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夏の終わり

作者: 也屋拓郎

 僕らは川原を歩く。夏の熱気はもう消え去った。花火の火薬の匂いが寂しく感じる。

 彼女は僕の前を歩き、川原の舗装された道の白線を歩く。やじろべえみたいに両手を広げ陽気に歩く彼女は少女だった。

 もう、大人なのに。おかしなやつ。

 僕はそうおもった。そういう僕も彼女の後ろを白線をなぞる様に歩く。

 冷たい風が吹いた。涼しくも冷たい風が僕の目を乾燥させる。

 僕はゆっくりと目を閉じた。こんな幸せな日がいつも来るのだろうか?

 それは彼女も僕も知らないことだった。

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