~きょうぞろい~
序章ーーー始まりの日
20XX年春、田島雄太は今にも踊ってしまいそうなドキドキを胸に三所中学校の体育館に向かった。この日は雄太の入学式なのだった。
雄太は小学校の知り合いのいない中学校を選んだ。
雄太は小学校の頃の友達は0人。今度こそ友達をいっぱい作ろうと思い入学した雄太。
早速体育館で新入生の名前が読み始められた
『秋田実乃梨』
『はい!』
『……』
名前が呼ばれ始めると雄太は周りを見渡して、友達になれそうな人を探し始めてみた。目が飛び出そうなほど可愛い子。え?中学生だよね?ってくらい幼い子。
『田島雄太』
『…(いい人いないな)』
『田島雄太』
『…(うわ、あの人イケメンすぎる)』
『田島雄太!!!』
『うわっ。はい!』
先生に勢いよく呼ばれて焦ったようにして返事をした雄太。
雄太は顔を赤くして下を向いた。
入学式が終わり1年C組だった悠太は、黒板に貼ってある、座席表を見て席に座った。
すると突然うしろから鋭い声で話しかけられた。
『よぉ、お前さっき何ぼーっとしてたの?まさかA組の秋田実乃梨さんに見とれたんか?』
『…(入学式で見てたイケメンさんだ名前はなんて言うんだろ。)』
雄太は見とれてぼーっとしていると
『あぁまずは名乗れと?俺の名前は小野寺翔だ、よろしくな』
『え、え、えっと、僕の名前は田島雄太です、よろしくくででです。』
雄太は小学校の時は先生以外と面と向かって話したことがなく、動揺して話してしまった。
『めっちゃ震えてるやん。やっぱりお前おもしれぇはよろしくなゆーた。』
雄太は微笑みながら頷いた……このあとの事件も知らずにいい笑顔で……
あとがきどーも序章書いてみましたコメント頂けるとやりやすいですよろしくです!