『姉と母の共犯!?恋愛作戦、ばれました!?』
こんにちはっ♡
坂下あかりです!
前回は……水族館デートに姪っ子ちゃん同伴♡
夢野くんの“家族力”に、わたし……ますます惚れちゃいました。
でも……恋は待ってるだけじゃ進まない!
今回は、姉と夢野くんのお母さんがついに動きます……!
予想外の作戦会議に、わたしの心臓は大忙しです。
どうぞ、まるっと見守ってくださいっ♡
休日の昼下がり。お気に入りのカフェの窓側席。
「……で、なんの用なの?」
向かいに座る姉が、にこっと笑った。
「そろそろ、夢野くんを家族に紹介しなさいよ」
「……な、なんでそんな話に!? まだ付き合いたてだよ!?」
目が泳ぎ、ちょっと焦り気味に言うあかり。
姉は冷静に微笑んで、 「だって、結婚するんでしょ?」
その言葉が、ぐさっと心に突き刺さる。
(そ、そんな……早すぎるよ!でも、夢野くんとはそうなるのかな……)
不安と興奮が入り混じり、何かしらの覚悟を持たなければいけない気がした。
「しかもね?」
姉がスマホを取り出して、にっこりとした笑顔で言った。
「夢野くんのお母さんと、連絡取ってる」
(待って、マジで……!?)
「……は???」
言葉を失うって、こういうこと。
「え、いや、まぁ、したいけどっ……」
顔が熱い。目も泳ぐ。
「お母さんね。『あかりさんに会えて良かった』って言ってたよ」
「……っ」
(……なにそれ。なんか……うれしい……)
「そろそろ、ちゃんと家族にも顔見せなさい」
「……は、はい」
素直に頷くしかなかった。
***
月曜日。会社の屋上。
お弁当を並べて、夢野くんと並んで座る。
「……なんか、元気ないですね?」
夢野くんが、じっとわたしを見た。
「……え? そんなことないよ?」
「そうですか?」
(やばい。全部顔に出てる……)
「……ねぇ、夢野くんのお母さんって、どんな人?」
夢野くんは、少しだけ考えて──
「優しいけど……ちょっと心配性です」
「そっかぁ……」
「どうしてそんなこと、聞くんですか?」
「……ひみつ♡」
夢野くんは、ちょっと困った顔をして笑った。
***
仕事帰り。
スマホが震えた。
画面には──
『夢野聡太 母』
(……でた……!)
おそるおそる通話ボタンを押す。
「もしもし……?」
『あかりさん? こんばんは』
「あ、こんばんはっ!」
『……あの、今度、よかったら……家に遊びにきませんか?』
「……えっ」
『あかりさんと、ゆっくり話がしたいんです』
心臓が、トクンって鳴った。
「……はいっ。ぜひ、行かせてくださいっ」
『ありがとうございます。楽しみにしていますね』
通話を終えて──
胸の奥が、あたたかくなった。
(……そっか。家族になるって……こういうことかも)
***
夜。
ベッドにごろんと寝転がって。
しろまるを抱きしめる。
(わたし……覚悟決めなきゃ)
恋人じゃなくて。
もっとずっと、深いところで。
夢野くんの隣にいたいから──
(……よしっ)
大きく息を吸って、目を閉じた。
その夜、夢に見たのは。
夢野くんが、わたしの手を取って。
「一緒に生きていきませんか」
って、言う未来だった。
(……そうた♡)
わたし、思わずぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた。
(どうしよう……こんなに、胸がドキドキしてる)
思わず顔を赤らめて、ぬいぐるみをぎゅ〜っと抱きしめて、クッションをぎゅううってしてる自分に恥ずかしくなったけど、でも──
(次、絶対に名前で呼んでみよう♡)
もう、“そうた“って名前だけで胸がぎゅーってなる。
(次のお弁当タイム、どうしよう……呼べるかな、呼べるよね、呼びたいな……)
明日の昼、楽しみすぎて寝れない!!
この想い、どうしよう──
ここまで読んでくれてありがとうっ♡
今回は、あかりの姉と夢野くんのお母さんが……
まさかのタッグを組んで動き始めるお話でした。
家族って、なんだかんだ言って一番の応援団なんだなぁって、しみじみ。
でも、恋も結婚も、全部まだこれから。
わたしは、夢野くんの隣に立てるように……
もっともっと、まっすぐでいたいって思います。
次回は──
ついにお母さんとの“お茶会”スタート!!
爆笑&ドキドキの連続……予感しかしません。
どうぞお楽しみに♡
──坂下あかりより♡♡




