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42 夜ダンス

夜会、街の広場では多くの人たちがにぎわおり

あちこちで人が踊っていた

街の壁面には美しい鉱石が輝いて

それが炎の光を吸い乱反射して街全体を明るくしていた。

なるほど光の街の名はこのことを指していたようだ。

ダンテがルースにネックレスを渡していた

夜ダンスと来れば少なからずつまめるものがある

案の定薄切りの肉を手にダンスには興味がないので近くの階段に腰かける

うまい・・・。

舌づつみにして楽しんでいると

暗がりから変な音が響く

なんだ?

行ってみると

だ、ダメ・・・

いやああああああああああ!

天使が女にまたがっていた

騒ぐな人間!我らのためにその依り代を捧げるのだ!

天使の口がホース状に変形するとぶじゅーと謎の汁が噴出していた

グロすぎるんだよおおお!

双剣杖を抜き天使に一気に斬りかかる。

ぐええええええええええ!

天使は悲鳴をあげて上空へと逃げて行った

その場にへたり込んだ女に話しかける

大丈夫か!

あ、ありがとうございます。あなたはいったい!

そうだな・・・。主神パリョ・テオスの使徒ってところだ。

すぐに跳躍して天使を追いかける

人々が楽しそうにダンスに興じる中、俺と天使は壁を駆け上がり、それこそ踊り狂うように屋根の上で爪と双剣杖をぶつけあう。

はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!

この動き!ただの人間ではない!

俺の双剣杖を前になかなかの技量を見せる天使悪くない相手だ。

ははあっ!いいぞ!天使!手加減してやるから死なないように俺を楽しませろ!

ゼロス殿!力を貸そう!

ダンテ、ギエーリ、アリ、3人の王国騎士長が現れると天使に襲い掛かる。

ふん!

ダンテが剣を振り下ろし天使がくるくると回転しながら墜落していく

すかさず地上にいたギエーリが

はあ!

天使を打ち上げるように切りつけ

でや!

空中で剣を振るいアリが斬り飛ばす

ぐあああ!

天使は体中に傷を作りながらなんとか態勢を立て直す。

そこに飛び込む

私は天使だぞ!

天使が魔法の光を放ってきたので少しだけ体をそらし避ける。

光はそのまま直進し、街の外へと抜けて行った。

馬鹿な!あれを避けたのか!下等なお前たちが万能たる天使に牙を剥くことがすでに大罪なのだ!

一層爪を素早く振るう天使の攻撃を難なくいなしていく。

頑張っているのか天使の爪が振り下ろされる速度がわずかに加速する。

ははっ!それで万能を名乗るか!もっと速くしてやる!

はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!

はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!

はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!

はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!

はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!はあ!

双剣杖を振るいわざと天使の爪に叩きつける。

天使は俺の攻撃を1撃、2撃を受け止めて見せた。マルベリーと比べれば数段劣る相手だ。

天使が反応するよりも速く動き、爪にあえてぶつけに行くことで相手をもてあそぶ

ぐ!くそ!ぐぞお!

バキ!

ぐああああああああああああ!

天使の爪が折れ、痛みにのたうつ天使

終わりだな。楽しめたぞ。

とどめを刺そうとしたら

いたぞ!

ゾロゾロと向かいの屋上に白いローブの連中が集まって来る。

数は5人、全員教団ウーラノスの白の使徒だ。

ダンテ達騎士長は剣を構えて俺の前に躍り出た。

むう、ゼロス殿、ここは退くほうがいい。

同感だ。

すぐに俺たちは姿を消す

レシーヌもこの近くに来ているのか?

わずかな疑問を抱くが今日はここまでだ。

会場に戻るとやることもない。さて食事の続きといこう。

出店で食べ物を買いまた食べ始める。

ダンテたちが現れた

なんと剛毅なお人だ。追手がいるやもしれぬ中で祭りに興じるとは

ではゼロス殿これから一緒にどうだ?

ダンテたちに飲みに誘われ

いや、いい。

断っておいた。

つれない人だと目を潤ませて寂しそうな顔をされる。ずいぶんおもしろいおっさんたちだ。

遠くの方にルースとガーネットが見えた。

あれは?

ルースがガーネットと向かい合い、首に豪華なネックレスを着けようとしていた

昼間ダンテが買っていたネックレスだ。

まめな男だ。ルースに恋の手ほどきでもしたのだろか。ルースも良い旅の友を持ったものだ。

ガーネットが言った

ねえ、どう似合う?

ああ、すごく綺麗だ!

ははっ!うれしい!

ニッコリと花のように笑うガーネット

それにしても、ああ~!おもしろかったあ~!

そう言って背伸びをしてから満足げに椅子に座った。

目の前ではいまも多くの人々が踊りを楽しんでいる。

はい、ガーネット

そう言ってルースはガーネットに果汁の入ったビンを渡す。

ありがと!

ルースがガーネットの隣に座る

ガーネットは言った

ルースってさ。私にだけ優しいときあるよね?

え?

エルマーをよくからかうけど。私には何か違うよね?もしかして私のこと好きだったりして~?

そう言われてルースは

ガーネット。

と言いながらガーネットの肩を持つ

いまにもキスをしそうな距離感へと徐々に近づいていき

ルースを見つめるガーネットは急に赤い顔をしていく

え、嘘・・・本当に・・・そうなの?

ガーネットからすればそれに対して嫌悪したりすることは決してない。

二人は同じ村の出身だ。

気の知れた幼なじみ、必要以上に好意的にとらえていのだがまさかそういう意味の好意だったとはと驚いているのだろう。

わずかな戸惑いが生まれた。

真実を知り理解するうちガーネットの顔はさらに真っ赤になっていく。お互いに思っていたのかもしれない。

ガーネット!

ビクリと肩をとがらせるガーネット、

ガーネット君が好きだ!・・・好きなんだ。

ルース・・・。

ガーネット・・・。

ルースはガーネットにキスをした

ゆっくりと味わうようにキスを終えると

ガーネットは瞳を潤ませて、いたずらっぽく笑った。

綺麗だガーネット、君は誰よりも綺麗だ。俺たちずっと一緒にいよう。

う、うん。

うふっ、ふふっ!

なんだかルースが言うセリフじゃないみたい!

わからないか?本気だからさ。

そう言ってルースはガーネットの手を持つと指をからめるように手をつないだ

壮大な愛の告白だった

あ、花火だ!

ヒュー!ドーン!ヒュー!ドガーン

そのとき人込みの中でポツン、と立ち止まって二人のことをじっー、と見ているエルマーを見つけた。

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