唄う気持ち
大切な手綱を持ってひとつ動けばアウトラインが変わる夏
車の中でカップアイスをほおばる月夜に許された冷たさ甘さ
真昼より薄暗がりの窓辺から溢れ落ちるような星ふたつ
ゆっくりと両目を閉じるのは心に沈んだ石をちゃんとみたくて
好き勝手鳴きなよ蝉時雨、、泣いてなんかないと蝉時雨は鳴いて
愛よりも悲しみを伝えることにまだ生きてみるヒトデの命
何が罪などと言うことはない風よ浮かばせておくれ
ただ歌を
石ころは星の一部だったんだと大切にしてくれる君が好き
夢見草夜に流れる鈴虫の白露のよな優しいキス