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7 超大怪虫テリオ・アポリト・メガロス・エドモ

メガロス・エドモはバサバサと空を飛び、飛来するとたまたまそこに邪剣の男たちが連れていた奴隷の少女がいた

ズドン!

一撃で踏みつぶされる

そこに一切の情などありはしない!

きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

人々が悲鳴をあげ、平穏な空気をかき消していく

少し肌寒い夜のできごとだった。

メガロス・エドモが鳴き声をあげたわけではないが、歯を鳴らす。

キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

悲鳴に似た音が響いた。


メガロス・エドモ

Lv80




Lv80!Lv80だあああああああああああああああ!にげろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

雪崩れるように人が逃げていく

もはや人類に勝ち目はなかった。

よせばいいのに酒場から冒険者たちが駆け出してくる。

勇敢な戦士たちを前に住民たちは歓声の声をあげる

冒険者だ!頼む!やっちまえええーー!

頼んだわよー!

しかし、冒険者の誰ともなく言った

こ、こいつは・・・。メガロス・エドモだと!

その名を聞き冒険者ではない住民たちの顔色も変わる

あれだけ最強を自負していた邪剣の男がおびえるのも無理はない。

見上げる巨体を前に誰もが戦意を一瞬でそがれる

彼らもベテラン冒険者、凄腕冒険者ではなくとも歴戦の勇士だ。

自分よりも体格差のある敵とは何度も戦っているはずなのだ。

しかし、それらとメガロス・エドモは明らかに格が違う。

そのはるか上空に影が姿を現す。

あれは!魔王バゴアだ!あいつが黒幕か!

バゴアはすかさずメガロス・エドモの目の前に姿を現すと風の玉を撃ち出す。

す、すごい!あれが魔王の魔法!魔法武器とは違うのか!

魔王クラスの怪物たちとまったく戦闘経験がない冒険者たちがバゴアの魔法を見て驚くのはしかたがなかった

魔法武器以外にこの世界で魔法を扱えるものなどバゴアたち魔王の存在以外にいないのだろうから。

空を駆ける風の玉、それもものすごい連射速度と風圧だ!

わあああああああああああああああああああああああああああああ!

流れ弾のウィンドボールが一瞬で宿屋を粉々に吹き飛ばす

100個のウィンドボールがメガロス・エドモに激突、風が吹きすさぶ

Lv9の羽帽子をかぶった新米冒険者が叫ぶ

そんなことより、俺たちの街だ!俺たちが守るぞ!

魔王はどうする!

おおかた自分の邪悪な実験で目覚めさせた怪物を自分で処分しようとしているだけだろうよ!せいぜい利用してやろうぜ!

「「おおおおおおおおおおおおお!」」

戦士たちが雄たけびをあげる

俺が止める!

激戦地の中心に羽帽子が剣を片手にとびかかる

うおおおおおおおおおおおおお!

同じパーティーの頬に傷のある男戦士が後に続き

おう!

踊り子の女も立ち向かう

あんたたち!逃げんじゃないよ!

男僧侶は奇妙なことに笑っていた

あはははははははははは!あはははははははははははは!

女僧侶は杖の魔法武器を両手で構え

主よ。パリョ・テオスの導きを・・・。そう祈ることで羽帽子に強化魔法を付与する。

突撃していく冒険者たち若さゆえの無知で勇猛果敢な振る舞い。

馬鹿野郎!

と叫んだのはベテラン冒険者だ。

血相をかかえて新人たちのカバーガードに回り込もうとする。

しかし、面倒見のいい性格が災いして数秒後、身体中の骨を砕かれる運命にあるのだった。

ズダン!

とげとげのしっぽが横なぎに降り降ろされ、

羽帽子、傷の男戦士、女踊り子、があっさりと跳ね飛ばされ絶命。目が光を失い首がくの字に変形している。

惨殺と呼ぶのがふさわしい壮絶な最後だった。

そしてそんな彼ら彼女らを守ろうとしたベテラン冒険者も投げ出され、地面を転がり、ビタリと止まると、ブルブルと体を痙攣させる。

パパああああああああああああああああああああああ!

そこに泣きながら駆け付けたのが黒服の少女

仲間の少年も駆けつける

信じられない結果に僧侶が泣き叫ぶ

いやああああああああああああああああああああああああああああああ!

男の僧侶はやはり、狂っていたのか。

あはははははははははははは!と、狂ったように笑い声をあげる。

古い顔なじみの邪剣の男は悪態をついた。

クソ!馬鹿が!馬鹿が!馬鹿が!

部下が自分の名を何度も呼ぶが

うるせええええ!おめえら!逃げるぞ!あんなやつ勝てるわけねえ!

5歳の少年がベテラン冒険者の名を何度も叫ぶ

白服の少女が一人だけ冷静だった。

どいて!と言って少年を突き飛ばしてから黒服の少女に話しかける

力を貸して助けるのよ!

言われるままに呼ばれた黒服の少女が魔法で突き飛ばされた少年から魔力を受け取り

白い服の少女に魔力を移動させていく。

魔法武器以外による魔法の行使、あきらかな常識外の行為も目の前の惨状を前に誰もが見逃していた。

戻ってきて!

魔法武器で行うのと似た初歩的な回復魔法を連続して繰り返す

その間に15歳の青年がメガロス・エドモを前に何もできず頭から丸かじりにされた。

バリバリバリンチュ。

不気味な雰囲気を持つフードをかぶった女が何をするでもなく。それをじっ、と見つめていた。

そこにすかさず魔王バゴアが飛来すると両手を前に伸ばし

ハァッエェーー!

気迫を込めた叫びをあげ、強大な風の力でメガロス・エドモと激突する。

一方で冒険者たちはいまのうちに態勢を建て直し始める。

おぬしたち!ここは引けえええ!

頼もしくも応援に駆けつける武者。しかし雑魚。

おい!力を貸せ!

おう!

友人の格闘家と勇敢に戦う型を構える

それは何千回と繰り返し研磨した戦闘技術の塊だ。

邪剣!お主もだ!力を貸せ!

く・・・お前ら・・・この馬鹿がああああああああ!

そう叫んで邪剣を構える男、なけなしの自尊心が邪剣の男を駆り立てた。

豚面にモヒカンの凶悪そうな盗賊の男が駆け付ける

お待ちくだせい!

馬鹿!おめえらは逃げろ!

俺たちもやりますぜ!

細くとも筋肉質な盗賊の男

水くさいですぜ!

盗賊の男

殺す!

魔法使いの男

やってやる!

お前ら!

私たちも行くよ!

女弓使いがそう声をかければ

男戦士、女魔法使いたちが武器を構え

酔ったままの女戦士も立ち上がろうとする

女僧侶がこめかみに汗をながしながらつぶやく

く・・・勝てるの?

頭に角のはえた兜をかぶった戦士。酔っている。

鼻の高い戦士の男。酔っている。

お団子頭の女戦士、戦う気だ。

金の長髪に巻き髪の女戦士は強大な怪物を目の前に恐怖し戦意喪失していた。無理もない

男ではあるが麗人の戦士、彼は酔った勢いで服を脱いで露出していた女戦士にマントをはおわせると、華麗な手際で剣を抜き放つと言う

クールに行こうか。

盗賊のクールだった男は

どどど、どーーーしよう!

と慌てふためき

女盗賊は

いやあああだあああああああ!

酒場ではよわよわしかった魔法使いが

二人ともしっかりして!と怒っているが足が震えている。

男の戦士は無言でナイフを抜き放ち

女のビーストテイマーは愛玩用に小さな魔物に特殊な木の実をかじらせると小さな魔物が犬ほどのサイズに巨大化する

グルルルル!

最後に武者を英雄視した若い男の戦士が言った

あの人なら・・・勝てる!

誰かが言った

新米冒険者は後ろから補助に徹しよ!中堅はベテランに続け!いくぞ!者ども!

「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」

戦闘体勢を整えようとしていたときだった。

メガロス・エドモが凄まじい光を放ち、肉薄していた魔王バゴアをぶっ飛ばす。

ぐおおおおううううううううううううううううううううううううう!

魔王は砲弾となって家の壁を砕き、壁にめり込むように叩き込まれた。

苦しそうにもだえているのが見える。

そこに遅れて現れたのは魔王マーゾだ。

ま、魔王マーゾ!闇の魔王まで!いったいどうなっているんだ!

驚く冒険者たちの声を無視してマーゾは言った。

大丈夫か!

ええ、とても心地いい・・・くらい・・・ゴフッ!

魔王バゴアが血を吐く

強がるな!いま治療を!

魔王たちがそうこうしている間に発光の勢いを増すメガロス・エドモ。

次の瞬間、光の中から膨大な魔力によって形成された新たな皮膚が、もともとあった皮膚の上に重なり二重構造を持つメガロス・エドモを超えた超大怪虫が誕生する。

マーゾはつぶやく

なんなのだ・・・やつは・・・。

バゴアがそれに答えた。

マーゾ、あれは・・・進化だよ・・・そう、さしずめ・・・。テリオ・アポリト・メガロス・エドモ・・・。

まるで殻をかぶった甲羅のような体、体表の美しい模様は樹木の断面に似た丸模様がいくつも重なったもので、それがドクドクしい色合いでキラキラと光っていた。

それは魔王バゴアの力を吸い取り、復活しただけにとどまらず、平均値の性能を大きく超えた。メガロス・エドモの新たな進化形態だった。


≪テリオ・アポリト・メガロス・エドモが現れた≫


キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

テリオ・アポリト・メガロス・エドモが歯を鳴らす

明らかな力の上昇を誰もが肌で感じ取る。

さきほどまでの戦おうとする気概などまるでなりをひそめ、静寂がその場を支配していた。

う、う・・・・・・うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

恐怖に錯乱しつつも果敢に立ち向かう人間たち

初手、テリオ・アポリト・メガロス・エドモの降り降ろした前足がジャリを飛ばし

え・・・。

石つぶてが弓使いの女の顔面を貫いた。

絶命。即死だった。それほどまでの実力差だ。

おおおおおおおおおまああああああああえええええええええええええええええ!

石を投げようとしていた男戦士が

ぼえ!

弓使いの女を殺したときに偶然、壁に激突して散弾のようになった小石に串刺しにされ絶命。

魔法使いの女が魔法武器の杖を構え

はあああああああああああ!

ひどく弱い風魔法を打ち込むが肌を軽く傷つける程度だ。

イノシシ程度なら即死になる一撃だ。決して弱くはない。

傷をつける。

その表現が正しいかは不明だが、人間が体のかゆい部分をかいた後にわずかに皮膚が白い線を作ることを傷をつけたと呼ぶなら傷をつけたことになるのだろう。

女のビーストテイマーは木の実をかじらせ犬ほどのサイズに巨大化させた魔物をけしかける。

行け!ヨッキー!

グルルルル!

魔物のヨッキーがテリオ・アポリト・メガロス・エドモに噛みつくが逆に頭からニョロリとした管を突き刺されジュージューと中身を吸われてしまう。

ギィー!

断末魔の悲鳴をあげるヨッキー

ヨッキー!いやぁぁぁぁ!

ビーストテイマーが泣き叫ぶ

女戦士は立ち向かうおうとはするが

ああ・・・うう・・・

酔っているため顔を赤くしたまま戦おうとしてテリオ・アポリト・メガロス・エドモをにらみつけるが動けないままだ。

戦局はすでにガタガタ、冒険者たちは完全に油断していた。

ろくな準備もせずこれだけの相手を前にうたげの席での襲撃、当然の結果だ。

女僧侶は

私は・・・は・・・わたし・・・は・・・。

腰を抜かして震え上がってしまっている

邪剣の男が飛び込んだ。

やろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

邪剣!

邪悪な呪いの力が襲い掛かるがテリオ・アポリト・メガロス・エドモの強すぎる昆虫の力に瞬時に消滅させられる。

お、俺の邪剣が効かない!

惚けるな!すぐに退け!

武者と格闘家がテリオ・アポリト・メガロス・エドモをあさく触るように攻撃する

深く踏み込みすぎれば奴の間合いに入り瞬殺、攻撃相手を絞られれば振りきれず瞬殺だろう。

そのための複数人でのかく乱、セオリーどうりの正しい戦闘スタイル、ただ実力差が開きすぎている。テリオ・アポリト・メガロス・エドモが全力を出せばすぐに間合いを詰められ瞬殺されるだろう。だからこそヘイトを買いすぎて怒らせてはいけない。綱渡りの攻防だった。

邪剣の男と入れ替わるように

豚面にモヒカンの凶悪そうな盗賊の男がナイフを振りかぶり

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおらあああああああああ!

細くとも筋肉質な盗賊の男もナイフを振りかぶり

せえええええええええええええええええええええええやああああああああああ!

盗賊の男が鎌を振り回し

しゃあああらああああああああああああああああああああああああああああああ!

魔法使いの男が魔法武器の杖を使い。弱い電撃を叩き付ける

でやああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

しかしそんなものはまるで意味がない。

テリオ・アポリト・メガロス・エドモがタックルをしかけるとまるで城でもまるごとぶつけられたかのように冒険者たちが跳ね飛ばさていく。

ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!

ぶえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!

ぼええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!

うんぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

跳ね飛ばされたのは邪剣の男の仲間たちだけではない。

突撃したテリオ・アポリト・メガロス・エドモの進路にいたほかの冒険者たちも被害となった。

頭に角のはえた兜をかぶった戦士、鼻の高い男の戦士、麗人の男戦士、全員押し潰される。

麗人の顔が潰れていた。こうなってしまっては色男も何もあったものではない。

ゴハ!ゴハ!

運よく当て身程度で済んだお団子頭の女戦士も臓器が潰れたのか鼻と口から血へどを吐く

仲間の女騎士が叫んだ

女騎士が泣きそうな顔で呼びかけるが瞳孔が開き始めお団子頭から一切の返事がなくなった。

絶命。

ゴゴゴと音を立ててテリオ・アポリト・メガロス・エドモが巨体を動かすと体勢を立て直した。

邪剣の男が叫ぶ

お前らあああああああああああああああああああああああああああ!

うううううううううううううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!邪・剣!

弱い呪いがテリオ・アポリト・メガロス・エドモに立ち向かい同じように消滅すると串し刺すようにトゲトゲしたしっぽが邪剣の男を貫いた

ぐは!

しっぽから投げ捨てられる邪剣の男。

胴を引き裂かれなかったのは幸運と呼ぶほかない

上を向き空を仰ぎ見るテリオ・アポリト・メガロス・エドモ

武者が青い顔をして叫ぶ

逃げろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

「「うああああああああああああああああああ!」」

Lv25、Lv25、Lv25、Lv25、Lv24、Lv20、の6人のベテラン冒険者たちが駆け出す。

強すぎる敵を前にいよいよ逃走したのだ。

いやああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

うあおあああああああああああああああああああああ!

死にたくないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!

そんなベテランたちを見て

Lv10、Lv10、Lv10、Lv10、Lv11、Lv10、Lv11、Lv10、Lv10、Lv8、Lv9、Lv8、Lv10、Lv10、Lv8、Lv10、Lv10、Lv10の中堅冒険者たちもあとを追って駆け出す

クールだった盗賊の男も

う、うああああああああああああああああああああああああ!

不遜な態度だった女盗賊も

ま、待ってえええええええええええええええ!

Lv9だが格好をつけただけのルーキーの中では本当にアサシンとして才能があり寡黙だった男の戦士まで死を前に取り乱し叫んだ。

う・・・うああああああああああああああああああああああああ!

女のビーストテイマーはいまだ相棒の魔物の死を前に涙して動こうとすらしない。

いやああああああああああああああああああ!いやああああああああだあああああああああああああ!

そんな中で魔法使いは

ま、ま・・・待って!待ってよ・・・みんな・・・!

腰が抜けて動けないでいた。

待て!そっちに行くな!違う!

そう格闘家が叫ぶが遅かった。

その方向に逃げてはいけない。そう戦いの中で培った経験が格闘家に感付かせたのだ。

右を向いていたテリオ・アポリト・メガロス・エドモは首を左にひねって方向を急転換し口の中の死を解放した。

強力な強酸性の高い溶解液を体内の化け物染みた肺活量で巻き起こした竜巻に乗せた必殺技テリオ・アポリト・メガロス・エドモ・フォティアだ!

凶悪なほどに強力な溶解液が街中にぶちまけられ放射線線上にいた魔法使い以外の10人が一瞬にして骨になって絶命する。

パーティーが一瞬で壊滅すると腹に飛んできた木破片が突き刺さったのか突然、男の戦士が苦しそうな顔で憧れている武者の名を呼んだ。

・・・さん・・・あ・・・。

絶命。

うううううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

心魂一滴を注ぎ、放つぞ!化け物おおおおおおおおおおおおおおおおおお!奥・義!月・光・斬あああああああああああああああああああああああああああああああん!

武者渾身の一撃はテリオ・アポリト・メガロス・エドモの装甲のような重層の皮膚を前に

な、なんと!

バキンと、武器が折れるに終わった

溶解液を撃ち終わった予備動作でぐるんと首をひねるテリオ・アポリト・メガロス・エドモの首が武者に激突する

ぶわっ!

それだけで致命傷を受け、動けなくなる武者

キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

テリオ・アポリト・メガロス・エドモが勝利の歯を鳴らす

こ、ここまで・・・か・・・あ・・・。

目を閉じる武者。

絶命。

あははははははははははははははははははははははははははは!僧侶だけは笑っていた。異様だ。

こいつ!おおおおおおおおおおおおおおおおらあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!列覇極翔拳!

格闘家が本気で拳を繰り出す。

ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!

テリオ・アポリト・メガロス・エドモに無数の拳が降りかかるもその攻撃を受け平然としている

絶望的な戦力差だった。

ドン!

足が魔法使いの女を押しつぶす

ぐはっ!た・・すけ・・・。

踏みつぶされ絶命

こっちだああああ化け物おおお!

Lv18の女戦士がなんとか立ち上がる。

だが酔いが抜けきっていない。

そこに鋭利な爪先が伸びてきて

ぐぼっ!

血反吐を吐き一撃で絶命

そんな・・・。

Lv19の女騎士がさらなる仲間の死を目の前に絶望してとうとう地面に膝をつく

事態が急変したのはここからだった。

テリオ・アポリト・メガロス・エドモが不気味な雰囲気を持つフードの女にかぶりついたときだった。

女は信じられないことに、あの大怪虫を凄まじい怪力で投げ飛ばしたのだ。

ドゴオオオーン!

巨体が地面に投げ出され土煙をあげる

フードがファサリと、めくれて一瞬、女の顔があらわになる。ギョロリとした目の不気味な仮面をかぶっていた。

寝転がったテリオ・アポリト・メガロス・エドモは態勢をゴロンと転がり立て直すと腕を振るい

今度は黒服の少女と白服の少女をさらい奪うように処刑しようとするが、

「「きゃ!」」

だがそれも二人がとっさに抱き合ったと同時、突然現れた黒い影の化け物に弾き飛ばされる。

テリオ・アポリト・メガロス・エドモが歯を鳴らす。

キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

一見すると苛立っている風に見えてもそれは違う。

好敵手を前にした反応だった。

この場にいる人間のなかで少年だけがそれを悟った。

白服と黒服の二人もフードの女もすべて自分の仲間たちであり、強い呪いをその身に封じていると本人たちが言っていた。

そう言った理由で共に旅していた3人の仲間たち

そのそれぞれが何かを背負っていたのは話には聞いていたし。

なんとなくの雰囲気で言葉以上に重大なのだと察することができていたが、まさかこれほどすごい理由だったとは。

魔王マーゾはそれを見て戦慄した。

古代時代の魔王たち・・・だと・・・。

いや、いやああああああああああああああああああああああああああああ!いやあああああああああああああああああああ!

けん山のような口内の中にまるでおやつでも放り投げるかのようにLv10の魔法使いが呑みこまれるとたしなむように口の中で転がされていく。

きゃあああああああああああああああああああああああああああああ!

さらに捕まったLv9の女僧侶が逃げ足を防ぐようグシャっと握りつぶされ絶命する。

絶望、恐怖、焦燥感、

少年は叫び震え声も出せなくなりその場にへたり込む。

そのときだった。

カラン!カラン!カラン!カラン!

遠くから鐘の音が鳴る

王宮の兵士たちが非常事態の金を鳴らしたのだ。

事件開始から数十分後のできごとだった。

テリオ・アポリト・メガロス・エドモは城のほうへと意識を向けるとバサリ、バサリ、と羽を羽ばたかせその方向へと飛び立って行った。

た、助かった・・・

少年はそう安堵した。

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