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Grim Reaper Blood  作者: んご
38/62

38話 復讐者、やっぱり訓練する

誰だよ週1で投稿するとか言った奴……僕だよ…‥。

「んー、どれがいいかな」

ロータスがうんうんと悩みながら声を上げる。


なんの問題もなくプロシャンに着き、現在は自警団の詰め所にてクエストを受ける為依頼の張り付けられたボードの前で相談中といったところだ。


「ねぇねぇ、これなんてどうでしょうか?」

そう言ってアリスが指で指し示す依頼票を見る。


依頼:討伐

依頼内容:

俺の女に手を出した男をぶちのめしてほしい、名前はサバニ、禿頭に右頬の傷が特徴の大男だ。

3番街の酒場によく顔を出す。


報酬:銀貨3枚



「やだよ!!私怨で依頼だしてんじゃねぇよ……てか何が討伐だよ……」

あんまりな依頼内容に思わず叫ぶがアリスは不思議そうな顔で返してくる。

「こんな依頼よくあるじゃないですか」


「だけどアリスちゃん私もこの依頼はやめといた方がいいと思うんだよねぇ」

ロータスは依頼票を見ながら言う。


「どうしてですか?」


「報酬が安いから!!」

きっぱりと言い放つロータス、ほかにもっとましな理由があるだろう……。


「なるほど!!」

そしてなぜか通じ合う二人、確かに報酬については安いなと思ったけど。



「結局どの依頼にしようか」

掲示板に張り付けてる依頼には特にめぼしい物はなく3人でうんうんと悩んでいると後ろから声をかけられる。


「お、3人そろって仕事探しか?」

振り向くとワーウルフの男……ウェルターさんが立っていた。


「あ、どうも、依頼を受けようと思ったんですけどこれといったものが無くて」


「あぁ、この街は今プレイヤーが特に多いからある程度の依頼は速攻ではけちまうからなぁ」

そう言われてみるとそもそも依頼の数自体がエーアストより少ない気もする。


「あ、もし仕事がないならちょっとうちの仕事手伝ってくれないか?ちょっと人手が足りてなくてな」


内容にもよるが僕は受けてもいいと思うが二人の意見も聞くべきだろう。

ちらっとロータスとアリスの方に目を向けると

「私は内容次第かなぁ」

とロータスが言うとアリスもそれに頷く。


なんにせよ先ずは内容を聞いてからだな。






という訳で詳しい話を聞くためにヤタガラスのプロシャン支部にてウェルターさんから話を聞くことに。


依頼の内容は隣町の工業区からギルドの補給物資を輸送する荷馬車の警備だそうで、今回は荷物の中に重要な物があるので最悪それを載せた馬車だけは守らないといけないとのことだ。


一通りの依頼内容を聞いて報酬もそこそこなので3人で相談するまでもなく即決で受けることになった。


依頼を受けたのはいいが隣町に移動するのは昼からなので少し時間ができてしまった。

ロータスは買い物に行くと一人で出て行ってしまってアリスは特にやる事もないので隣で暇そうにしている。

このヤタガラスプロシャン支部にも訓練施設があるのでここで訓練でもして時間を潰すのもいいだろう。

最近訓練ばかりしている気がするがゲームの初期というのは大抵こんなものだろう。

アイテムパックの中身を整理しつつ何の訓練をしようか少し迷う。

ナイフやレイピアもある程度使えるようにはなったが訓練はしておきたいし、体術の訓練とかも気になる。


たまには違う人から習うのもいいかとナイフの訓練にしようと思った時アイテムリストの中の1つに目が留まる。


水平二連ショットガン、軽く存在を忘れていたがこれの訓練をしておこうか、武器補正がない吸血鬼でもクロスレンジで撃つショットガンなら多分中てられるだろうし操作を覚えておいて損はないと思う。


そういう訳で早速訓練費を払い射撃場へと向かう。

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