『その手を、ぎゅっとしてくれたから。』
こんにちはっ♡
坂下あかりです!
前回……ついに夢野くんがお泊まりしてくれて、
“ふて寝シロクマ”パジャマ姿まで拝めちゃったわたし。
ヘアドライの時間には、“愛”まで感じちゃったんだよね……! でも──
休む間もなく、次なる試練が待ち受けていました。
そう、“パパチェック”開始です!!
今回は……
わたしの大好きなお父さんと夢野くんが初対面します。
心の準備?
ううん、そんなの一瞬で吹き飛んじゃった……!
どうか、最後まで見守ってくださいっ♡
会社のお昼休み、
いつもの屋上ベンチにて。
「今日のお弁当も美味しい……♡」
夢野くんの、
嬉しそうな顔を見てると──
(……もう、おかず全部あげたくなるよね?)
今日は、昨夜あった出来事が
頭の中をぐるぐるしてる。
あの優しい声で……
『あかり……こっち』
って、夢野くんが呼んでくれたの。
あれ、ぜったい夢じゃないよね??
「ね、ねぇ……あのさ……」
「ん?」
「これからも……
“あかり”って、呼んでくれる?」
夢野くんは、ちょっと驚いた顔をしたけど、
すぐに、ふわっと笑って──
「……うん」
それから、私の頭に手をのせて、
やさしくポンポンしてくれた。
「可愛いね。あかり」
(──死んだ♡♡)
(ねえ聞いて!!今“あかり”って言った!!!)
(尊い……いやもう無理……
あたし、よだれの海で泳げるレベルで溺れてる……)
そんなわたしの暴走を知ってか知らずか、
夢野くんが、ぽつり。
「……あかり。今度、うち来る?」
「──え??」
一瞬で現実に引き戻された私。
だけど顔はもう、茹でダコ状態。
「そ、それって……
お、お、お泊まり……ってこと……?」
夢野くんは、こくんとうなずいて。
「うん。別に無理しなくていいけど……
来てくれたら嬉しいなって」
その言葉に、心の中のあかりが
50人くらい飛び跳ねた。
「え、えっと、あの……
わ、わたしも、行きたいなって……思ってて……」
「そっか、よかった」
夢野くんの笑顔に、また一撃。
(これ、乙女ゲームなら完全に攻略成功ルート……)
そして、ちょっと勇気を出して
姉からのお願いも伝えてみた。
「ねぇ、聡太くん……」
「うちのお姉ちゃんが、
この前の水族館のこと、すごく喜んでて」
「姪っ子ちゃんに絵本読んでくれたお礼したいから、
良かったら──実家、来てくれないかなって」
夢野くんは一瞬きょとんとしたけど、
すぐににっこり笑って、
「うん。行きたいです」
「……えっ? お父さんいるけど……大丈夫?」
「もちろん、大丈夫ですよ」
(この子、あっさり受けすぎじゃない???)
(もっとこう……ドキドキして?)
(いや、落ち着いてるのが夢野くんだよね……)
──というわけで、
次の休日に実家へ行くことが決定。
その日、姉と姪っ子が
玄関の前で手を振って迎えてくれた。
「おーい! いらっしゃーい!!」
「こんにちは。今日はありがとうございます」
夢野くんはいつものように丁寧に挨拶して、
私はその横で、そっと手を繋いだ。
あったかい手だった。
(だいじょうぶ。きっと……大丈夫)
そして、玄関を開けると──
「おぉ、君が夢野くんか」
──低くて、ちょっと渋い声が響いた。
(き、きたぁぁぁぁあああ!!!)
(パパチェック、開 幕 ぅぅう!!)
──つづく♡
ここまで読んでくれて──
本当にありがとうっ♡
次回はいよいよ……!
“パパチェック”本番です!!
お父さんからの質問攻めに、
心臓バクバクで、ほんと倒れそうだったけど──
夢野くんがね、
真剣に、まっすぐ気持ちを伝えてくれて……
……もう、涙が止まらなかったんだ。
そしてそしてっ!
ついに……
夢野くんと、初めてのキスもしちゃいましたっ♡♡♡
えっへへ……
今思い出しても、ふわっふわしてる……!
お父さんも、夢野くんを
ちゃんと“認めてくれて”……
これってきっと、
“家族になる”ための第一歩──なんだよね?
次回はね──
初めての夏祭りデート!!
浴衣を着て、手をつないで、
夢みたいな時間を過ごす予定です♡
絶対、キュン死案件……!
どうか、楽しみにしててねっ♡♡♡




