第7狩.ジャック・ザ・リッパー
「あなたやっぱり炎の狂戦士ね。」
その男は「ほう...」と言うと左手首に固定してある機会の《変装OFF》と書かれたボタンを押した。するとモザイクが数秒かかってその後鮮明になる。
身長は大差無いが軽い兵装服が消えて重い黒鎧があらわになる。西洋風の鎧なのに腰には日本刀を差している。柄の部分をみると《武蔵》と刻まれている、柄と刀身の間には紋章が刻まれている。《水戸家》の紋章だ。そうあの水戸黄門がいつも何かあると見せびらかしているあの紋章!
そして被っている兜はと言うとオーストリアの皇帝マキシミリアン2世が使っていた兜だが鎧に合わせて黒く塗りつぶされている。そして少し皇帝マキシマミリアン2世の兜と違う所は顔の所に無数にある穴が無くなっている。そして目の位置に一本の赤いラインが描かれている。そして途中で酸欠にならない為に顎には5個ぐらいの小さい穴がある。
「良くぞ我の正体を見破ったな。」
そう言いながら足の両足の後ろに付いてあるトゲトゲしたやつをカチャン、カチャンと鳴らして歩く。
「我は炎の狂戦士であるにそう違いない。」
そして日本刀・武蔵を鞘に納めるとカチャンカチャン鳴らして近づいてくる。
「君達の言う人を殺さないと死んでしまう感染者だ。」
「え?何それ?」
俺は恐る恐る聞いてみると令子は呆れたように溜息をついて聞く。
「あなたまさか所長に何も聞かされてないの?」
そして俺はコクリと頷くと令子は頭を抱えた。
「あんたには後で教えるわ。」
そう言って自分の指を小刀で切ってその血を切り裂きジャックの左手の甲に小さな魔法陣を描いた。そしてこう唱えた。
「我と魂の契約を結びし者切り裂きジャック、いや、ジャック・ザ・リッパーよ!」
すると小さな魔法陣が紫かかった黒色の光を放つと令子は続けた。
「我の血を媒介にし力を増せ!」
そしたら今度は切り裂きジャックの地面に魔法陣が出てきた。そして同じく紫かかった黒色の光を放つと切り裂きジャックのマスクは赤と黒から白と黒に変わった。そしてマスクに描かれた表情は一層に不気味さを増しまるで殺人の快楽を知った人の様に変わった。
「契約…かく…認…敵を排除。」
そして付近に散らばっている狂戦士の連れの屍体で濡れたアスファルトをもう一度、蹴り飛ばした。




