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13 異世界移動

国宝の眠る宝物庫。

そこに安置された獣牙王の尾剣、虎丸の刀、大鹿の鎧、緋色熊の鼻、白山鷹の義眼、それら国宝級の宝の中にボロい布がある。

禁断の異形魔王デス・ムント・デスのなめし革だ。

不思議な力を持つこの革にはかつて世界を脅かした邪悪な意志がやどっているとかいないとか。

いつわによれば真夜中に宝物庫に入った兵士が忽然と姿を消しそういった事件は何度も起きたそうだ。

ギギー。

宝物庫の扉が開くとそこに男が姿を現す

男は革を手につかむとつぶやく

間違いないやつの革だ・・・

時間だな・・・。

革の周囲が歪み出す。

次元が歪んでいるのだろう。

メラース・アバター!

男の呼びかけに黒く大きな人型にピンクのひとつ眼をした影が姿を表す。

男の名はゼロス。

ゼロスは言った。

どこか人がいない異世界に僕を連れて行ってくれ。

命令を聞きメラース・アバターは歪んだ次元に指を差し込むと無理やり異世界へと通じるゲートをこじ開けた。

カブリートは消えた。

その力の断片だけを残して僕を捨て旅だってしまった。

同じ魔王でありながらメラース・アバターに異世界に渡る力はない。世界を渡るのも魔王の力なくしては一苦労だ。

新たな世界、すべてを失ったいまの僕に希望などあるのだろか・・・。

無音の空間をメラース・アバターに乗って突き進む。

時間の流れを感じない空間、景色が変わらないせいで進んでいるのかすらわからない。

奇妙な感覚がした。直感がつげていた。振り返れと

あれは!

イナハトコウイトドナルエミガイラミデトコウワジアヲウツクダアタナ!

馬鹿な・・・・・・!

それは、いくつもある人間の口からめちゃくちゃに言葉を発していた。

ダイカセルキアアナ!

以前より形状が変化して禍々しくも強大に進化していく。

見た目は変わっている・・・だが、間違いない!やつだ!

人の手と顔が青いチーズのように溶けた大口の化け物だった。


≪デス・ムント・デス第202形態が現れた≫







Lv???????????????????????????


HP70億

MP50億

力97万

防御88億

すばやさ5cm

賢さ0




スマイザゴデーネマズーニパヤジドッテイナユ!

イタベタガリギニオ!

ダノムシノタヲクリツサ!

カキウョシ!ダキウョシ!

ーアーピーポーャジメムーリドナンミ!

ミチマテナヤニミチミミハツカヨサハルユニヨナヨナハヤナハヤニヤニヤニョフケニチメ!

ヤナクマヨフニタタナヤハニカナヤチネヨヌヌサピナマヤカ!

意味のわからない言葉をつらつらと!狂ったか!化けもの目がああああああああああーー!

双剣杖を大きく振り回せば、メラース・アバターが戦いを挑む。

ロドクロース・ピュルゴス!

メラース・アバターの目からピンク色のビームが炸裂する

ドカーン!ドカーン!ドカーン!

ピンクの閃光がやつの表皮にいくつもの爆発を巻き起こし

無数に生成されるピンクの塔が肉壁を大きく砕く。

畳み掛ける!

さらに全精神を双剣杖に集中させる

はぁぁぁぁぁー!

杖に魔力が満ちた。いまだ!

影魔法・スキアー・ハロス!

四方八方から無数の邪悪な影、影魔法・スキアー・アンテローポイたちが集まると一つに体を重ね合わせ、おぞましい最強の影の存在へと変貌していく。

影の世界に潜む影の世界の怪物を降臨させる!

影魔法最上位魔法、影魔法最強の影・スキアー・ハロス!

黒いローブをかぶったドクロの怪物が姿を現す。

ケタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ!

背筋も凍りつく死の笑い声が響いた。

それはかつて世界を恐怖に落とし入れた怪物だった。

切り裂けえ!スキアー・ハロス!

ケタタタタタタ!

不気味な笑い声をあげスキアー・ハロスが大鎌を振り回すとデス・ムント・デスの無数の口を切り裂いた。

ブジョヤアァー!

大量の鮮血が飛び散っていく。

プスップスップスップスップスップスップスップスップスップスップスップスップスップスップスッ!

さらにメラース・アバターも反対側から肉を砕き続ける

ケタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ!

スキアー・ハロスも大鎌を振り回しやつを砕き続ける

デス・ムント・デスの口から巨大なベロが伸びて来るとスキアー・ハロスとメラース・アバターを叩きつけた。

プスッ!

ケタタタタ!

どちらもすごい勢いで弾き飛ばされてしまう。

しっかりするんだ!スキアー・ハロス!

スキアー・ハロスが体勢を立て直したと同時

ニウヨルスュショキデノクイニシロコメシラタッナクタキナ!

ムツニャハナタニヤニタナハャニツムナキツニミリパ!イサナネテシウボツゼイサナネナンミデイカセナンコイサナネラカダコイイイイトウワジアヲウツクノトコルキイ!



ヌ魔法

ア魔法

ヌ魔法

ア魔法

マ魔法

パ魔法

タ魔法

パ魔法

タ魔法

ヤ魔法

キ魔法

ニ魔法

サ魔法

ラ魔法

マ魔法

チ魔法

ネ魔法

キ魔法

チ魔法

マ魔法

ラ魔法

サ魔法

ニ魔法

ア魔法

キ魔法

タ魔法

ケ魔法

ス魔法

ユ魔法

ダ魔法

リ魔法

ユ魔法

ヒ魔法

キ魔法

ニ魔法

マ魔法

パ魔法

リ魔法

ミ魔法

ニ魔法

キ魔法

ナ魔法

ム魔法

ツ魔法

ニ魔法

ャ魔法

ハ魔法

ナ魔法

タ魔法

ニ魔法

ヤ魔法

ニ魔法

タ魔法

ナ魔法

ャ魔法

ニ魔法

ツ魔法

ム魔法

ナ魔法

キ魔法

ツ魔法

ニ魔法

ミ魔法

リ魔法

パ魔法!


いくつもの軍勢に相当する67種の大魔法がいまだ体勢を立て直しそびれていたメラース・アバターを滅多打ちにする。

プッ、プスップスップスップスップスップスップスップスップスップスップスップスッ!

黒魔法最強の化身であるメラース・アバターが悲鳴をあげ消滅してしまう。

まるで魔法の嵐だ。それはこちらにも迫ってきていた

かわせ!スキアー・ハロス!

ケタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ!

僕が指示を出すと、左右に全力で飛行し何度もスクリュー回転して魔法を避ける

シュン!シュン!と左右上下を強大な魔法が通りすぎていく。

ケタタタタタタタタタ!

気がつけばやつの魔法が目の前に迫る。

しまった!回り込まれたか!

避けきれない!そう悟り

双剣杖を振るい叫ぶ

影魔法・スキアー・トイコス!

224枚の影の障壁がやつの魔法に激突する。

薄皮一枚とは言えない。薄皮224枚、影魔法最上位の防御系大魔法がやつの魔法を少しだけやわらげた。

さて、それはイカ取り用の網で鯨の軌道をわずかにそらすような微々たる変化だが。

それでも止まらない魔法が僕もろともスキアー・ハロスを爆発させる。

ドゴオオオオン!

ケタタタタタタタタタタ!ケタタタタタタタタタタ!ケタタタタタタタタタタタタタタタタタ!

ぐおおおおおおおおおわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

スキアー・ハロスがうめき声をあげ、僕も火だるまとなって墜落していった。

目が覚めると僕は生きていた。

夜、自然が広がっていて、元の世界のように見えてきっと新たな異世界へと来たのかと思った。

アリシアの死は無駄だったのか・・・。

そう考えて、考えないようにして、それでもそんな考えが頭から離れなかった。

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