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陽花梨がいい一日を送る

朝日が差し込む


「うーん、朝か〜。」


押入れの中で、伸びをする。


「今、何時?」


なんて、誰も答えないか。


とりあえず枕ものの小さなスタンドをつける。


ほのかな光が押入れを照らす。


なんとなく、影絵を使って遊ぶ。



ガラガラガラッ


急に押入れが開けられた。


その前に立っていたのは義弟。


「ん、お前、朝飯だ。ありがたく食え。」


「ありがとう‥」


「ふん」


また押入れが閉められる。 まぁこのほうが気楽でいいや。


なんて思いながら、朝ごはんー母の食べ残しーを食べる。




食べ終わったらこっそり押入れを出て高校へと向かう。


だが、


「あっ‥。 おはようございます、お母様‥。」


「チッ」


母と玄関であってしまった。 舌打ちされた。それだけで済んだ。今日はいい日だ‼︎


気を取り直して学校へ行こう




学校は楽しい。 同学年に友達はいないが、部活の後輩と仲がいい。


休みのたびに話している。


「ねぇねぇ、和紗ちゃん、今日、部活で出るお菓子、何かな?」


「どうでしょう? お抹茶と合うもの‥まんじゅう?」


「うんうん、ありそー」


しょうもない雑談をする。




この時が、一番楽しい。

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