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54 長い年月の中で強化され

俺は帰ってきたプラチナを引き連れて城へ向かう

城内を歩いていくと

道に迷った。

相変わらず広い。

迷い込んだ先で見たのは大飛行船団、人造魔王ファルシュ・ブラキオスたちだった。

長い年月の中で強化され以前見たよりもずっと洗練されたフォルムへと変わっておりロボットアニメにでも出て来そうなSF兵器と化している

100体以上の人造魔王たちが整列するように並べられている。

これが帝国秘蔵の兵器だ。

ノエルはあれから重罪人として処刑されたと聞かされた。

そうなってしまったノエルの最後には同情を禁じ得ない。

マスターゼロス!あんたが憎い!

・・・・・・。

そう言われている気がした。

あまり考えないようにしよう。

先を急ぐ。

皇帝謁見の間へ来た。

門番に通され、両開きの扉を開くとレッドカーペットの道を歩いていく

左右の衛兵たちが一斉に姿勢を正した

陛下、帝国騎士長フランツ、ヨハン、ヴォルフ、神官アルターと共にご命令どおり、大魔術師ゼロス殿をお連れいたしました

そう言ってフランツたちが片手を地面に付き、片膝を折ると深く頭を下げた

ご苦労。よく来たな。来訪者ゼロス!

玉座に不遜な態度で座る男がいた。

腐れ縁というやつか、俺はこの男の不遜な態度に悪い気はしていなかった。

相変わらず化け物じみた魔力量をしている。

ふははっ、俺にそんな態度を取れるのは貴様くらいのものだ。

それでそこのがお前の娘か?

皇帝陛下、ごきげん麗しゅう。ゼロスの娘、プラチナにございます。

そう言ってプラチナがスカートの端をつまみ礼をする。

美しく、品もある。あのあどけない娘が化けたものだ・・・うむわかる。わかるぞ。お前の魔力が伝わってくる燦燦と輝く大輪の華のようだ?どうだ?嫁に来ぬか?

俺はイラッ、とした。

ほう、見上げた度胸だ。よほど死ぬのが怖くないと見える

俺は躊躇なく双剣杖を構えると衛兵たちが一斉に警戒する。

陛下お戯れがすぎますよ。

神官のアルターがたしなめると

はっはっはっはっはっ!待て、待て、冗談だ!

そうパラダインが笑い飛ばすと衛兵たちは安堵してもとの位置に戻った。

兵士たちの間でこの俺と死んでも戦いたくない等、噂されていることは知っている。

双剣杖を降ろす

今日はそこのアルターから頼まれて貴様を呼び出した

この国のため、民のために戦ってほしい。

国のためか、お前がそんな言い方をするとはな。いつものように我のために戦ってほしいと言えばいいものを

冗談を言うつもりはない。すべて本心からだ。

国のためか・・・。

パラダイン、お前にはすでに俺が鍛え上げた白の使徒たちがいるはずだが?

そう天使との激戦で白の使徒たちは大勢死んだ。そこで俺が代わりに鍛え上げてやったのだが。

ふん、手練れの戦士たちは死に、レシーヌ亡きウーラノスなど権威ばかりの烏合の衆よ。貴様が鍛えたとてそれは変わらん。

そしていままさにその使徒たちだけでは対処しきれないほどの敵が現れた。デュシスだ。馴染み深かろう?

それはこの世界のデュシス王国という意味か?

そうなるな。

すると相手はモードレッド国王と王国三大騎士長になる。

国王、恐ろしい強さを持つ存在だった。またやつと戦うのか。

パラダインは言った。心配ない。お前が戦うのは聖獣のほうだ。なあアルター

ええ、陛下、報酬も潤沢に用意してあります。

聖獣?

会えばおのずとわかるだろう。

それとモードレッドは魔王ではない。この意味、お前ならわかるはずだ。

俺とパラダインの会話を聞いてフランツたち帝国騎士長や衛兵たちは疑問顔になっていることだろう。

国王が魔王?何を馬鹿な?と思っているのが手に取るようにわかる。

そうパラダインは前の世界でのことを言っているのだ。

それは強大な魔力を持つ俺とやつの間でしか成立しない会話だった。

いいだろう。今一度、国と民のため杖を振るおう!

任せたぞ。

決まりだ。使徒共を鍛えなおして来る。いくぞ!

はい!

俺はローブをひるがえすとプラチナが後をついてくる。俺たちは皇帝謁見の間を後にした

帝国訓練場に来た。

土色のコロシアムに似た場所で1人の使徒が修練をしていた

おっと気が付いたのかこちらを見て駆け寄ってきた

マスター!

バタバタと走ってきた白服、ベントだ。

久しいな。

マスターゼロスもお変わりなく。

他のものもすぐに来るかと思います。

おや、そちらのご令嬢はもしかしてプラチナちゃんか?

お久しぶりです。ベントさん!

見違えたよ。可愛くなったね。でも昔みたいにお兄ちゃんでいいんだよ?

そうですか?それじゃあ、ありがとうね。ベントお兄ちゃん!

さてパラダインのやつからお前たちを鍛えなおすよう言われている。手ほどきと行こう。かかってこい!



≪白の使徒ベントが現れた≫



相変わらず不細工顔をしているがいいやつだ

い、いきなりですか!

遅いぞ!カードを出せ!戦いはすでに始まっている!

ベントが100枚のカードの束を取り出す。

まずシャッフルからな。

そう言ってトランプを切るようにカードを混ぜていく。すると魔力が増幅していくのがわかった。

カードに魔力を込め、カードの中で作り出した疑似魔物を召還する

そして疑似魔物のカードは主にショップで販売されている。

いけ!サモン!

ベントがカードをかざせばカードに込められた魔法が具現化、魔物へと変化する

レッド・ドラゴン!

もう俺もマスターを超えたんじゃないですか?

それにマスターこそ、いい加減、カード魔法を習得したらどうですか?

俺の手元を見てわからないか?

それは!カードデッキ!

すでに習得済みだ!

まさか!あのマスターが毎朝、おもちゃ屋に並んだと言うのか!

サモン!

下僕魔法・ダイヤモンド・ブラック・ドラゴン!

ガシューーーーーーーーーーーーーーーーーー!

黒ダイヤのドラゴンが姿を現す。

おおおおおおおおおおお!それは1枚数百万するウルトラレアカード!すっげー!

準備はできたな。

いきますよ!マスター!

ファイヤー!

レッドドラゴンが火を噴き

ダイヤモンド・ブラック・ドラゴンを焼き払うが黒ダイヤの体はそんな炎ものともせず

ガシューーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

爪を大きく振りかぶり一撃でレッドドラゴンを切り裂き

いけ!ダイヤモンド・ブラック・ドラゴン!

シューティング・フレア!

ダイヤモンド・ブラック・ドラゴンの口にエネルギーが収束すると黄色いビームが一気に降り注ぎレッドドラゴンを処刑する。

レッドドラゴオオーン!

勝負がついたところで残り他の白の使徒たちが姿を現す。

アンジェリキ  

ディミトラ

パナギオティス

お前たちその腹・・・

全員美しく育ち全員妊娠していた。

ベント!お前まさか!

はは、お恥ずかしい話ですが妻たちです

弁当みたいな名前をしているだけに大好評だと思った。

それにお腹の中にいるのは全員ベントの子供だ。

出発の日が来た。

使徒たちと共に大勢の兵士たちを引き連れて目指すは魔法のカードショップ、そこで力を蓄えてから王国を攻め落とす予定だ。

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