『二人の新居と、あかりのひそかな夢』
こんにちはっ
坂下あかりです!
前回、夢野くんと「一緒に暮らしますか?」なんて……
もう実質プロポーズみたいなこと言われて──。
そして今日はついに……
二人で“新居探しデート”です!!
……って言っても、不動産屋さんに行く時点で
私のテンションはMAX超えてたんだけどね。
どうか、最後まで見守ってくださいっ♡
朝から電車に揺られ、夢野くんと並んで歩く。
目的地は駅前の不動産屋さん。
(やば……これ、完全に新婚さんコースじゃない?)
私の脳内では、純白ドレスとウェディングマーチが
すでに爆音再生中だった。
店内に入って、担当さんと挨拶して。
希望条件をざっと伝えて、物件資料を見せてもらう。
「このあたりなら、駅も近いし住みやすいですよ」
「日当たりもいいですし……」
いくつか候補を回って、休憩のとき──
担当さんがふと夢野くんに尋ねた。
「そういえば、今のお住まいは賃貸ですか?」
「はい、そうです。……あ、いや」
夢野くんが少し言い淀んでから、さらっと言った。
「……実は、あの部屋は両親が僕のために買ってくれた分譲なんです」
(……え?)
思考が一瞬でフリーズ。
耳から入った言葉を反芻して──心臓がドクンと跳ねた。
(……持ち家!? あのマンションが!?)
だって、あそこは……
夢野くんが“あのノート”を私に渡してくれた場所。
夢野くんの特性や、苦手なこと、大切にしている想い……
全部が書き込まれた、あの特別なノート。
私たちが初めて深く理解し合えた、あの日の部屋。
(そんな場所が……夢野くんの“持ち家”だったなんて……)
胸の奥がじんわり熱くなった。
だって──それって、もう未来の安心感そのものじゃない?
私は、ふっと息を吸って、さりげなく切り出した。
「ねぇ、聡太くん……私ね、将来、起業したいって思ってるんだ」
「起業……ですか?」
「うん。お客さんが来やすい場所に事務所を作って、
子育てできるスペースもあって……
そこで旦那さんが子どもと過ごしてくれてたら最高だなって」
夢野くんは「へぇ……」と小さく微笑んで、
それ以上は何も聞かずに頷いた。
(あのマンションは二人の新居に決まりだから……
今日は“事務所にもできそうな場所”を探すんだ)
頭の中では、すでに未来図がくっきりと広がっていた。
大きな本棚の前で、夢野くんが子どもを膝に乗せて
やさしく絵本を読み聞かせている光景──。
その隣で、私は夢を叶えた仕事に打ち込んでいる。
(あぁ……こんな未来、絶対に実現させたい……♡)
大好きな夢野くんと……子どもたちと……
幸せな時間をずっと一緒に過ごすんだ。
(……やば、尊すぎて鼻血出そう)
「……じゃあ、今度このマンションも一緒に見直してみますか?」
夢野くんの何気ない提案に、私は迷わず強く頷いた。
(新居探しが……そのまま、私たちの未来探しになるなんて……♡)
ここまで読んでくれて、本当にありがとう!
ねぇ……今回、やばくない?
まさかの“持ち家発覚”で、しかもあの特別な部屋が
未来の新居になるかもしれないなんて……
もうキュンが止まらないよ……!
しかも私のひそかな夢まで聞いてくれた夢野くん、
やっぱり最高に優しい。
脳内ではすでに、
専業主夫の夢野くんと、絵本を聞く子どもたち、
そして仕事をする私……の未来映像が延々ループ中です。
次回は──
いよいよ家具選び&同棲準備編!!
どうか、楽しみにしていてください♡
──坂下あかりより




