スマホもネットも沈黙した世界で、俺だけが放送できる件
ラジオ放送100周年記念作品
ある夏の日、日本の上空で「音のない雷」が光った。
それはEMP──高高度核爆発によって放たれた、たった一瞬の電磁パルス。
スマホもテレビもネットも、すべてが沈黙した。
けれど──旧校舎の地下放送室だけは、生きていた。
真空管の送信機。ガリガリ鳴るマイク。発電式のアンプ。
誰もが忘れた“声の技術”を、俺だけが知っていた。
「テスト、テスト。こちら旧・第二放送室。……聞こえるか?」
これは、電波の死んだ世界で、
“たった一つ残った放送”を武器にして、
仲間と恋と敵と──“声”で戦った、ひと夏の青春放送譚。
世界に、届いた。俺の声だけが。
ある夏の日、日本の上空で「音のない雷」が光った。
それはEMP──高高度核爆発によって放たれた、たった一瞬の電磁パルス。
スマホもテレビもネットも、すべてが沈黙した。
けれど──旧校舎の地下放送室だけは、生きていた。
真空管の送信機。ガリガリ鳴るマイク。発電式のアンプ。
誰もが忘れた“声の技術”を、俺だけが知っていた。
「テスト、テスト。こちら旧・第二放送室。……聞こえるか?」
これは、電波の死んだ世界で、
“たった一つ残った放送”を武器にして、
仲間と恋と敵と──“声”で戦った、ひと夏の青春放送譚。
世界に、届いた。俺の声だけが。
沈黙の設計図
2025/07/15 17:00
音が、死んだ日
2025/07/16 17:00
真空管と俺の関係について
2025/07/17 17:00
放送とノイズと1人目のリスナー
2025/07/18 17:00
朗読する少女は、嘘の音を持っていた
2025/07/19 17:00
暗号と沈黙と、少女の視線
2025/07/20 17:00
何が起きたのか、誰もわからない
2025/07/21 17:00
マイクに殺されかけた日
2025/07/22 17:00
テンアゲ少女、電波ジャック!
2025/07/23 17:00
声を奪う者たち
2025/07/24 17:00
もう一人のレンジ
2025/07/25 17:00
声の戦争が、はじまった。
2025/07/26 17:00
電波の片鱗
2025/07/27 17:00
逆襲放送
2025/07/28 17:00
偽声(ぎせい)のトンネル
2025/07/29 17:00
“俺”を消す声
2025/07/30 17:00
もうひとつの声
2025/07/31 17:00
静電の孤独
2025/08/01 17:00
沈黙の地下室
2025/08/02 17:00
誰も、何も、喋らない
2025/08/03 17:00
爆弾に、名前をつけた日
2025/08/04 17:00
放送室の亡霊たち
2025/08/05 17:00
最初のマイク
2025/08/06 17:00
言葉にしなきゃ、届かない
2025/08/07 17:00
緑のランプが灯るとき
2025/08/08 17:00
もうひとつのマイク
2025/08/09 17:00
夜の声、朝のマイク
2025/08/10 17:00
声をつくる理由
2025/08/11 17:00
それ、恋って言うんだろ
2025/08/12 17:00
三つ目の声
2025/08/13 17:00
声の遮断者たち
2025/08/14 17:00
最初のマイクへ
2025/08/15 17:00
人工声帯の罪と罰
2025/08/16 17:00
マイクと銃と、再生ボタン
2025/08/17 17:00
失われた声、取り戻す手段
2025/08/18 17:00
声の連鎖、鼓膜の革命
2025/08/19 17:00
チューニングの、その先へ
2025/08/20 17:00
この声だけが、世界に届いている。
2025/08/21 17:00
もう一度、君の声を
2025/08/22 17:00