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神造生体兵器 ハーネイト 二人の英雄王伝説  作者: トッキー
第1章 第1シーズン 宇宙からの侵略者DGvsハーネイト遊撃隊
4/209

作品の登場人物について 1


 作品に登場するユニークなキャラクターたちについて順次説明と更新を行っていきます。


基本的に名前と紹介、技の一部を載せていますがこの作品、ゲーム化を意識してストーリーを作っているところもありますのでその辺の紹介も載せておきます。ただし詳しいステータスなどは無論ゲーム世界で繰り広げられている話では全くないので現段階では載せません。


 2021年7月25日に大幅に内容修正しました。


「旧世界の復活を阻止するために、私は戦い続ける運命と罰を背負っている」


ハーネイト・ルシルクルフ・レーヴァテイン (のちに改名してハーネイト・スキャルバドゥ・フォルカロッセになる)


種族:半エネルギー生命体、第4世代神造兵器

年齢:不明(見た目は20歳代、大学生くらい)

誕生日:年月共に不明

身長:180cm

体重:69kg

足のサイズ:29cm

好きな物:計略を以て戦わずに勝つこと、誰かのために役に立つこと、甘い食べ物、冷麺、昼寝、読書、研究など

嫌いな物:嫉妬に溺れ他者を傷つける輩、人の不幸を喜び利用する愚者。血徒、苦い食べ物、謀反、注射、意味のない戦いなど

よく使う言葉:「旧世界の復活を阻止するために、私は戦い続ける運命と罰を背負っている」



「フォーミッド」と呼ばれる世界にある、「アクシミデロ星」の住民。ハーネイト魔法探偵社の所長及び、対侵略者組織の長でありあらゆる侵略者を葬ってきた「救世の英雄」にして、「絶対勝利請負人」である。副業でホテルの支配人や鉱山、宝石関係の仕事もしていると言う。彼が磨きカッティングした宝石は凄く高く売れるという。


 ハーネイトとは、彼の住む世界で戦いの神こと、戦神いくさがみの意味を持つ言葉でもあり、あらゆる勝負事でいい結果を導く常勝不敗の神を指す。その名を、彼は生まれてすぐに背負うことになる。世界を全て手に入れるほどの力を持つが、全く興味がない。天下取り?そんなことより昼寝だ!というくらいに寝るのが好きらしい。


 髪は黒に近い緑であり、前髪は左右で分けられ、後ろ髪を三つ編みで結んでいるのが特徴。(著者のページの現Pixivプロフィール画像を見ればわかるかと思います)


 大体灰色のワイシャツの上に勝色に近い紺色のロングコートを羽織っている姿でいることが多い。たまに黒無地のタンクトップ姿やスーツ姿の彼も目撃されていると言う。よく着ているコートは魔法の師匠の形見であり、お気に入りである。


 性格は状況に応じて結構変わる傾向にあるが、総じて人当たりの良い、コミュニケーション能力が高い明るい男である。謙虚で大体誰に対しても敬語で接し、傲慢に決してならず無闇な力の誇示などをしないため、凄まじい力を持つ存在にしてはよくできた人間だと称されることが多い。ただ、誰にでも基本優しいため女難の相を持っているような物であり、勘違いされて酷い目に遭うことが良くある。またオフの時はドジっ子+アホっ子属性も付与されるらしい。


 まじめで責任感が強いがノリも割とよく、オフの時はかなりの天然で更に愛嬌が良く、笑顔だけで多くの人を魅了する力を持つ。よく振り回す系の伯爵のノリに平然とついてくるあたりかなりの猛者。声が高く、顔立ちやしぐさもどこか女性のように見えるため、よく性別を間違えられるらしい。敬語からため口風に接してもらえるようになれば、彼から信頼されていると言っていい。基本的に相手の話をまず聞くというスタイルの影響か、実力はあるが癖のある人が多く彼の元に集まる。そういう人たちを邪険にせず受け入れることこそが、結果的に彼自身を救ってきたと言える。


 趣味は読書や研究、昼寝に麻雀、カードゲーム、新料理の開発など色々あるが、一番は冷たい風を浴びながら寝るのが一番だとか。麻雀ではよく混老頭を仕掛けるという妙な癖がある。家事全般が超得意で、特に料理は宮廷料理人として活動していた頃の経験もあり凄いらしい。(余談だが甘い物や冷麺などのチャージが尽きると荒れる可能性があるらしい。また相当な庶民舌で高級食材の味がまるで分からず酒の味も理解できない)


 宮仕えが意外と長く、様々な作法を気にする性格らしい。宮廷料理人になったり、戦争を止めるための交渉人になったり、国単位で彼は重宝されていると言う。幾つもの大昔に滅んだ文明の技術を甦らせたり、遺跡探索のプロだったりと、そちらの方面でも名が挙がっており、出来ないことと言えば何かに乗り込んで操縦する事と泳ぎがとても苦手なことくらいしかないほど。


 また魔法界にて彼の名を知らぬ者はいない。7つの偉業を成し遂げ、魔法と機械の融合に関する理論も構築し実現させたことや、秘匿だった魔法の力を多くの人間が使えるようにしたこと、魔法を使い侵略者を倒し、魔法界とそれ以外の人たちとの交流の橋を作り魔法使いの存在価値を引き上げた伝説の魔導師。魔法犯罪を数年でほぼ0にしたり、また医療魔法を確立した、魔法医療学の祖とも称されており、今まで治療で助けた人の数は30億人以上にのぼる。戦うよりも、治す方が得意ということから医神と呼ばれることもある。


 戦いを基本好まないが、戦神の名を背負い戦場と世界を渡り歩いてきたと言い、自身の最愛の恋人を奪った「血徒ブラディエイター」に復讐を誓い殲滅及び封印し続けてきたと言う。過去がかなり凄惨で基本語ることはないが、心を開いた者には話す可能性がある。彼の過去を全て知っている者は、彼の部下では300人中10人程度だと言う。


 また、本来の彼の性格上敵である者も助けようとするのだが、血徒、もしくはその協力者だけは違うようである。彼の部下のうち約半数が、最初敵対勢力として対峙した者だということから、彼の慈悲はある意味本物である。いやいや組織に入った者を説得し仲間にするあたり、戦うよりはそうして自身を理解してくれる仲間を増やして楽しくありたいという一面も見えてくる。その辺の交渉術はまさに人たらしを象徴したようなものである。そのためとにかく仲間の士気が異常に高く、団結力もけた違い。そもそもハーネイトは士気高揚こそ組織の運営において最も重視すべきものと判断しているからというのもある。


 身体能力がけた違いすぎであり、通常の肉体強度も見た目にそぐわぬ耐久性があるし移動速度が凄まじく速い。ただ走った際の被害を考慮し全力を出すことはまれ。100mを1秒以下で走る(被害無視なら地上をマッハ30とかで走る、と言うか飛ぶこともできるらしい)その足は、巨大生物を狩る際に最大の力を発揮する。ちなみにホバー移動だと最大時速200㎞、十傑走りで時速約70㎞で走る。高速で走ることができるのは、創金術で空気を分解し空気摩擦をほぼ0にしているからという話がある。


 また、創金術を習得した影響で血の色が通常銀色という特徴がある。通常時の肉体強度は人より遥かに上だが、異常なほどチート的ではないと見ていい。


 剣、魔法、格闘、召喚、創金術などを基本に、ありとあらゆる攻撃手段で確実に勝利を手に入れるその姿から「無限の武」と称されている。但しこれも実はブラフであり、真に恐ろしいのは見ただけで相手の精神を一瞬で崩壊させたり、残酷な未来を見せ心を容易くへし折ったり、情報を流し込み頭を爆破することができる神話生物級の能力と、どんな存在でも概念を殺すことで存在自体をなかったことにする魔眼「概念殺しの魔眼」、それと女神の権能を駆使した無意識の支配術「無限の軍勢パーフェクトアーミーズ」が本当の切り札。今回はほとんど使用していない。


 そのあらゆる力で、彼は自分の住む世界どころかあらゆる世界にて、山よりもはるかに巨大な敵を相手に単騎で勝利を手にしてきた。


 欠点は、味方と感じた者からの一撃に物理、精神の両方で弱い傾向と、元々人離れはしているが、その域を出ない精神性、素だと戦士としては向いていない優しい性格がよく上がる。それと言葉などでけん制し、近づかないように、愛さないようにと言って、それに対して相手が自身にとって意表を突く言葉を言われると、想定外の一言や反応に戸惑いすぎて能力と理性、語彙力などがガタ落ちすることもある点が主に上げられる。


 彼の持つ絶対防御も、分解してはいけないと思う相手からの一撃に反応せず、まともに食らうことがある。また彼がサバイバーズ・ギルトによる心の病、呪縛を抱えている点も大きい。自分のことを好きになれず、人助けも罪を償うための物だから行為を感謝されること自体がよく分からないと、周囲との認識のずれが大きい面があり過去にトラブルを起こしている。特に致命的なのが相手から好意を持たれても(特に女性相手)自分等大したことないだとか付き合う価値もないとか拒絶するように振舞う点であり、これがのちに大事件を起こすことになる。


 総じて言うと、自身の影響力をかなり過小評価しており、周りとの感覚が完全にずれている。それが原因で周りを怒らせる結果になることもある。しかしこれも、サバイバーズ・ギルト、生き残った者の罪悪感と自身の出生の秘密によるものがかなり多いことを頭に入れておく必要がある。異能の力を持つがゆえに、疎外され迫害、悪魔だの化け物と罵られすぎれば病まない方がおかしい。自分自身を嫌っているからこそ、周囲の愛も受け入れられない。


 元居た世界では犯罪者狩りとしても有名で、スイッチが入ると途端に残虐になる一面もあると言うが、基本そうならないように振舞っている。また、概念殺しの魔眼の力を抑えるため特殊なカラコンが欠かせない。魔眼使用時は虹彩がオーロラのように輝く。


 Vヴィダールと呼ばれる超エネルギー生命体の一族が生み出した、女神の器と称される神造生体兵器と言うのが彼の本当の姿。世代は第4世代で、最後の神造兵器である。


 元々造物主の活動用素体として生を受けたのだが、生まれてすぐに陰謀に巻き込まれ人間界で育ち、人として育ってきた。そのため感性自体は99%人であり、見た目と雰囲気だけでは彼がそういう存在であることに気付けない。人当たりや愛嬌の良さ、感謝を忘れず義に熱く義理堅く、借りをあまり作らず敵を作らない性格が故、いつの間にか組織内に入り込んで支配しているヤバい奴。しかもほとんどうまくいくようになるため誰も止めようがないらしい。どこに行っても問題点を洗いざらいにし、解決し成長させ勝利させる姿はまさに戦神?




「女神が生み出した禁断にして非の打ちどころのない超生命体」


 サルモネラ・エンテリカ・ヴァルドラウン(サルモネラ伯爵3世)


種族:細菌系微生界人、第2世代神造兵器

年齢:不明(20代後半の男の見た目)

誕生日:年月共に不明

身長:195cmが平均だが、よくサイズが変わる

体重:???

足のサイズ:???

好きな物:愛している彼女、悪戯、一方的な勝利、愉悦を感じる行為

嫌いな物:悪逆にまみれた者、女に暴力をふるう奴、病院、消毒薬、本名で呼ばれることなど

よく使う言葉:「鳴かぬなら、醸してやるぜ、貴様をなぁ!」


 ある微生物種の存在を確立する霊核と霊体、それに無数の眷属(微生物)が集まって人の形となった「微生界人」の若い男性。角を生やし、紫を基調とした服を着るのが好きだという。種族的には細菌系の微生界人であり、合成菌魔ヴァクテリオス・キメラテッカーという恐らく彼しかいないレア中のレアな微生界人。微生物モデルも特殊の中の特殊で、超絶変異を遂げたガセリ菌の一種をベースに、サルモネラ菌を初めとした数億種の微生物の遺伝子が詰め込まれているという生きた微生物のアカシックレコードのような物である。本来遺伝子が複雑な微生物は複製に時間がかかるが、彼は後述する無限動力炉のアシストで滅茶苦茶増える。


 ある神造兵器の封印と運用のために生み出され、制御用の無限動力炉を生みこまれ神造兵器になったと言う。


 ハーネイトとは殺し合いの末にあることに気付き、謝罪し仲直りした経緯で知り合ったと言う。彼にとって、愛する者を助けて保護してくれたハーネイトは頭の上がらない存在である。だから、今度は自分が彼を助ける番だと誓い、ある戦争にて再会しバディを組むようになった。ハーネイト曰く、重たい男だと言う。

 それは伯爵が彼のためにかなり尽くしているからである。それは、もう2つの夢が叶っているから、愛する者を救ってくれた男が一番救われていないから、美しく優しい彼の顔が悲しみで歪むのを見たくないからと言う、様々な理由があるから。伯爵にとっても、彼は希望を守ってくれた英雄であり救済者である。


 その後ハーネイトから、微生界人が至ることのできる伝説の力「U=ONEアルティメット・ワン」の力を引き出す処置を施され、微生物による多種多様な攻撃とほぼ無敵の力を授かる。それは相手が神霊だろうと、醸すことができるほどである。


 ちなみにU=ONEこと究極のアルティメット・ワンというのは病原性を失った代わりに神霊級の力を宿し完全な生命体に至った微生界人のことを表す。またこの領域に達すると霊量子を自在に操れるようになり戦闘力も異常に跳ね上がりヴィダールの神柱と互角に戦えるほどになる。


 性格は基本的に陽気で、ポジティブ精神の持ち主だが、彼も過去がかなり凄惨なため昔のことを思い出すと暗くなる。とにかく騒いだりお祭りしたり、悪戯したりと行動が活発的であるが、筋はきちっと通すし面倒見がいい一面がある。


 必殺技は「死菌滅砲サルモネラブレイザー」「死菌覇装フルデッドアームズ」「中毒の多い料理店フードポイズニング・ダイイングレストラン」など、微生物を使った戦闘微術によるものが多い。発動時は大体「醸せ」という言葉の後に技名を言う。また電気を生み出し攻撃することも可能。これらはすべて対霊特攻かつ、防御不可能という凶悪な性能を持っている。またCPFを使用することもでき、同時攻撃を敢行することも可能。


 それと彼は菌卓と呼ばれる結界空間を持っており、どこでも展開することができる。これが中毒の多い料理店の領域でもある。


 ハーネイトと伯爵が力を合わせれば、解決できない事件はないと言うほどに相性が良い。


 その理由は、無数の微生物によるネットワークとあらゆる状況に対応できる汎用性の高さにあると言う。彼の手にかかると指名手配犯の生死、居所などを10秒以内に世界中から索敵し判明させることができると言う。


 また、「P」と言う神造兵器を体内に納めており、それを解放すれば容易に世界1つを消滅させることができるポテンシャルを持っているが、それをして何になると、彼は基本使わない。お祭りと騒ぎが大好きな男は、今日もどこかで陽気に遊んでいるだろう。




「ハーネイトの右腕にして、伯爵と相思相愛の魔法少女」 


 エレナ・エリザベス・リリー


 数年前にフォーミッド界に来た推定12歳の少女。地球人だったが瀕死の状態で転移に巻き込まれ、降り立った際の服装がかなり変わっているというか、妖精じみた物になっていた。


 魔獣に襲われそうになったのをハーネイトに助けられ、彼と行動を共にする中で大魔法を教わり、たった一年ですべての大魔法を習得し運用できる恐ろしい存在。そしてハーネイトが今まで教えた生徒の中で最も優秀であるという。


 性格はおしゃまというか、強気な面と甘える面をそれぞれ見せつつもどこかダメな2人を励ますお姉さん的な存在。


 詠唱が早く、また安定性という点では師匠を超えるところもあり、その才能に少し嫉妬していたハーネイトだがそれを認め、最も優秀な弟子として育て上げた。


 ハーネイトと伯爵の過去を両方知っており、互いに同じ的に大事な者を奪われてきたことを知っている。またそれにより自分も死にそうになったため、その敵、血徒について追っていると言う。


 魔法戦において恐ろしく強力で、的確に大威力の魔法を連射できる。実は龍の因子の欠片持ちで、のちに霊量士になる。



「天真爛漫かつ二つの異能力を備えた恐るべき宇宙人」エレクトリール・フリッド・フラッガ


SC/WC可能 SC:電撃/次元関門  WC:電池銃・雷槍   アタッカー


 アクシミデロ星において月にあたる惑星に住む宇宙人。別の宇宙人の集団に星を襲われ、王様からアイテムを持って逃げる命令を言い渡されアクシミデロに命からがら辿り着いた元軍最高司令官。


 「次元力」と言う別の空間を認識し利用する技術と体内から電気を生み出し操る能力で敵を粉微塵にする好戦的な21歳の女性。しかし男装のため性別がよくわからない。


 とにかく大ぐらいで、食費が非常にかかる。けれどもその圧倒的な電気生成能力は代わりがいないので重宝されている。


 ハーネイトに出会い、その姿に心惹かれ意識するようになる。少々病んでいるところもありハーネイトに対し積極的に距離を詰めようとする。


 実は裏の顔があるらしく、それを隠している。


 また彼女の種族、テコリトル人は大昔、アクシミデロをはじめとした多くの星に対し戦争を仕掛けたことで有名。資源に乏しい彼らは戦闘民族として猛威を振るっていた。


 実は黄の世界龍の因子を宿しており、雷攻撃を得意とするのはこれが原因。しかも古代バガルタ人以外で龍因子を持っているのは本当にレアのレア。 



「5000億の影を統べる影皇にして、伝説の魔剣豪」


ミロク・ソウイチロウ・カゲヤシャ(シェドブレン・スキャルバドゥ・ブラムダイン)


 ハーネイトの父方の祖父であり、影を吸収し支配する妖刀に選ばれた、600年以上生きているとされる伝説の魔剣豪で、元はヴィダールの神柱の1柱。黒と白の世界龍の因子を宿している。


 銀髪で短くまとめ、執事服の姿に帯刀しているのをよく見かける。5000億以上の影を刀から召喚し攻撃することができ、特に対多数で最強と呼ばれる。


 切り札は「神奇影軍(しんきえいぐん、アーテル・エクセルキトゥス)」で、一気に影を放出し影の大部隊と共に進軍し物量で攻める技。一応ある程度巨大生物にまで対抗できるが、巨大生物をワンバンで倒すことは苦手である。


 厳しい性格だが、孫であるハーネイトには割と甘く過保護な一面がある。


 かつて故郷である世界にて起きた、ある存在を封印するための作戦、儀式こと「大消滅」を目撃しており、巻き込まれなかったと言うかある意味置いてきぼりされたヴィダールの神柱、シェドティクスその者である彼は、人として混乱と絶望の中に陥っていた同胞たちを奮い立たせるために戦い続けている。




「最悪の3魔女の1人にして、絶対の信頼を受ける魔導人形師なメイド」」


 ミレイシア・フェニス・ヴェネトナシア


 純粋な古代バガルタ人で、代々アンドロイドをはじめとした人型機械の作成や設計に優れた家系の末裔。BKのロイ首領とは姉妹の関係だが、名前が違うのは彼女が家を継がなかったから。


美しい蒼水色の髪とそれに合わせた色調のメイド服、更には美しく端正なその美貌は多くの人を魅了するが、性格がとにかく冷徹。主であるハーネイトにすら辛辣な時があるが、でれると滅茶苦茶可愛く、たまにポンコツな一面も見せる。要はツンデレさん。


 ハーネイトとは血徒戦線で出会い、最初死闘を繰り広げる羽目になるが、互いに同じ能力を持っていることに気付き和解、ハーネイトの目指す、優しくて強きモナークに心を打たれ、彼を王にするべく付き従うようになったと言う。彼女は青と赤の世界龍の因子を宿していると言う。


 自立式の魔導人形を5020体所持し運用しており、その中でも徹底的なカスタマイズを施した20体の「ヴァルキュレア」は特にお気に入り。この20体の精鋭部隊だけでも、一国を落とせる火力を持つと言うから恐ろしい話である。


 自身の戦闘能力もけた違いだが、流石に巨大生物相手となるときついところがあると言う。というのも、ハーネイトのように巨大生物の体の上を走ると言う経験があまりなかったからというのが主な理由である。



「これぞ究極、亡き帝国の最終兵器・世紀末ゴリラメイド皇!」


 シャムロック・ガッツェ・アーテライト


 今は亡き、6歳から徴肉制と呼ばれる鍛えることを義務とする脳筋国家、マッスルニア帝国の10代目国王の第一王子で、拳一発で都市を崩壊させるほどの贅力を持っている。


 金髪で腰まで伸ばしたロン毛で顔はどう見ても世紀末覇者的な厳つく恐ろしい顔、身長3m近くで200㎏近い体重、破格の筋力量、それでいて服装は黒と白のゴスロリメイド服という一度見ただけで忘れることができないインパクト。それがこの男の最大の特徴。


 彼はゴスロリメイド服こそ至高にして最高と豪語するが、ハーネイトからもそのセンスを疑われている。


 気閃グランシエロという、呼吸法と魔拳法を合わせた彼専用の技を使い、並みいる敵の大群も、ボスも光の奔流にて消し飛ばす。これは白の世界龍の因子によるものらしい。また赤の龍の力も持っている


 性格はまじめで、手先が器用なためよく車や道具を一から作っていると言う。血徒の血を浴びても何ともない体質であり、ハーネイトが最初に出会った同じような存在。彼はハーネイトの孤独を感じ取り、共に戦おうと共になり、忠実に使える家臣にもなったのであった。




「異世界人にしてハーネイトの古き友人」 サイン・シールシャルート・ヴェルナード


 

 ハーネイトに使える直属の部下の一人であり、長い付き合いの執事。長髪をオールバックにまとめあげ、鋭い眼光を眼鏡で隠し身だしなみを常に行っているインテリヤクザ。実は異界物で簿記に関する本を見つけ勉強し、1級クラスの実力を持っている。そのためハーネイト及びBKの財政管理なども行っている。



 古代バガルタ人という第三世代神造兵器の血を継いでいる。基本的には経理担当で頭がよく切れる参謀的なポジションも担うことがある重要な家臣。経理系なら引っ張りだこになるくらいその処理能力が高いらしい。一応魔法秘密結社・バイザーカーニアの所属でもある。


 黒髪オールバックの執事で、目つきが悪い。しかも結構腹黒でドSな一面も併せ持つが、普段は礼儀正しい執事としてふるまうので初見では分からない。


 ナマステイ師匠の指導で足技を特に得意とし、蹴り放つ一撃は巨大な山を消し飛ばす嵐の槍。このため実は、巨大生物と渡り合える力を持っているのだが師であるナマステイ師匠から使用制限を受けている。それは、連発で打てば世界が歪み崩壊しかねないからという理由である。3人回れば世界が滅ぶ、それが壊嵐脚ことナマステトルネード。


 また、言霊魔法の力を宿した別世界の異界物、「魔印」の所持者であり、サインという名前はここから来ていると言う。


 実は生まれながらにして、緑と白の世界龍の因子を宿していると言う。そのため風の力を自在に操ることができるとか。


 性格は腹黒く、酷い性格をしているように見えるが礼儀正しく友のために命を張る熱い男でもある。ハーネイトの抱える辛さをすべて聞いた上で、自分も同じだと言い共にしばらく旅をした戦友であるため、一番信用しているのが実はこのサインだと言う。


 実はナマステイ師匠の下でハーネイトともに修行していた時期があり、ナマステ流の使い手。裏奥義までは習得できなかったがそれでも技駕天素斗ギガテンペストは絶大な威力。




「ミステリアスなバトルウエイター?」 オフィーリア・ペルテイシレス・ヴェネトナシア


 ヴェネトナシア家の3女、つまりミレイシアの妹。不思議系ではかなげな一面を持つ優しい女性なのだが、解体趣味がある。後普通人が怖がるものが大好きで幽霊や怪物などにも全く物おじしない。


 武器は皿型のカッターことプレイトソーサー。投げつけたり斬りつけたり、後は盾として利用したりと守りに秀でた戦士だが、攻勢に回ると恐ろしい。


 姉であるロイの命令で、ハーネイトに同行することになる。一応付き合いはサインほどではないが長い。姉であるロイとミレイシアにどうも逆らえないところがある。



機士国関係者


「クーデターにより国を追われた若き賢王」 アレクサンドレアル6世


 機械・蒸気文明がよく栄える機士国の現王様。11の時に父が亡くなり、その跡を継いだ。そしてハーネイトと出会い、才覚を表す。


 やや上から目線な口調だが、本当は庶民の目線になって物事を考えられる優しい王様。ハーネイトのアイデアをもとに経済や文明を発展させることができ、国民から非常に愛されている。そのため今回の事件も国民たちは軍事長官であるジュラルミンが悪いと決めつけているほど。


 またハーネイトの手ほどきで魔法剣術が使用でき、皇帝剣ロイヤルストレートスラッシュはハーネイトの魔閃に引けを取らない。


 ハーネイトとは一個人の友達であり、また悪友でもある。かなりいたずら好きな面があり、それでメイドたちを困らせた経緯もある。


 趣味はハーネイトいじりと人間観察。そして機械の整備。




「魔法剣術に憧れた現代の魔剣士にして王近衛兵」 ルズイーク・ルナ・スターウェイン


 アレクサンドレアル6世の直属の部下にして第一近衛兵隊長。ハーネイトとは長年の付き合いで飲み友達。(しかしハーネイトはお酒が飲めない)魔法と言う物をハーネイトから知り、彼の剣術を使いたいと努力で魔法を身に着けた。そのため機械の扱いも魔法の扱いもそれなりに高レベルでまとまっているバランスの良い戦士。

 

 性格はやや粗く、格好もワイルド。しかし部下や他の部署の人たちからの人気が高く、ハーネイトと関わるようになってからはさらに人気が上がっていった。国民たちもルズイークとアンジェルがいれば安心だろうと太鼓判を押すほど。


 趣味は鍛錬。好きなものはビールと魔法


「新体操の選手にして風氷の女王」  アンジェル・ルナ・スターウェイン


 ルズイークの妹。代々王家を守護する役目の家柄出身で、リボンブレイドと言う特殊な関節剣を用いて、それに氷や風をエンチャントさせ攻撃を繰り出す。新体操が得意で、身のこなしも非常によく大魔法の約半分の行使を行えるハーネイトも期待する新人の魔法使い。


 性格は割と強気で思ったことをバンバン口に出すも、根はとても優しくハーネイトに好意を抱いている。



「50㎞の腕を持つ男」 リシェル・トラヴァコス・アーテンアイフェルト



 機士国出身の若き狙撃手。家はもともと代々科学者の家計だが、自身は封印されてきた伝承の力を受け継いでいると感じ、軍隊に入る道を選ぶも兄と姉から反対され、家出してルズイークのところに来たという。


 恐るべき狙撃精度を誇り、通常のライフルでも10㎞以上先の標的に絶対必中。また専用ライフルを用いれば50㎞以上先の標的も打ち抜ける。これは彼が伝説であり、また異端として迫害されてきた「魔銃士」の力を持つことに起因する。


 魔銃士は魔力をすべて打ち出すことに特化した魔法使いであり、好戦的な人が多く戦争を繰り広げていたという。そのため魔導師ジルバッドとその仲間たちが彼らを排除した経緯がある。

 性格はやや斜に構えているところもあるが、総じて好青年。見た目こそ荒っぽく見えるが礼儀正しい。一応いいとこの出なのでその習慣が抜けないところもある。


 趣味は車やバイクの運転や収集、アニメ鑑賞。銃の手入れも欠かさない。


 狙撃銃のほか、重火器、ナイフ格闘も得意であり戦闘性能の高さはほかの人たちに引けを取らない。


 ハーネイトを師と仰ぎ、旅をしてきたが彼と出会い、弟子となった。そして彼に魔銃士の力を教え互いに切磋琢磨し成長する関係になる。


「神の右腕を持つ男」アル・ポカネロス・アーテンアイフェルト


 リシェルの父方のおじいさんであり、伝説といわれているエージェント。早撃ちはリシェルよりも上。それと重火器を使いこなすマフィアのボスみたいな雰囲気の男。大のギャンブル好きで、右腕は黄金に光ればまず勝てる豪運の賭博王。


 魔銃士とは何か、覚悟を決めたハーネイトとリシェルに教え込む二人の師匠。一殺やゴールドマンとは知り合い。


リンドブルグの住民たち


「狂王と呼ばれた、最強の古代人」ハルディナ・ニコ・アンダーソン


 オルティネブ西大陸の端にある、リンドブルグという大きな町の町長。図書館の館長でもある。

見た目は三つ編みおさげと丸いメガネの文学系地味目女子だが、格闘戦においてはハーネイトを上回ることもある実力者。ハーネイトを気絶させあごの骨をぶち折ったのも彼女。

 おっとりしており、物腰柔らかく、ほんわかした雰囲気を見せるが、お姉さんぶってハーネイトの事務所に駆け込み女房状態と化している。

 彼女とシャムロックは兄妹であり、ともにマッスルニア帝国の人間だけが扱える戦技「気閃グランシエロ」の達人。見た目を裏切るその凶悪な戦闘能力は、ハーネイトをもってしてかなわないといわせてしまうほど。


「転移現象に巻き込まれた歌舞伎役者の剣士」婆羅賀 伊三郎 (ばらが いさぶろう)


  異世界から流れ着き、日之国ではなく、リンドブルグに住むことになった歌舞伎役者の男。日本で歌舞伎の稽古中に、突然次歪門が現れ、仲間もろとも吸い込まれた。アクシミデロに来たはいいが、ばらばらになった仲間を探している。


 いつも傘を持ち、仕込み傘である。魔物退治をする傍ら、傘や小物を作ったり、一人で舞を見せて観客からお金をいれてもらい生活している。結構な有名人であったが、ハーネイトが来てから注目が薄れ、嫉妬していた。そして戦いを申し込み敗れるも、粋のある戦いが人気を呼び、またハーネイトも異世界の文化が知りたいといい、なんだかんだで仲良くなる。


 時々一緒に飲んでは話をする。ハーネイトが旅立ってからも街の防衛をしていたが、戦況が優勢になると、作戦に加わる。敵に複数のデバフを与え、味方にバフをかける。また居合が得意で、傘を上手に使い魅了するように戦う。


 性格はやや粗暴もので、お酒が絡むと口調も激しくなるが、それでも根っこはいい人。芸を極めることについて、その集中力や探究心は本物。ゆえに融通が利かないことも。ちょんまげと白化粧が特徴的。


「豪快で繊細な魔獣料理人」リラム・テルメロイ・アシム


 リンドブルグにあるレストラン、「リラムキッチン」の店主にして料理長。隣には肉屋もある。周辺地域で牛や豚の近縁種などの育成もおこなっており、ちょっとした会社になっている。豪快な肉料理や、地元産の野菜を使ったサラダなどが特に人気が高く、ハーネイトも時々店を訪れる。ハーネイトが来てから、ハーネイトのファンや料理のうわさを聞き付けた人たちが訪れ売り上げが大幅に上がった。最初はハーネイトのことを知らず、よそ者とみていたが、アリスの話を聞き、改めて歓迎する。


 実は、テッサムの父親。離婚しているため、テッサムと苗字などが違うが、金髪蒼眼やはねた髪などに共通項がある。

 性格は豪快という言葉をそのまま表したよう。大柄な体に、満天の笑みを浮かべる。気さくで話しやすいが、衛生面において相当厳しく、それを守らない人には恐ろしい形相を見せる。包丁やフライパンなどで戦うし、魔法で炎を起こしあらゆるところで調理ができる。


「ハーネイトの弟子にして情報屋を営む少女」ダグニス・ルーウェン・アリス


 リンドブルグに住んでいる、ハーネイトの追っかけをしている人物。中性的な見た目をしているが、女の子である。俺っ子なしゃべり方や服装が男にも見えさせる。ハーネイトファンクラブを立ち上げており、ハーネイトからも公認を受けた名誉ある会長でもある。ハーネイトには、昔がけ崩れで瀕死のところを助けてもらい、それ以降彼の働きを収めたり、支援をするようになる。


 バイザーカーニアの一員にもなっており、ペン型投げナイフの注文やほかの装備品の発注は彼女を通じて行われている。ハーネイトの指導で魔法が少し使え、ペン型投げナイフ2式による魔法陣地作成はハーネイトも絶賛するほど。各地を風魔法に乗って回りながら、情報収集やファンとの交流をしている。


 メッセンジャーとして、支援兵として彼女は大きな存在。しかも、ハーネイトが事務所を構えられたのは彼女のおかげ。ある意味お互いに頭が上がらない。




DGサイドの関係者(新派)


 戦争屋として多くの星を痛めつけ滅ぼしてきたDGを、元の対侵略者対策集団に戻したうえで、能力者だけの楽園を作ろうとした霊量子運用能力を持った戦士たち。



「心優しき異星の褐色巨人戦士」 


 ユミロ・ネルエモ・アレクサス


メルウクという巨人が多く住むはるか遠い星の勇敢な戦士。絶大なパワーを利用しての一撃は驚異。武器も実は自作と言う。知能も相当高いらしく、たどたどしい話し方とは裏腹にかなり計算高いところも。そのため連携攻撃が非常に得意。

彼も実は霊界人になれる素質があり、肩には幾つもの霊がとりついている。他の霊界人(霊量士)による修行のお陰でそれらを行使することができるようになる。


ハーネイトの心意気とその潜在能力に恐れと期待を寄せ仲間になる。連携がうまく優しいうえに愛嬌があるためいつしか主力の一人に。巨体に似合わず時速350kmで走れる。


武器は斧剣・ユグレビリス。4枚の出刃包丁のような刃が自在に動き回転する。後に13砲身のショットガン「デス・サーティーンバレル」を製作し運用する。


 霊量子自体はハーネイトと出会った当時、ほとんど使うことができなかったが鍛錬の結果自在に操れるようになった。もともと素質は高く、自然の声を聴ける才能を持っていたため強力な能力者に至る。



「酒と賭け事、女が大好きな人生を謳歌する強力な霊量士」


ボガーノード・シュヴェルアイディック・イローデッド(9鬼霊のボガーノード)


DG上級幹部。実は生まれつき霊が見える先天的能力者。その特異性と基礎能力の高さから王になれる候補とも言われる。だが本人は金とギャンブル、女が好きでそれについてはどうでもいいという感じ。そのため執行官の予備役であるが、部下から相当舐められている。

9本の収縮槍を常に身に付けている。その一本一本には鬼霊が封印されている。地面に槍が刺さると魔方陣が展開され霊ごとに異なる効果を与える。


また覚醒で霊装現術に目覚めてから鬼霊を物質化して鎧に変化できるようになる。

 家族をDGの新派の一人、パラディウムに殺され、故郷も住めなくなり仕方なくDGに入ったが復讐の機会を長年うかがっていた。

武器は鬼封槍と霊剣。霊量子の扱いについてハーネイトに指導をする代わり、魔法について教えてもらうことになる。性格は真反対なはずなのに、ハーネイトとはうまが何故か合う。


 決戦技は鬼武人・夜修羅及び鬼槍・九陣呪禍くじんじゅっか


「弓の女神に愛される、美しいものに目がない変態麗人」シャックス・ファイオイネン・ヴァリエット


 赤い三日月形の巨弓「フルンディンガー」を用いて遠距離から霊矢で攻撃するアーチャー。


 ナルシストかつ痛みを感じることにも快楽を見出す変態。糸目でいつも眠たそうにしており、不真面目に見える。


 ただ美しいものを追求することに関しては熱い情熱を持ち、それがDG離反の理由となる。戦争で美的財産が失われるのを危惧していた。

 

 実は元々ヴィダールの神柱であり、人として長らく生きてきたと言う。また赤と緑、黒の龍因子を持っているようであるが使うそぶりはない。



「魔法探偵の因縁の相手?魔法剣の達人」 モモノ・ファルフイーレン・リリエット


 DGの執行官予備役である見た目が10代のかわいらしい少女剣士。しかし年齢はそろそろ三十路。婚期に焦る乙女。そしてハーネイトが幼少期の時、同じ道場で修業をしていた。然し彼女が原因でハーネイトは孤立してしまう。


 彼女も反省しており、親族の関係で道場を去ったあと十何年して、運命的な再会を果たす。当の本人はすでに彼女のことを忘れていたというが。


 彼女の霊量子運用能力は異常に高く、また他人の潜在能力を開花させる術も習得しており、DG内での真の実力者ともいえる。


 それは、龍の因子の欠片を多く体内に内包しているからである。

 

 具現霊は「桃色輝夜紅姫」 美しい赤い着物を着た、黒く艶やかに光る髪が特徴的な巨大な剣を持つお姫様。霊量子を無数の刃として振動させることで強烈な破壊力を持つ。


 具現霊について最初はどういうものかをあまり理解できていなかったが、ハーネイトたちと共同で研究を行う中で、霊量子を操る能力の1つとして存在することを突き止めた。


 また、ウルグサスと出会い自分たちがヴィダールと呼ばれる種族の力を宿していることを知る。


 真の決戦技は、高貴なる花騎士の一撃セノ・エスカノージュ



「雨と自然を愛する霊銃使い」ヴァン・プラフォード・レーゲン


 洗脳され連れてこられたとある星のレンジャー。自然を守る活動をしていたが、その能力に目を付けられDGに誘拐されたという。故郷の星は消滅し、行く当てもない。

 雨水を背中のタンクにため、それを精霊の力と合わせ無数の弾丸や剣にする能力を持ち、制圧能力が高い。

 性格は落ち着いていて、ハーネイトに似ているがとにかく目つきが悪い。口数もあまり多くないが、突っ込むと容赦がない。


 決戦技は雨裁魔銃・精霊裁判


「DGの重鎮にして、最強の霊量剣使い」シノブレード・ヴァンデンハイネ・ルクスターク


 ゴールドマンの下で長く参謀として働いていた中年の男。年は40過ぎで、いつもスーツと帽子をかぶっている。ハーネイトたちと戦い、傘下に入ることにした。その後はハーネイトを霊量士の王として教育するために心血を注いでいるという。

 高い霊量子運用能力を持ち、赤と青の光剣を巧みに操り敵を切り裂く。


 決戦技は蒼赤十字斬(クロスダーミネーター・ツインカラードセイバー)


「三度の飯より戦闘大好き、紅蓮を纏いし武闘士」ヴァラフィア・ハイスヴァルヘン・ブラッドバーン


 DGの新派(霊量士サイド)で最も過激、熱い男として有名な22歳の若者。とにかく戦うことが大好き。それは生まれた場所が戦場で、毎日が生きるか死ぬかのやり取りの中で戦いこそが生きていることを実感させてくれるから。魔女セファスの呪魔法に対抗していた優れた精神力を持つタフガイでもある。

 霊量子を炎にし自在に操る技で攻撃をする。また格闘技においてはハーネイトよりもレベルは高い。

 暇な時は組み手か、それか携帯ゲームで格闘ゲームをしているのが普通。ハーネイトについては彼の内面を見抜いたうえで、彼の下でなら退屈しなさそうだと思い割と素直に従っているようである。

 豪快でガサツなように見えるが、意外と手先が器用で服の修繕が得意らしい。


「物静かな、メガネ系霊量剣士」ベルクード・フラーディシエル・ヨハン


 まだ10代にしてDGに在籍していた、異世界人の霊量士。親が日本人とフランス人のハーフだったという。父親の影響で剣を学び、かなりの腕前だったが12歳の時に転移現象に巻き込まれ、行きついた先でDGの幹部、シノとゴールドマンに拾われ彼らの下で暮らしていた。

 ハーネイトたちの傘下に入った後は彼のような凄腕の剣士になるべく修行中。

 性格は生真面目で穏やか、やさしい少年。ハーネイトもその気風を気に入っている。

 日本刀と具現霊による連携攻撃が得意だがまだ未熟な面もありまだまだこれからである。


 決戦技は不動四斬剣


侵略魔たち


「元人間の、天界に恨みを持つ悪魔」リーオ・フューゲル・アステライト


 かつて人間の時に、ある組織の勧誘を断り兄共々暗殺された研究者の男。魂をDカイザーに拾われ彼のもとで修業を積み、自在に悪魔の力を操れるようになった。カイザーのことを父と呼ぶが血縁関係はもちろんない。

 ひねくれ屋で陰湿な一面もあるが、大事なことを伝えるときの顔はとても真剣。意外と面倒見の良いところもある。

 悪魔の力を宿した人間として、表向きはDGに入って活動しながら裏ではハーネイトの監視や手助け、DGについての諜報活動を行っていた。


「かつて侵略した悪魔の息子」D・カイザー


 フォーミッド界と違う次元の世界出身で、数百歳は生きている人型の悪魔。角がご立派で手入れを欠かさない。

 ジルバッドに助けられ、代わりに見つけたある次元の入り口に案内した経緯がある。呪術の達人であり、また剣技においても衰えを感じさせない動きができる。

 ハーネイトについて、かつてアクシミデロ星に攻め込み行方不明となった父、フォレガノを呼び再び戦争を起こす目的で、天界に行った際ある男から話を聞き、その経緯でハーネイトを陰ながら支援し監視して彼の中に眠る魔本の力を目覚めさせるために必要な人物という感じで見ている。 


 

日之国関係者


「若いながらも冷静な、歴代最高の領主」夜之一 青嵐


日之国の現領主。若いながらもハーネイトや家臣の助言をもとに民のための政策を実行し続け、歴代最高の領主とされている。催し物が好きで良く彼主催のもと祭りが開かれている。


性格は常に冷静。しかし冗談を言うこともある堅物ではない感じ。だが年相応な面も見せることがありハーネイトのことを実は親とも思っている。そのため彼が倒れようものなら誰よりも動揺してしまう一面がある。


かつて家臣の一人に両親を暗殺され、自身もその後暗殺されそうになるがそれを救ったのがたまたま日之国に来ていたハーネイトだった。そのため彼には実のところ頭が上がらず、丁重にもてなしている。


個人の戦闘能力は高くはないが、機械の扱いに関してはかなり高い技量を誇り、専用のカラクリ兵器に乗って前線で戦うこともある勇敢な人物でもある。



「文斬の八紋堀」 八紋掘 影宗


文斬流の使い手にして道場「ニ剣八艘流」の道場主。多くの兵を鍛え上げてきた歴戦の侍であり、国の防衛を任されている。


年は32、しかし年々剣の鋭さが増している。


性格は少しそそっかしく、頼りない一面もあるが親しみやすく優しい性格。戦場ではその逆になる。


一刀、二刀流を用いて敵に斬撃で文字を刻む特殊な剣術を使う。また刻んだ文字に応じた追加効果も与えられる。それと魔法を補助的に使用でき、切り札の一つ「ⅮEATH」は5人に分身してその文字を連続で順番に刻み込む大技。

 悪い癖として、戦闘に唐辛子を用いて相手に目つぶしをしたり、自身で栽培した数種の唐辛子を合わせた粉を毎食、大量に米にかけて食べるという奇行が見られる。


 決戦技はDEATH あるいは死の十文字斬り 


「狂犬の田所」田所誠


城の案内係として働いている若者。もとは農民。しかし剣術の才があり剣術大会において八紋堀と接戦を繰り広げたため都勤めになる。代々家に伝わる妖刀をもつ。


性格は普段はおとなしく優しい、物腰柔らかな人。ただし戦場では冷酷無慈悲。狂犬の異名がある。


ハーネイトとは知り合いで暗殺されかけた領主を助けてくれた彼を尊敬している。


 決戦技は威風楼牢



「魔修羅王・郷田」 郷田


国の財務管理を一手に引き受ける見た目に反した理系の侍。巨刀「魔修羅王」を用いての巨体をいかしたパワーで攻撃する。

性格は厳格、ルールを破る輩を許さない。

ハーネイトのことは恩人ではあるが一方的にライバル視している。


「おしとやかな特務部隊「影陽」の諜報員」 お蝶


 かつてハーネイトに助けてもらった町娘。彼と仲良くなり、支えるために特務部隊の試験を受け、合格率3%の難関を潜り抜けた女性。


 ワイヤー十手や担当の扱いが上手で、また警戒されずに話を引き出す話術も持っている。



「真面目で優秀な外科医」紅花三十音


 地球から来た転移者の女医。ハーネイトに拾われ、バイザーカーニアを通じて日の国にやってきた。眼鏡をかけ、目つきは鋭くきちっとしているが、お酒が回ると大変なことになる。


 元居た地球での医療技術を用いて、多くの人の治療を行ってきた。戦闘技術は並みだが、人体に関しての知識が非常に深く、急所を与えることに関してはかなりの腕前。


霧之里出身者


「方向音痴な最強の戦忍」南雲流星


 異世界人と古代人の血が混ざった人たちが暮らす霧の里で忍をしている若い男。髪型や雰囲気はとても独特だが、性格は思ったより落ち着いており、意外な一面を見せることもある。

 非常に重度の方向音痴で、まともに仕事が来ない日々。しかしハーネイトを連れてくる任務を言い渡され、偶然森の中で出会ってから彼の運命は大きく変わった。

イジェネートを自在に使いこなし、高度な忍術と闇属性の魔法を使用できるという。


「努力を惜しまない歴代最強のくノ一」 風魔かざま・蓮・彩奈


 南雲の幼馴染で、藍之進から最も信頼されているくノ一。かつてハーネイトに命を助けられ、彼に追いつくために修練を積み、彼に迫る実力を得た女性。しかし性格に難があり、愛しの彼のことになるといつものそぶりが豹変し周りが見えなくなる。彼もそれを不安視していたが、やはり試験の時にそれが起きた。イジェネートの中で最も強力といわれる白銀伸剣を自在に扱うことができ、また爆弾や忍具などを適切に、効率よく使う。


「忍の長にして先見の明を持つ老剣士」 藍之進


 霧の里を治める人物であり、また忍の学校の学長でもある男。老け込んでいるものの、その目つきと雰囲気はまだ現役のものである。彼も古代人と異世界人のハーフであるとされる。


「潜入や工作に特化した若い忍」葉隠 才蔵


 南雲たちの二年下の後輩。潜入特化の学科を首席で卒業し、最近正式に配属された諜報員型の忍。ひそかにハーネイトの大ファン。いつも銀色の頭巾を身に着けている。

 戦闘能力は高くないが、擬態や気配遮断、追跡術にたける。



ハルクス龍教団関係者


「教祖にしてハーネイトの秘密を知るもの」セフィラ


 すべての龍をあがめる宗教団体の若い教祖。ハーネイトの秘密を知っているようだが、なぞの多い少女である。


 実はヴィダールの神柱の1人にして、兄共々龍因子を初めに宿したヴィダール。そのため龍に変身できるらしい。


BKバイザーカーニア関係者


「地を操る、6聖魔の末裔の一人」ロイ・レイフォード・ヴェネトナシア


 ミレイシアの姉にして、BKの創設者の一人。代々魔法使いの家計であるレイフォード家の現当主。


 魔法工学の発展のため、ハーネイトと協力し新たな魔法の使い方を探求する人たちの居場所でもある近代魔法研究機関を作り上げた。


 魔女などに追われていたハーネイトを助け出し、自身の配下に置いた存在であり、ハーネイトが彼女のような存在を好きになった元凶。


 やや性格は悪いものの、ハーネイトには絶対の信頼を置く。また小柄で貧乳のため妹であるミレイシアと見比べても全く姉妹として似てない。


 実は古代バガルタ人で緑と黄の世界龍の因子を宿している稀な存在。


 魔法と工学と組み合わせた自立兵器の使い手。また大魔法を高レベルで運用できる。




「(棺桶要塞)コフィンアームズの使い手」 セヴァティス・フォーレン・ピエール


 魔法工学を学びにBKに入った小さな魔法使いの家系の末裔。赤髪でアフロっぽい天然パーマが特徴。兵装はコフィンアームズ。背中に背負った棺桶からキャノンやミサイルなどが発射される物であり、魔法工学の結晶の一つといわれる。ハーネイトの教え子の一人。

 実はジルバッドの実の息子。彼の身を守るためジルバッドが違う家に預けたためにハーネイトと接点はなかった。


「自律兵器の使い手」ルクス・ミリアリス・フィガルタ


 ハーネイトの教え子の一人で、ロイの愛弟子。師匠に似た戦術を用いて敵をせん滅する。巨大な4枚の透き通ったオレンジ色のブレードから構成される自立攻撃兵器「アズカイン」を4基召喚し、自在に操れる。


「機士国に潜むBK諜報員」ミリム・ローゼシア・エスカロッタ/ガルドランド・バルティス・オイタナミア


 機士国におけるBKの連絡係だが、ハーネイトの生徒であり魔法を行使できる。


民間救助会社「ゼぺティックス」関係者


「人を殺める道具を、人を助ける道具に生まれ変わらせる男」ゼぺティックス・ハイマン・ロジャー


 ハーネイトと長い付き合いの、民間救助会社の社長をしている30代の男性。通称最初の5人の一人と言われ、ハーネイトと共に夢を実現させるために努力し、今の地位を手に入れたという。消火ミサイルやVTOL輸送機など、多くの製品を生み出し多くの命を助けてきた実績を持つ。


10年ほど前の彼

 機士国周辺の小国ティレニアで発明家をしていた青年。「人を殺める武器を人を救う道具に」という信念に基づいて、数々の発明品を生み出してきたが、行き詰っていた。そんな時、ハーネイトがティレニアにやってきたことを知る。

 そこで、悪友でもあったテッサムとシザーズとともにハーネイトのもとに行き、話やアドバイスを聞く。そんな中、町で大火災が起きる。ハーネイトも消火活動をするが、火元となったある家に、少女が取り残されていると聞く。大量の魔力を消費して魔法が使えないハーネイト、そこでロジャーは消火グレネードを用いて、火の勢いを抑え、ハーネイトが突撃し救出することができた。少女は全身にやけどを負うも、ハーネイトが治療、テッサムが薬膳料理、シザーズが縮れた髪のカットと懸命に世話し、少女は助かった。ハーネイトは旅をするため離れないといけなかったため、会社を興したいという彼のために旅で集めた大量の資金を、身寄りを亡くした少女の養育費もまとめてロジャーにプレゼントした。

 ロジャーは腹をくくり、ハーネイトから渡された古代遺産の地図をもとに、巨大な移動基地型機械を発見、整備する。そして、民間救助会社「ゼペティックス」を設立、各地で災害救助を行いながら、製品の販売で利益を上げる。

 このためハーネイトには頭が上がらない。機士国から渡されたフューリオンを改造し、土木工事や救助用にカスタムしている。

 性格は実直でまじめだが、時折ひねくれたことも言う。恩は絶対に返す派。


「パイロキネシスな女秘書」ルテシア・ハルシオン


 ロジャーの下で秘書として普通は働いている20代の女性。ハーネイトらに命を助けられそれ以来、彼の役に立てるようにと精進してきた。大剣の扱いが得意で、特異体質である発火現象を合わせた獄炎剣で敵を制圧する。ロジャーのことをお父さんと思いつつも、たまに邪険に扱うことがある。


10年前の彼女


 ティレニアに住んでいた少女。火事で両親を亡くし、ゼペティックスに引き取られた。ハーネイトたちのことを覚えており、何よりも火事の中、意識が薄れゆく中で助けてくれたハーネイトに惚れている。彼に恩を返すため、彼女は修業し、炎の大剣「レーヴァストラ」を自在に扱う剣士となった。


 実は、彼女は古代人の因子を強く受けており、火事の後にそれを自覚し、ハーネイトもまた同じ匂いがするという。

 火にトラウマがあるが、その力を前に向けて、業火を操りながら敵を葬る。解放作戦の際に再会したときは真っ先にハグをした。ゼペティックスのことはおじさまといい、仕事を手伝っている。とはいってもハーネイト以外には結構辛辣なことを言う。エレクトリールも苦笑い。古代人こそ最優であるという無意識が、そうさせる。ハーネイトの謎を解く一つのカギとして彼の本当の能力が何なのか、ヒントを出してくれる。古代文字をすべて読めるので、ハーネイトと行動を共にすることも。


性格はとびっきり明るく、笑顔が絶えないポジティブな女の子だが、火事の後しばらくはずっとうつむいていた。

 それでも、辛くても前に進むのは恋心が突き動かすからである。実は一番の危険人物かもしれなく、ハーネイトが彼女を

もしも拒めば、恐ろしいことになる。幸い、結構タイプと言うみたいで、凄まじくラブラブなところを見せつける。


ハーネイトの昔ながらの友人


「魔獣料理の天才にして魔獣料理会副会長」テッサム・テルメロイ・ラスタフ


 ハーネイトの友人であり、ともに魔獣を有効利用するため発足した魔獣研究会及び魔獣料理会のメンバーの一人。

 リラムの息子であるが母方に引き取られたためずっと父には会っていない。料理がとにかく好きでハーネイトが好む料理をもっと提供できるようにと常に精進している。

 気さくな男で友好的だが、食材を前にすると仕事人の顔になり素早く調理を行う。酒はよく飲むがたばこは吸わない。ハーネイトについては夢を追い続ける大切さを教えてくれた恩人として見ている。


「豪放磊落な、カリスマ美容師」シザッツ・ヘイアノーツ・カーマン


 ハーネイトの古い友人にして、各地を回りながら独特な散発術で人々を魅了と恐怖のどん底に陥れたワイルドな見た目の青年。

 彼の美容師としての腕は一流なのだが、めちゃくちゃに切りまくるように見えるそのやり方は初めて体験した人にトラウマを植え付けるほど。

 しかし仕上がりは客の望むとおりに仕立ててくれるので結果的に評判が上がり、店を構えていた。しかしDGの侵攻で店を壊され、テッサムに連れられミスティルトシティまで来たという。今はテッサムの助手として慣れない料理作りを行っているという。

 彼の持つ鋏は「忌鋏いみばさみ」いわば呪われた代物であり、相手の魂すら切断できるとか。先祖代々受け継がれたその鋏で彼は伝説を作り上げてきたのだという。




レイフォン騎士団関係者


「騎士団の紅一点にして凶暴な騎士」フリージア・レイフォン


 王子たちが率いるレイフォン騎士団の中で最も血の気が多く、過激な女性剣士。美しい黒髪をポニーテールにまとめ、鋭い眼光で敵を射抜く。

 ハーネイトとはそれなりに腐れ縁であり、彼がレイフォンで捕まり裁判になった時に試練として剣を交えた経緯がある。

 武器は赤く輝く妖魔剣、フラヴスレイド。瞬光魔紅破(イザルガミネート・ブランジアー・クリムゾンフォース)が彼女の切り札。赤きエネルギーを剣に集め、一気に放出し全てをなぎ倒す。


「レイフォン騎士公国の第一皇子」アレハンドロス・レイフォン


 レイフォン騎士団の総隊長にして、第一王子である30代の魔剣士。妹や部下に振り回されながらも国をしっかり守ってきた優しい男。

 少し頼りない一面もあるが、気さくで明るい男。国民からの人気も厚く、ハーネイトも彼の人格の良さはよく評価している。

 蒼く輝く大剣、エルマルゴウスから放たれる蒼龍撃フェルス・エグザストールが彼の最大切り札。




魔獣戦線「ガルマザルク」のメンバー


 かつてハーネイトに、成り行きで助けてもらった人語を話せる高等魔獣(半魔獣人)ハーネイトの真似をして、独自に同族たちを守るためチームを組む。ハーネイトとも一応交流しており、仕事をもらったり、困難な、ときにたすけてもらったりしていた。DGが同族をとらえていることに憤り、戦いを挑む。

 また彼らは、南大陸にすんでいる凶悪な魔獣の群れが北上するのを防ぐという重要な役目も任されているという。


ルクルザイン・レイストゥム


ダウムゴブリン族の勇敢かつ頭脳明晰なゴブリン。リーダー&作戦立案。小柄で非力だがその分頭はよく回る。ハーネイトですら出し抜くほどの奇策はメンバーの窮地を幾度となく救ってきた。

 性格はクールで至って常に冷静な、他の同族ゴブリンとは全く違う気質を備えた、いわば突然変異。


ボブラス・ドグ


ジャイアントオークの戦士。非常に頑丈で、囮役や突撃担当。大型の魔獣に対して力押しで撃退できる貴重な戦力。しかし足が遅いのでそれをどうするかがカギ。


レコーン・ミランダ


フォクシニア族の狐の女戦士。身軽でスピードをいかし翻弄する。暗殺と密偵担当。ハーネイトに結構ほれ込んでいるようである。


ミキャット・プエルピト


カルニア族という、猫と人間が合わさった、いや、ほとんど人型の猫耳半魔獣人。高速戦闘が得意で、レコーンと連携し敵集団をずたずたにする。彼女とはそんなに仲が良くないが、理由はハーネイトを巡る取り合いに起因する。


イグザルド・ドラクティッド


リザラズ族の龍戦士。やや性格は悪いが仲間思い。特殊な武器を使っての破壊工作や撹乱がメイン。ハーネイトのことを変わり者だと思いながらも、内心はとても感謝している。そのため彼がもし窮地に至った時は何が何でも駆け付けるという熱い心を持っている。



フォルコ・イーゲル


フィーン族の鷹とピトフーイのキメラ鳥人。レイピア二刀流の使い手。なかなかにひょうきんな男だが、その鋭い眼光は確実に敵を捕らえ、絶命させる恐ろしい鳥人。ハーネイトの在り方に共感し、自分らもああでありたいと思い、日々戦っているという。



ブラッドル編


ザイオ


エンぺリル


 

 ヴラディーミル・ガンヴァレーノ・ヴェスカトリポカ

  古代人でミロクの後輩。3剣者の一人といわれ、微細機械の扱いに長ける、暗殺者。DGとの戦闘でDG側に入っていったが、それは古代人を追うためであった。遺跡に眠りし同胞が悪事を働かないように監視しながら、彼らの目覚めを防ぐため行動していた。魔女セファスの計画の中には、最終的に遺跡の古代人を目覚めさせ、星を滅ぼそうとするものもあったという。邪神ヴァルナーの仕業でそれは防げたが、独自に調べた情報から古代人がヴィダールの血を引く神人であることが分かり、その女神が目覚めた時に何が起こるか分からないため阻止しようと奮闘していた。

 ひょうひょうとしており、とらえどころのない一面があるが面倒見はよい。


 決戦技は微小機兵・軍大剣。ナノマシンを集め剣として攻撃。斬られた傷口はふさがらない。


ヴァルター・フォン・ゴッドフリート  軍事技術部門の最高官。


 腕や足、頭が分離するサイボーグ軍人。DG離散後ある街を占拠していたが、ハーネイトたちと交戦、軍門に下ることになる。

 以前からハーネイトたちに関心を寄せており、その中で古代人についてある秘密を突き止め事前に対策を考えようとしていた。


 体が全部機械化されているため、分離しての自在な攻撃を実行可能。偵察も得意。


 分肢砲 体を分離させそれぞれからレーザー攻撃

 分肢乱舞 体分離後、突撃しフルボッコ

 分肢包囲 分肢砲オールレンジ攻撃

 分肢拳  いわばロケットパンチ

 

メッサー・ゼクス・ヴェイレシュミッター 軍事技術部門の副官

 足と手首、ひじに鋭い刃を仕込んでいる暗殺者。DGの中でも屈指の実力者だが、正当に評価されていないことに不満を抱いていた。そんな中ハーネイトの存在を知る。しかもフューゲルの話から古代人とかかわりがあるのではないかと察する。彼の人柄を見たメッサーはヴァルターに進言する。ゾニーとは被検体同士仲間である。


 死刃 デスパーダ 4本の刃で前方を突っ切る

 死刃腕 デスパーダ・ブラッソ ラリアット気味に敵を切る

 死刃斬魂歌 デスパーダ・レクイエム 腕を回転させながら突撃斬り

 双刃 クロスパーダ




DG残党VSハーネイト編


ゾニー・ヴィンセント



 DGの武器商人側に元々いた、ZBN計画の被検体の一人。体が変質しほぼ不死身な状態と化すゾンビ兵士となっている。元はある星の警察官として働いていたがDGに捕らえられ、ある注射により人生を狂わされた。そのためDGを恨んでおり、武器商人と研究者たちの抹殺をすべく白い男の活動に便乗してAM星に来た。ドウラたちと出会い、目的が同じなため共に行動することになる。ハーネイトを見て消えかけた記憶の一部を思い出し、記憶を取り戻すことと仲間を守るため、ヴィダールの刺客たちと戦う。戦い方をある程度変えて特化することもでき、

 近接=腕や足から鋭いブレードを展開 砲撃=骨弾や溶解液などを飛ばす

 支援=味方を守る盾を体から生み出す

 などの戦法をとれる。性格はおとなし目で感情をあまり出さない方。しかし憎き敵を見つけた時は激昂する。


ドウラ・コルチニカ・ヴェレーノ


 DG旧派略奪チームの長。50過ぎの妙齢の女性。笑い方がとにかく豪快で、押しの強いおばさん。サブマシンガンと重剣を用いた突撃戦法を主に、部下たちと連携して略奪する。元はある星で有名な盗賊団のリーダーだったがDGにより壊滅、DGの宝を奪うため暗躍していたという。

 ハーネイトのうわさを聞き、ヴァルターたちと出会ったおかげで部下10数名と共にアルザードに入社することになる。諜報チームの副官として、部下を鍛え上げる教官として活躍することになる。ヴァルターたちと共に来たが宇宙船が墜落し別々の場所に落ちたという。


スルード


 メルウク人。ユミロと兄弟分で、木の枝が無数に生えたような槍、樹木槍ユグドラの持ち主。普段は長い棒だが、スイッチを入れると刃が無数に展開し大樹のようになる。これを回転させながら突撃することで敵陣を崩す。

 ユミロたちと偶然出会い、追ってにおわれていることをいう。魂食獣に襲われていた。ユミロの姿を見て、自身もアルザードに入りたいと申し出た。ユミロよりも豪快で少しドジなところもあるが頼もしい一面を見せる。


ヴェアトリーテ・ベラヤ・シムロ


 霊量子を狙撃銃から撃ちだし攻撃する、白い髪とはかなげな表情が特徴的な16歳の少女。リシェルと出くわし戦うも、彼らの心の在り方に感動を覚え、仲間に加わる。


ウォークロート・ミタカ・スキヤギ


元地球人で、DGに入ったとある諜報組織の諜報員。帽子とコートが特徴的で刑事のように見える。格闘術は得意だが、本業は密偵。後に出会う響の父の知り合い。両刃の持ち手が非常に広い剣を使う。


ウッシュ・ガロー・バスティアンガー


 反体制側の情報収集担当。戦闘には不向きだが、偵察用機械の扱いに長けた情報戦の達人。エレクトリールを助けた男、ヴィノ・ロベリト・アルヒストラの友人。彼を殺した武器商人たちの部下を倒すため、エレクトリールと暫く行動を共にしていた。



忙しい日々が続きますができるだけ多くの人にキャラを知っていただけたいです。キャラ数の多さが一つの売りですのでキャラ一人一人に個性をしっかり持たせています。

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