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魔王様

「魔王様、貢物です」

「隣の国の赤竜が出現して暴れてます」

「魔王様、城の今季の予算ですが…」

まだ10代に見える長い耳、黒髪の少年が豪奢な椅子に鎮座して話を聞く


「ふむ、貢物は金銀財宝に美人が三人、美少年が一人…金銀財宝は貰っておくが

美人と美少年は私の夜の相手用なら帰してやれ

私には恋人がいる」


「まぁ、彼等に行き場がないなら、何か仕事を」


「悪い火竜は退治するか、追い払うか…隣国は私の庇護下にある」


「今季の予算か…しかし、頼まれたとはいえ、気がつけば私が魔王とは」苦笑する


「アジェンダ様あ〜」黒猫耳の美少女がお茶とお菓子をワゴンに乗せ、部屋に入って来た

クマさんチョコケーキにウサギの白い菓子に

紅茶、ジャスミン茶


「ああ、私のアリサ」「お茶とお菓子です」

「アリサ、いつも有難う」

「いえ、そんな」赤くなり嬉しそうに笑う猫耳の美少女アリサ


「ところで…アリサ、同人誌の原稿は大丈夫かな」

にこやかに微笑して一言


「え、ええ、どうにか…次の同人誌イベントまでにこの世界から無事に戻れると良いのですが」


「うむ、帰還の魔法陣を探している…手掛かりもあるから大丈夫だよアリサ」

「はい、アジェンダ様」



ラブラブな二人を見ながら部下の魔物達は

羨ましいそうであった。




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