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人間狩り  作者: 変態ロリおじさん
第壱章.分身
6/10

第6狩.炎の狂戦士

骨騎士(スケルトンナイト)!」


そう言うとまた数本の骨を投げた。投げ出された骨の下には黒い魔法陣が描かれた。そして骨は魔法陣に堕ちると今度は骨の馬に乗った骨の戦士が数人現れる。


大柄の男は連続で斬りかかってくる切り裂きジャックの鎌と斧を避けながら反撃を試みる。


「灼熱の大地割り!」


大柄の男はそう言うと彼の日本刀がオレンジ色に光る。そして力いっぱいで地面に振り降ろすと地割れが襲ってくる。切り裂きジャックはそれを軽く避けた。大柄の男は今度は日本刀を鞘に納めると腰を低くして右手で柄を掴み、左手は鞘を掴む。


「豪熱の居合斬り!」


すると切り裂きジャックは骨騎士(スケルトンナイト)を盾にし更に鎌と斧をクロスさせて防御した。


大柄の男から放たれた居合斬りは目には追えない速度で斬り出され鞘に戻された。すると骨騎士達は熱で溶けた。


切り裂きジャックは溶けてはしなかったけど居合斬りの衝撃波で洸哉と令子の元まで吹き飛ばされる。


「え、ちょッ⁉︎」


切り裂きジャックは洸哉と令子の上から覆い被さった。


「いててて…なんだあいつめちゃくちゃ強ぇ!」


洸哉はその時自分の右手に柔らかい感触があるのに気づく。


「きゃっ⁉︎」


「え⁉︎」


洸哉は思わず手を引っ込める。


「あ、ごっごめん…」


すると令子は顔を赤らめながらも冷静を装って。


「い、いいから貴方も早く戦って!」


「お、おう」


洸哉はそう言うと左手を伸ばし刺剣(エストック)を差し出した手の人差し指と中指の間に挟んだ。


宅沢流(たくさわりゅう)金剛砕(こんごうくだ)き!」


そして指と指の間から放たれた突きは大柄の男へと一直線に進んだ。


だが大柄の男はそれを防御(ガード)もしようとせず右手で刺剣の先端部分の横を掴んだ。するといつの間にか大柄の男の右手の拳が洸哉の腹部にめり込んでいた。


洸哉は顔をしかめながら右脚の膝を大柄の男に蹴り込んだ。すると大柄の男もそれに気付かず腹部に衝撃を感じた時に顔をしかめた。そして数メートル後ろに吹き飛ばされる。


「炎炎の拳!三連射(バースト)


彼の右肘からは煙が吐き出された、そして右拳も赤くなる。物凄い勢いで加速した右ストレートは洸哉の顔面目掛けて放たれた。だが洸哉は避ける事なく真っ直ぐに走り出す。するとスライディングして大柄の男の足を蹴飛ばすと大柄の男はそれを回避出来ずに体を前へ向けて転んだ。


洸哉はスライディングの勢いで大柄の男に覆い被されるのをギリギリ回避して立ち上がる。


すると見ていた令子が大柄の男に聞く。


「貴方まさか炎の狂戦士(バーサーカー)?」

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