表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/62

57 必ず助けるからな!

プラチナ待っていてくれ!必ず助けるからな!

俺は急ぎ帝国の前まで来た。

向こう岸の草原には見渡す限りのデス・ムント・デスの眷属たちがひしめき合っている。

帝都内へと入ると

広場ではすでにデス・ムント・デスの眷属たちと兵士たちの激しい戦闘が繰り広げられていた

戦場を駆け抜ける。

建物がぶっ飛び、一気に炭化する。

白の使徒ディミトラのグリーン・ドラゴンがレシーヌと交戦していた

ブレスが横凪ぎに払われレシーヌが宙を舞う

はあああ!

兵士たちが召喚獣を召還し応戦するが力不足だ

皆レシーヌの凄まじき剣技を前に召喚獣を破壊されていく

そ、そんな、私たちの召喚獣が・・・!

はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!

ドスーン!と音を立ててグリーン・ドラゴンが八つ裂きに切り裂かれ倒れた。

グオオオオオオオオオオオオオオオ!

はあ!

レシーヌの剣がディミトラを切り裂く

ぎゃ!

ディミトラアアアアーー!

力なく倒れ込み完全にこと切れてしまう

あとには俺とレシーヌだけが残った

レシーヌ、なぜこんな・・・

これも正義のためだ。

そこにベントとアンジェリキが遅れて現れる

ベントは言った

くそおおおおおおおおおおおおおおおお!アンジェリキ!

二人で襲い掛かろうとして攻撃はむなしく地面を砕いた

もう用はない。

それだけ言葉を残し

ヒュン!と剣を振るうとレシーヌは華麗に跳躍、そのまま皇帝のもとへ向かい走り去ってしまう

追いかけようと思ったがいまはベントとアンジェリキだ。

パナギオティスに裏切られはしたがベントたちは違うはずだ

お前たち!大丈夫か・・・。

マスター!大丈夫ですか!

ああ、それよりパナギオティスが裏切った

は、はぁ!?

それで・・・俺が手をくだした。

え・・・。

ベントのレッド・ドラゴンが襲い掛かってくる

それを間一髪避け俺は叫んだ

よせ!ベント!

みんな死にました。やつの手で、そしてあなたの裏切りのせいでねええええええええええ!

違う!

ならなぜやつと共にいた。それにパナギオティスの腹には俺の子供もいたんだぞ!それを!それをよくも!

ち、違う!俺が来たときにはすでにみんなは!

いいわけはいい!あんたは殺す!

アンジェリキは言った

ベント、マスターは裏切ってなどいないのでは?

アンジェリキ!話をしている隙はないぞ!相手はあのマスターゼロスだ!

いまのベントは止められない。そう悟ったのだろう

・・・・・・わかったわ!

誤った情報が錯そうしている。

かと言って言葉でわかってもらえるとも思えない。

それどころか事故とは言えパナギオティスを殺している。

それは限りなく黒い白であり、あながち間違いとも言い切れない。やるしかないのか!


≪真紅のレッドバロン・ベントが現れた≫

≪流麗の純白・アンジェリキが現れた≫


ベントのレッド・ドラゴンとアンジェリキのブルー・ドラゴンが襲いかかる

その戦い我らもまぜてもらおうか!

帝国騎士長フランツ、ヨハン、ヴォルフたちが立ちはだかる

ならば我らもいるぞ!

そう名乗りをあげ3人の屈強な男たちが現れる

王国騎士長ダンテ、ギエーリ、アリたちだった。

生きていたのか!

名も知らぬ魔法使いよ!貴様に我ら王国三大騎士長が直々に力を貸してやる!

どちらでもいいが、任せる!

サモン!

下僕魔法・ダイヤモンド・ブラック・ドラゴン!

ガシューーーーーーーーーーーーーーーーーー!

姿を現すとベントのレッドドラゴンとアンジェリキのブルー・ドラゴンと激突、何度も体を激突させ合う

さすがマスターゼロスだが!

ベントが不思議な宝石を取り出すと宝石が発光しベントのレッドドラゴンが巨大化した

これは!

皇帝陛下よりたまわった力でマスターゼロスあなたを討つ!

以前よりも格段に強くなっている!

ベントのレッドドラゴンが火を噴き

アンジェリキのブルー・ドラゴンが触手攻撃をしてくる

ダイヤモンド・ブラック・ドラゴンはそれらを華麗に空中旋回すべてかわしていく。

いけ!ダイヤモンド・ブラック・ドラゴン!

体当たりでレッドドラゴンを吹き飛ばす

強化したレッドドラゴンが押されている!

皇帝謁見の間にレシーヌは立っていた。

皇帝!今日で貴様の帝国も終わる。

レシーヌ、帝国の守護者のお前はどこへ行った?恩をあだで返すつもりか?

レシーヌが剣を左右の手で持ち真っすぐに構えると剣の柄に魔王であるレシーヌのみに許された10属性付与の分の紋章が浮かび上がる。

黙るといい!その首かっきってくれる!

爆発力のあるキックが地面を蹴り、飛来する剣が振り下ろされる

はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!

一撃で8つの斬撃を繰り出すか!最強の使徒の腕は錆びついてないようだな!!

皇帝はそう称賛しながら杖ですべてさばききっていく

はあ!

魔力衝撃がレシーヌを部屋の端まで吹っ飛ばす

かっ!

小さく悲鳴をあげゴロゴロと地面を転がり、すかさず態勢を立て直すと、剣を上に振りぬいた

はあ!

剣の残像が極彩色の弓矢となって皇帝に襲い掛かる

皇帝は冷静に杖を振り

ふん!

剣の残像を2本叩き落としていく

はあ!

さらに2本叩き落とし

ふん!

さらに2本叩き落とし

たあ!

さらに2本叩き落とし

ふん!

さらに2本叩きとした

くらえ!レシーヌ!

皇帝の手からフォトンビームが飛び出し、部屋の中に黒焦げの細長いクレーターが出来上がる

はあ!

だがさすがはレシーヌ、それを剣で弾き飛ばしてみせる

フォトンビームはそのまま城を突き破り外へと降り注いだ

何だあの強烈な光は!

目の前に迫る強烈なフォトンの光を

はあ!双剣杖で弾き飛ばし

ぐあ!

声が聞こえ、見ればアンジェリキの腹を閃光が貫いていた

・・・・・・アンジェリキ!

俺は全力で駆け抜けアンジェリキを抱き支えると

アンジェリキ!しっかりしろ!アンジェリキ!

うう、マスター・・・。

どけ!

ドン!と肩を押されベントがアンジェリキを奪い取る

アンジェリキ!

ああ、ああああ・・・私の・・・ぼうや・・・ぼうやが・・・。

アンジェリキは次第に取り乱し始めた

私のぼうやが!私のぼうやがああああああああああああああああ!

いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

アンジェリキ!アンジェリキしっかりしろ!

ベントが何度も呼び掛けるもアンジェリキは発狂している。

見れば腹から血があふれ出し

ああ・・・。

その声を最後にアンジェリキは気絶するように息を引き取った。

ベ、ベント・・・。

俺はかける言葉もなく。ただ声をかけた

あんたのせいだ。

・・・。

アンジェリキの腹には俺の子がいたんだ。

お前がアンジェリキを殺したんだあああああああああああああ!

ベントは俺を睨みつけた。ただそれ以上戦意を保つこともできずカードを手から手放した。俺を二つの鋭い目でにらみつけたまま・・・。

それでも俺は行かなければならない・・・。

ベントは涙を流しながら言った

娘さんなら・・・・・・皇帝陛下のもとにいるはずですよ。

それは帝国の戦士としての気高さから出た言葉だったのかもしれない。

ありがとう。

俺はお礼を言いつつもベントの恨めしい視線に耐えながら城目指して走り去った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ