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愛情を教えて

作者: 秋灯
掲載日:2026/07/19

「愛情を教えて。」


いつから僕は捨てられて

いつまで大切にされていた

分からねぇさ

ほんとにさ…


横に眠るボロ布の

頭を撫でて抱きしめる

これを愛情というのでしょうか

出しゃばった頭が痛い


いつから僕は捨てられて

いつまで大切にされていた

分からねぇさ!

嫌になっちまうさ!


自分の事を話す時

みんなに変な顔をされる

これを隔絶というのでしょうか

嗚呼、察する心が痛い

傷みを知って物足りない


結局愛情とは何なんだ

歪んだ記憶の中心に

鮮明な現実が刺さる

瞬けば捨て子?

ここは処理場

僕のは愛情?

きっと違う…



 ちょっと周りと違う環境で育った子供は、その環境がみんな一緒だと思い込む。暴力も、理不尽も、暴言も…何もかも、それが愛情だと最初は頭が錯覚してしまう。しかし大人になるたびに気づく。自分は異常だ。ならば「愛情」とはなんだ。何にも分からないまま、自分で自分を廃棄する。それは普通になろうと思って。隔絶を恐れて。

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