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神(チャラ男)と神(苦労人)と俺(被害者)

「おいおい、スズキっちを睨むなよしょーねん!」


 自然と眉が寄ってしまったらしい。それよりも誰だ?何時から居た?


「黒木様、此方は異界転移事故対策係の担当の…


「あぁ、それは言わなくても良いよスズキっち。しょーねん、オレ様の事はふっきーとかふっくんで良いぜ。」


 ………ハァ、貴方様がそう仰るのなら私は何も言いませんが閻魔様には報告させて頂きますね?」


「ちょ、マジで!ちょい待ち、スズキっち。落ち着いて話合おうぜ!お袋に言うのは無しだ!確かにオヤジの名を語ったのはマズかったけど、そりゃー無しだ!お袋はマジでジョーダンが通じねぇんだからさ!」


「おい、コントなら他所でやってくれ。すまんな、黒木 一。この阿呆は当代の泰山府君様と閻魔大王様の息子でな。今は神名を持たないんだよ。


 おっと、こんな阿呆の紹介よりも俺の自己紹介をしようか。俺は今回の事件で新たに『インフィニティア』の管理神となった元人間のバルテロ=ヴォルシュテイン。まあ早い話が今回、君が転生する先の神の一柱だよ。」


 神?あんなチャラ男が?確かにこっちの苦労人っぽい人はどことなくオーラがあるので何とか納得するんだけど、それにしても『インフィニティア』だってでもそれって?


「転生って確定なんですか?それに『インフィニティア』って父さんのゲームの架空の世界じゃないんですか?」


「あーすまんが転生は確定だ。こっちの都合で悪いが君クラスの潜在能力を奪われる訳にはいかないんでね。それともう一つの質問についてだが……


 ん、あったこれだな。今から25年ほど前に君のご両親はこっちの世界に巻き込まれ召喚されているな。その当時の記録によれば第三次エクスター侵攻や世界樹大戦等で功績を挙げている。その後、真の勇者として当時のファミリア教皇、ユーミル法王、蓮華教大僧正の三大宗教の共同での帰還の儀で元の世界に帰還している。


 それでどうも黒木 一真はその時に見た異世界を君にも見せたくて似た世界を生み出したとそう言うことらしい。」


 どうやら何か問題があるみたいだね。それよりも父さんと母さんが異世界に行ってたのか道理で時々人間離れしている訳だ!

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