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アホすぎタクヤくん  作者: 綾瀬大和
第1シーズン
21/66

第21話連鎖する爆破と新たな調査の始まり

第21話: 連鎖する爆破と新たな調査の始まり


タクヤが事故調査委員会に足を運んだ翌日、さらに衝撃的なニュースが飛び込んできた。今度は、JR山手線、中央線、東海道線、湘南新宿ライン、宇都宮線、埼京線でも爆破テロが発生した。ニュース速報は、各路線の車両が次々と爆発し、多くの死傷者を出していると伝えていた。被害は東急全線にとどまらず、広がりを見せていた。


タクヤは、その状況を冷静に受け止めることができなかった。爆破の連鎖は、彼の恐れていた通り、ついに現実となった。犯人の集団は、もはや一つの鉄道網にとどまらず、全国規模で行動を起こしている。その背後にある計画は、いったい何なのか。


それに続く次の日、さらに悪化した事態が報じられる。


「東海道新幹線、東北新幹線でも爆破が発生した。複数の車両が大破し、被害が広がっている。現在、警察と鉄道会社の全面的な協力で調査が行われているが、依然として犯人の手掛かりは掴めていない。」という、さらに悲痛な報告が画面に流れる。


タクヤは、爆発音が耳に響くような気がした。次から次へと広がる爆破テロ。彼はこれ以上、何もできないままでいるわけにはいかない。ナツミを失ったあの日からずっと、彼の中には「復讐」という言葉が突き刺さり続けていた。今こそ、犯人を追い詰める時だ。


太田委員長との連携


その日の午後、タクヤは再び事故調査委員会に足を運び、以前の会話を思い返しながら、大田委員長に向かって話を続けた。


「大田さん、昨日の爆破事件を見ましたか?これらの爆破、どう考えても同じ犯人の仕業です。規模が拡大している。もう待っている時間はない。何としてでも、この連鎖を止めなければなりません。」


大田委員長は、タクヤの言葉をじっと聞いた後、深いため息をつき、ゆっくりと答えた。


「君が言う通り、爆破事件の規模が拡大しているのは明らかだ。しかし、これほどの広範囲にわたるテロを、犯人の集団が計画的に行っているとは…考えにくい。しかし、君の言うことを完全に無視するわけにはいかない。」


タクヤはその言葉をしっかりと受け止め、言葉を続けた。


「証拠はまだ出ていないかもしれませんが、直感で言っても間違いないと思います。あの桜新町の爆発から始まった一連の事件は、何かしらの大きな計画に基づいています。犯人の集団は、少なくとも数年前から何かしらの準備をしていたに違いありません。」


大田委員長は再び深く考え込むと、ゆっくりと頷いた。


「君の話を信じてみよう。調査を開始するのはこれからだが、君の協力があれば一層進展が早くなるだろう。君には任せられる部分が多い。君の思う通りに動いてくれ。」


タクヤはその言葉に力強く答えた。「必ず犯人を捕まえます。そして、ナツミの無念を晴らします。」


その決意を胸に、タクヤと大田委員長は、調査のための準備を整え始めた。


調査の開始


まず、タクヤと大田委員長は、爆破事件が発生した各鉄道会社との情報交換を行い、証拠となる可能性があるものを集め始めた。爆発のタイミング、規模、破壊のパターン、使用された爆薬の種類など、あらゆる情報が詳細に分析された。


「これまでの爆破事件には、何か共通するパターンが見られる。」大田委員長は資料を広げながら言った。「各爆発は、時間を合わせるかのように、各地で同時に起こっている。その動きは、犯人の高度な計画性を示している。」


タクヤは、各路線の運行記録や乗客の証言を調べながら、さらに言葉を続けた。「犯人が狙ったのは、広範囲にわたる混乱を引き起こすことだったはずです。その狙いは、ただの破壊ではなく、社会全体に恐怖を与えることにあります。」


大田委員長はタクヤの言葉に納得しながらも、次に向かうべき方向を示唆した。


「この事件を解決するためには、犯人がどこから手をつけているのか、もっと深く掘り下げる必要がある。鉄道網だけではなく、社会全体に広がる不安や動きにまで目を向けなければならない。」


タクヤは頷き、心の中で決意を新たにした。ナツミを奪った犯人は、確実に存在している。そして、その正体を暴き、犯行の根源を断つことが彼の最後の戦いとなる。


「必ず捕まえる。絶対に。」タクヤの目に、強い光が宿っていた。


調査が始まり、二人は慎重に、そして着実に犯人に迫り始めた。時間が経つにつれて、事件は複雑さを増していく。しかし、タクヤの心には一つの明確な目標があった。それは、復讐の炎を燃やし続け、犯人を捕らえること。連続鉄道爆破事件として調査が始まった

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