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この世界には自分じゃ変えられないことがある
そんなこと誰だって知ってるし
誰だってわかってる
あたしだって知ってるし、当然ながら分かってるんだよ？
運命は変えられない
定めは変えてはならない
壊してはならない
誰が決めたかなんてあたしには到底わかりそうにないけど
運命は誰の手でも変えることは出来ないから、運命
定めは世界が決めたこと
壊してはならない
でもそんなこともわかってるし、変えようとは思わない
変わったら便利だろうし、今よりももっと融通がきくだろうし
でも変えてしまったらどうなるのかな
あたしはあたしでいられるのだろうか
今までがとてつもなく悪かった訳じゃない
悲しいほど優しかった訳じゃない
でも満足だった訳でもない
運命が現実が
もしも“今”が変えられるのなら、変わってしまったのなら
あたしはあたしでいられるのだろうか
この進んだ道の先には、向こう側には一体なにが待ってるのかな
もしかしたらもうあたしではいられないかもしれない
変わってしまうかもしれない
後悔なんてしたくないから、今に正直でいたいんだ
この道に賭ける想いはもうこの一生に無いぐらいの最期の賭けなの
賭けてみようか
たとえ一瞬のその刹那
この道にあたしの最期を賭けてみようか
進んだ道の先に待ってるものが何なのか
あたしの運命が何なのか
歩き出してみるのもいいかもしれない
あたしは
あたしの運命のために
迷わずにいきたいんだ
後悔なんてしたくないから
あたしはこの道を歩き出す―――――
このお話はD&W勇者とリンクしておりますっていうかまだ最初のほうですのでそこまで絡んでないんですけどね。ファンタジー初心者ですので頑張っていきたいと思っていますのでD&W勇者、D&W魔法共々これから宜しくお願いします！
