柴ドリルの高跳びこみ
掲載日:2026/04/04
怒りが「怒りを消せ!」と怒鳴る
環八は渋滞いらず、タイヤと路面は
白煙をあげて甘いグレーズに蕩ける
首都は日常らしき日常のなか
幾何学模様の恋人たちは
猫神様のキッスを嘗める
巷では柴ドリルの高跳びこみが流行中!
クァンタムな知になった半整数は
海底のWi-Fiに遺言を書き残し
ヘビは脱皮を忘れオートクチュール
鳥はノアに憧れもう啼かない
傾かぬヤジロベイは回転を早め
十字架に消えてしまった
どこかでマナーモードらしき音がする!
"Le poete n'apprivoise pas, il depayse."
(詩人は飼い慣らさない、彼は「異郷の気分」にさせるのだ)
――Jean Cocteau




