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久々の更新です。本当にすみません。

「俺はただ、お前と仲良くしたいだけなんだ。なんでわかってくれないんだ。」

しかし彼女は、決して振り向くことなく俺の前から姿を消した。


「待ってくれ!!」

汗びっしょりで起きた。ただ今の時刻6時24分。いつもの起床時刻より、1時間と6分ほど早いお目覚めだ。窓の外は、うっすら真夜中の余韻を残している。

「何だったんだ、今の夢は。」周りを見渡し大きく一呼吸おいて早足でリビングへ向かった。

母は、もう起きていた。「どうしたのこんな早くに?」というありきたりな質問を軽く流し朝食を済ませた。


その後、特に母と会話することもなく、家を出る、時刻は7時05分。普段ならまだベットの中のはずなのだが今日はなぜか制服を身にまとっている。不思議な思いにとらわれながら道を進む。「しかしなぜか、とてつもなく大きな違和感が俺の後ろに、付きまとっている。」様な気がした。

学校が始まるまでまだ1時間以上ある。


「そうだ!」あることを思いついた俺、一応思いつきには忠実に動くように心がけているが、なぜこのように考えたか自分でも全く見当がつかない。

「遠回りしよう!」、ということで普通に行けば、最高24分32秒、遅くても30分あれば学校まで行ける道のりを、今日は、あえて遠回りをするということになった。


いつもと違う道、普段なら人でいっぱいの道であるはずなのに今日は閑散としている。道を変えるとやはり景色も、何もかもが全く違う。なんともいえぬこの感覚を一歩いっぽ、肌とその他器官すべてで感じ取り、体全体がこのなんともいえぬもので満ち溢れていた。


ふと、目を横にやる。そこには、なんともいえぬもので満ち溢れている俺にとって、許容範囲をはるかに超す。もう破裂寸前まで追いやられるものだった。

そこには、確かに「大屋」と記されていた。


俺は思わず言った「ここが奴の本丸か、いざとなったらここをたたく。小さなアパートの一階、右から三番目だ。忘れるな」そして俺は、5分ほどその場を動けなかった。なぜなら、彼女が出てくるかもしれないからだ。しかし、期待とは裏腹に、ドアは、微動だにしなかった。


しょうがなく学校へ向かう、最大パワーを発揮するために充電中の太陽を時折見つめながら、小さな非日常が、学校に着くという事で、終えようとしていた次の瞬間。目の前にありえない光景が映った。

大屋さんだ。あのさらっとした長い髪の毛は、大屋さんそのものだった。しかし、今日は、学校なのにその大屋さんは、制服を着ていなかった。もちろん、私服を着ていた。そのことを疑問に思いつつ、前へ進むと、彼女も首をかしげながらこちらを見てきた。そして、5秒にわたるお互い目だけを合わして会話をしない、”冷戦”状態に陥った。しかし、この均衡を打ち破ったのは、彼女の発言に他ならない”大屋大佐”が口にした言葉は、あまりに衝撃的で、こちらの勢力がすべて陥落したに等しかった。


「なんで制服着てるの?今日は、土曜日だよ!」


そうこれが、とてつもなく大きな違和感の正体だった。



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