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最強2人のダイナミック国救い!  作者: オリオン
第1章、ドジッ娘神様の失敗
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シューリン国

俺達はリリーナ達と一緒にシューリン国へ行くことにした。

2人の話ではかなり小さな国らしいが、実際どうなんだろうか。

考えてみれば、国なら騎士ももっと居るはずだ、しかし、護衛の騎士はアルデのみだ。

俺はこれに疑問を持った。


「なぁ、国なら他にも騎士が居るはずだよな? なのに何で姫様の護衛はお前だけなんだ?」

「シューリン国に居る騎士は私だけなんだ」

「お前だけなのか!?」{アルデだけなの!?}


俺と麻依は同じ様に驚愕した。

しかし、まぁ、聞えては居ないだろう、麻依の叫び声は。


「うん、シューリン国は本当に小さいんだ、それに一応国って言ってるけど

 実際はそうじゃないんだよね、私はお姫様じゃ無くてどちらかと言えばお嬢様だし」

「どういうことだ?」

「私は国王の娘じゃなくて、貴族の娘なんだよ、あの場所で唯一のね」


はぁ、と言う事は、分類的には村かな。

街なら金に困ることも無いだろうしな。


「だから私は村で唯一の貴族で村の指揮を任されているお父様の娘なんだよ、だからお嬢様」

「じゃあ、なんでアルデは自分を騎士だなんて言ったんだ?」

「村ではシューリン家は国王のような物、だからそれを護る私は騎士と言う事だ」

「でも、アルデちゃん、なんで無償で私を護ってくれるの?」

「私達の為に必死に頑張ってる姿を見たら、自分に出来ることをやろうと思うよ

 それが私はあなたを護ることだったってだけ、それ位しか無いから」

「アルデちゃん、ありがとうね」


この2人は結構仲が良いみたいだな、ま、そうじゃないと無償で護衛なんてしないよな。


{仲が良いね、あの2人}

{そうだな}


2人は笑いながら顔を見合わせている。

そして、俺達はシューリン国に到着した。

周囲はもうすでに暗く、殆ど明かりも見えない。

この村には明かりになるような物は無い、と言う事だな。


「ようやく帰ってきたよ・・・馬車に乗ってるだけでもしんどいや、あ、ごめん、2人は歩きだよね」

「私は大丈夫だ、鍛えているからな」

「俺もだ、不思議と全く疲れてない」


あれだけの距離を結構なスピードで移動してきたのに、俺は息切れ1つしていない。

途中での休憩なんて無かったってのによ、どんな肉体だよ、これ。


{そうなの? 私は何だか疲れたんだけど}

{意識だけなのにか?}

{あなたの体の中に私の体もあるって忘れないでよね}


そういえばそうだったな、確か体も引っ付いたんだっけ。

と言っても、普段と変化は無い、てか、変化があったら誰かに言われるだろうし。

やっぱり融合という感じなんだろう。


{なるほど、だからお前はしんどいと}

{そうだよ、私の体の方は疲れてるんだよ、多分}


うん、麻依の方は本当に大変だな、体は動かないのに疲労はちゃんとあるって。


「それじゃあ、私はお父様に報告してくるね」

「えぇ」

「分かった」


そして、リリーナは馬車を操り、少し遠くの少し大きめの家の中に入っていった。

あそこがシューリン家の家か、貴族の家とは思えないな。


「じゃあ、浩助、あなたは私の家に泊まりなさい、部屋ならあるから」

「あぁ、分かった」

「いい? 変な気は起こさないでよ? あくまでお礼のような物だからな」

「ん? 分かってるよ」


変な気って、そんなの起こさないって、何てったって俺の意思の中には。


{分かってるよね? 駄目だからね? 女の子と同じ家に泊まるからってさ!}


もう一つの意思があるんだから、こんな状態で変な気なんて起こすかよ。

まぁ、例えこれがなかったとしてもそんな変な気なんて起こさないがな。

そもそも、出会ったばかりの女の子相手だからな。


「お邪魔します」

「部屋は2階にあるわ、好きに使ってね」

「分かった」


俺はそう言われて2階に上がり、部屋の扉を開けた。

そこはもの凄くごちゃごちゃしている、これは眠れない。


「・・・アルデ、掃除とかはして良いのか?」

「掃除? あぁ、そういえば2階は物置だった、良いよ、掃除くらい」


そして、俺はとりあえず周囲の掃除を開始した。

この部屋は模擬刀、髪で出来た兜など色んな物が置いてある。

アルデが子供の頃の物をここに置いたと言うなら、昔から剣とか騎士とかに憧れていたんだな。

そんな中、1冊のノートのような物を見つけた。


「なんだ? これ」

{ノートみたいだね}

「呼んでみるか?」

{ひ、人のノートを勝手に読むのは・・・良くないと・・・でも、気になる・・・}

「まぁ、そうだな、人のノートを勝手に読むのは駄目か」

{そ、そうだよ、うん}


そして、俺はそのノートを奥の方の机の上に置いた。

まぁ、とりあえず、これで眠れそうな場所は確保できたな。


「よし、寝るか」

{もう眠いからね}


そして、俺達は今日は寝る事にした、その日の夜、俺は夢を見た。


「おぉ、夢の中では形はあるのじゃな」

「ん? あ、女神様! あれ? あれ!? 私の体がある!」


その夢ではしっかりと体がある麻依がいた。

服装は白く、宝石が入った藍色のリボンが胸に付いている、帽子から出ている髪の毛にも付いている

髪留めにも宝石がある、帽子は黒く魔法使いのような帽子だな。

髪の色は赤っぽく、髪の毛は長かった。

目の色は白で、結構変わった格好をしているな。


「麻依ってこんな服装をしてたのか・・・」

「違うよ! 私はこんな服装じゃ無いって!」

「いやぁ、これは妾のイメージじゃ、魔法関連の能力を与えたし、こんな感じかなって言うの」

「髪の毛の色とかもか?」

「あ、それは本当だよ、私は赤いんだ、目の色は白なんだけどね」

「そうなのか?」

「それに、浩助も結構変わった服装だよね、と言うか君ってそんな顔だったんだ」

「ん?」


俺は自分の体を見てみた、確かに何だかすごくゴツい鎧を着ている。

俺、こんなゴツい鎧は着たことが無いんだけど、これもこの女神のイメージか?


「浩助の服装も妾のイメージじゃ、どうじゃ? まさに攻撃型という感じじゃろ!?」


女神は結構嬉しそうにそう語った、見た目通りで、この女神は若干思考が幼いんだな。


「それにしても、浩助って結構普通なんだね、顔が」

「普通で悪かったな、普通でよ」

「悪くは無いよ? でも良くもない、うん、本当に普通だね」

「確かに名前も結構ありきたりだしな・・・」

「普通が一番難しいのじゃ、自信を持たぬか」


女神に励まされると、少しは元気になるな、ドジでも神様だし。


「さて、まぁ、今回お主らを呼んだのは簡単じゃ、実はの妾はあっちの女神と相談して

 ある可能性を見つけたのじゃ」

「可能性ってなに?」

「そう、それは錬金術じゃ! この錬金術を使えば、もしかしたら麻依と浩助を戻す方法が

 あるかもしれん!」

「おぉ、じゃあ、私も自由に動けるようになるんだ!」

「そうじゃ、あくまで成功したらじゃがな、しかし、レシピは分からないんじゃ」


錬金術にもレシピってあるんだな、知らなかった、てか、錬金術ってそもそもなんだ?


「えっと、錬金術って何だ?」

「私も知りたい!」

「麻依、お主は何か分からないのに喜んでおったのか・・・まぁ、そうじゃな、説明しよう

 錬金術とは魔法の力が宿った釜に色んな素材を入れ、別の道具にするというすごい物じゃ!」


魔法って便利だな、本当に。


「すごい!」

「そうじゃろう、じゃから、その釜を探すことを目指せばよいのじゃ!

 レシピは妾と奴で考えるから、待っておれ!」


あの女神がそう言うと、周りが暗くなった。

そして、目を覚ますと周囲が明るくなった家の中にいた。

もう朝か・・・ふむ、錬金術の釜ね、探したいが、今はこの国を何とかしたいな。

折角の縁だし、そうだな、麻依と相談してみるか。

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