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「多分、ほかのやつと勘違いしてると思うんだけど…よし、」

妖精に向かって手を向ける。

「生命魔法【活性】」

妖精を淡い光が包み込む。

生命魔法【活性】は体を活性化させ、状態異常時間低下、自然治癒力増加を付与できる。

「君に何かしてきたやつと僕は違うよ。何かあったなら話聞くよ」

妖精は茫然とした表情で、逃げようとしていた手を止める。

危害を与えないというアピールのために妖精から一歩離れる。

「実は僕ははぐれのゴブリンでね。少しでも何があったのか知りたいんだ」

「あなたは…いえ、わかりました。あのゴブリンたちとは違う存在なのですね」

コクン

「では、私たちに何があったのかを話します…」



……



「なるほど。つまり、今まで友好的に接してきたはずのゴブリンが突然人間種を引き連れて村に来たと」

「はい。私たちが拒んでも、ゴブリンは納得しませんでした。人間種はゴブリンたちにとてもなじんでいるようでした。」


どうやら妖精たちは、突然現れた人間種に対し攻撃を仕掛け、それを見たゴブリンが自分たちの友を傷つけたという風に思ったらしく、妖精に攻撃。

妖精たちは驚きによって無抵抗で、その攻撃を受け、一名が致命傷を負った。

それに激怒した妖精の長がゴブリンたちと会談。悪びれしないゴブリンたちに煮えを切らし、妖精たちがゴブリンに宣戦布告。

そうやってゴブリンたちとの抗争が巻き上がり、最初は妖精たちが優勢だったものの、その後行方不明になる妖精たちが急増。

原因を探るために人員を割くがそのすきを狙われ、妖精が一気に不利になったらしい。

(突然行方不明になる妖精が急増?どう考えてもおかしいだろ。多分人間関係だろうな…)

(さて、俺には今選択肢が二つある。一つはこの妖精たちを救って目当てのアレを手に入れること。もう一つは…)


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