否定から始まるやつはだいたいクズ
初投稿です。何かと誤字脱字などで迷惑をかけると思いますが、一人でも多くの方に閲覧していただけるよう、頑張っていくつもりなのでよろしくお願いします。
エピローグ
好きな人との出会いなんてものはいつでも唐突ではない。
転校して来たり、図書館で手を触れ合わせること、もしかしたら夢で人と入れ替わったりすることなんかもあるかもしれない....という人がいる。
そんなわけがない。そんな突飛な出会いは浮世には存在せず、そういうことがあるのは一つ下の次元だけである。
しかし100%ないわけではない。それでもその確率は非常に低く確率的には1%にも満たないがギリギリ起こりうる事象だと僕は思っている。
ここまで色々言っていればわかるだろうが僕はもちろん一目惚れなんてものは全く信じていない。この出会いは運命ーやら数年越しの出会いーやら。そういうのも論外だ。
僕は恋愛小説やらライトノベルなどに関してはあまり興味がないのでわからないが友達に一人、そういうのに詳しいヤツがいるので、そいつからたまに聞くと僕が論外だと言ったものは当たり前のように出回っており、むしろ運命が全く関わって来ない恋愛小説なんてありませんよ!!とまで言われる始末であり僕はそれ以来恋愛小説を忌避している。
しかし今、僕は忌避していた恋愛小説のブースで一人、突っ立っている。
とりあえずこの状況を端的に言うと待ち合わせである。なぜここなのかは聞かないでほしい。僕もよくわからないからだ。
彼女はまだこない。暇を潰すため、僕は辺り一面に広がる恋愛小説を見回した。ある本には『あまりの俺様加減ににキュン死間違いなし!』という売り文句があった。キュン死ってなんですか。
他にも『二人の運命はきっと永遠』やら『来来来世でも君を探す』などの売り文句。見たくないとめをそらせどそらせど逃げ場はない。僕は、恋愛小説という牢獄に閉じ込められてしまったのだろうか。こんなことなら転校生に近所の案内の約束なんてしなければ良かった。そう後悔したそのとき。慌ただしい足音が聞こえ、
「ごめんごめん。待った?」
牢獄は破れ、
彼女はやってきた。
こんな感じでやっていくんでよろしくです。
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