『姉の宣戦布告!?“パパチェック”は突然に』
こんにちはっ♡
坂下あかりです!
前回……ついに“そうた”って呼べちゃったわたし。
あの瞬間、もう一生分のドキドキを使い果たした気がする……!
でも──
恋って、きっと立ち止まれないんだよね。
今回は……
わたしの姉が、またもや爆弾を投下してきます。
覚悟って、どれだけあっても足りないかも……!
どうか、まるっと見守ってくださいっ♡
休日の午後。
カフェの窓際席。
「……で、なんの用なの?」
カフェラテを片手に、姉がにこにこしてる。
(やだ……嫌な予感しかしないんだけど……!)
「そろそろ、次のステップいきましょうか」
「……は?」
「パパチェック」
「は????」
声、完全に裏返った。
「え、ちょっと待って。パパチェックって何!? 何それ!?」
姉は平然と笑ってる。
「専業主夫になってほしいんでしょ?」
「いや、たしかに……思ってるけどっ……」
(早い早い早い!!!)
(だって……キスもまだなんだよ!?)
「夢野くん、他の人にとられちゃうよ?」
「……」
それだけは……絶対にイヤだ。
(たしかに、夢野くんの子どもいっぱい欲しいって思うけど……!)
考えていると、姉が怖いくらいの笑顔を浮かべた。
「ねぇ、今度の土曜日……娘お泊まり行くから」
「……はっ!?どゆこと!?」
「実はね、旦那と二人でお泊まり旅行に行くから……」
(え、ちょ、ちょっと!恥ずかしそうに言うな!!
こっちが恥ずかしいっ!!)
「二人目……欲しいし……ね♡」
断ることもできず、土曜日に姉の娘を預かることになった。
(だったら……夢野くんを家に呼んじゃう?)
妄想爆発!!
夏だ、祭りだ、お泊まりだーーー!!
(よし、誘ってみよ……!)
夢野くん、どんな顔するかな?
水族館で会ったこともあるし、大丈夫……たぶん。
(いや、まてまて……これってドキドキ案件じゃない!?)
姪っ子がいるけど、夜は……ちょっぴり大人の時間があったり……。
「えええええええっ!?!?」
もはや白目。
姉は呆れた顔で、こっちを見てる。
「頑張ってね」
(……いや、なにを頑張るんだ!!!!)
カフェを出る頃には、覚悟どころか鼻息が荒くなってた。
***
月曜日のお昼。
会社の屋上。
(昨日のこと、ずっと頭から離れない……)
お弁当をつまみながら、ため息。
「……あかりさん、何か元気ないですね?」
「えっ!? そ、そんなこと……」
(全部顔に出てる……!!)
「……何かあったんですか?」
夢野くんが、ゆっくり目を合わせてくる。
「あの……土曜日のことで、ちょっとだけ……」
「……話してくれますか?」
その声が、やさしすぎて。
あぁ……この人だったら、なんでも話せるかもしれないって思った。
「ありがとう、“そうた”くん……♡」
口にした名前が、少しだけ勇気をくれる。
「実はね、今度の土曜日に姪っ子を預かることになってて……」
「姪っ子さんって……あの時の?」
夢野くんが、少し笑いながら言った。
「一人暮らしって、こういうとき不安になるんだよね……」
「……」
「ぼく、行きましょうか?」
夢野くんは、ちょっとだけ照れた顔でそう言った。
「……えっ♡ほんとに?」
「はい、いいですよ」
(お泊まりってことだけど……いいのかな……!?)
(ねぇ……これってモニタリングじゃないよね!?)
「……あかりさん、泊まっても大丈夫なんですか?」
(だいじょうぶっ……もう、歓迎の旗準備しちゃうから!!)
***
夜。
お風呂上がり、スマホを開く。
画面には──姉からのLINE。
《土曜日、よろしくねって。
今度、三人で一緒にご飯行こうね》
(……もう、すでに家族扱い……)
スマホを見ていたら通知音が。
夢野くんからのメッセージ。
《パジャマって必要ですか?》
「準備しておくから……大丈夫だよ」
(あぁぁぁぁぁぁ!!もうだめだぁ……!!)
しろまるギュッとして、ゴロゴロ悶えるわたし。
「そうたくんっ♡」
(心臓が……ほんとにもたない……)
でも。
(……でも、やっぱり“そうた”くんが大好き!!)
胸の奥で、覚悟がそっと芽生えた。
“恋人”じゃなくて、“家族”になる未来のために。
(頑張る……!!)
わたしは小さく、ぎゅっと“しろまる”を抱きしめた。
ここまで読んでくれてありがとうっ♡
今回は──
姉がついに“パパチェック”を宣言して、
お泊まり計画まで進行しちゃいました!!
心臓バクバクすぎて、何度倒れそうになったことか……。
でもね?
“家族になる”って、きっとこんなふうに少しずつ進むものだと思う。
次回は……
ついに“お泊まり当日”!!
夢野くんと過ごす、特別な夜。
どうか、応援してくださいね♡
──坂下あかりより♡♡




