゆっくりと突き出し、その周囲にドス黒いオーラが揺らめいている。

 光の奔流を形成しようとしているかのような仕草に、ルナは即座に決断した。


「ユ、ユニコーンさん、お願いしますにゃ!」


 慌ててユニコーンを呼び出し、その背に飛び乗ったルナは、勢いよく身を翻して駆け出す。

 ここで正面から戦うのは得策ではないと本能が告げている。


 だが、シャムは低く笑いながら自らも召喚を叫ぶ。


「召喚、バイコーン!」


 闇色の光が瞬き、漆黒の毛並みと曲がりくねった二対の角を持つ不吉な馬が現れる。

 バイコーンは無慈悲な嘶きをあげ、ユニコーンに突進した。


「えっ、待っ……!?」


 激突する瞬間、ユニコーンはバイコーンに一撃で弾かれ、その衝撃でルナは背から地面へと投げ出される。


「きゃあっ!」


 地面に叩きつけられ、息が詰まる。

 ルナは起き上がろうとするが、視界がゆらめく中、シャムが不気味な笑みを浮かべて上空に手を掲げている。


「消えなさい!」


 シャムの固有スキル、「哀のかたまり」。

 ドス黒い光がボール状に凝縮され、凶悪なオーラを放ち出す。


 放たれた黒い球は、轟音と共にルナに直撃した。


「ぐっ……なんで、こんな……!」


 ルナは自分の身体が軽く浮き上がるような衝撃を感じ、意識が薄れていく。

 戦いの中で手に入れたスキルも、強さも、今は意味をなさない。


 気を失ったルナの姿は、猫神ルナではなく、中の人である川島美咲のものへと戻っていく。


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