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この世は陶器の器にて  作者: 天ヶ滝 天鬼
第一章
7/13

安堵のまどろみ

官邸での記者会見は、想像していた事態よりとてつもなく大きな事態になっていること、事態の把握が世界単位でわかっていないおとが述べられていた。

記者やスタジオのコメンテーターは言葉がでないようだ

そんな中、首相は続けて述べ始めた


【現状この現象を、関係各所で原因を調べており詳しいことが分かりしだい発表いたします。 また日本での災害対策本部を設置し、対策を進め災害の発生した他国に災害派遣を準備しています。  以上で会見を終了します。 】


進行役が質問を受け付け始めた


【ーーです。 今回の揺れはマグニチュードでどのくらいのーーーーー


記者が質問を続けていく、欲しい情報を引き出そうとして詳しく聞いているようだ。

会見が始まってからは手を止め、只々TVを眺めていた。 言いようのない恐怖が二人だけのリビングに漂う


「…何これ、ねえソラ大丈夫だよね」

ミヨは声を震わせながら聞いてきた

「大丈夫、大丈夫だよどっかの国の兵器じゃないってことは分かったんだしさ。」

「でもさ、色んな国で同じことが起こったんだよ。 しかも地面が揺れるんじゃなく空が揺れてるんだよ…」

「ー…、分からないよでもこういう時は、いつも通りに過ごさなきゃさ、アヤやナナちゃんが怖がっちゃーー」


チャーハンを炒めながら横を向くとミヨを、視線を落とし少し震えていた、抱き寄せ大丈夫大丈夫と落ち着かせる。 

「起こったことより今を、考えよう。」

落ち着いたのか、ミヨも抱き返してくれた。 

「落ち着いた?」

「…」


頭をふりミヨは、止まっていた手を動かし皿を出してくれた。 

…しまった、チャーハンが少し焦げてしまった、まあ大丈夫でしょ。 


スマホのアプリを使ってアヤに電話をかける

「パパ?なにー?お昼できたの?」

「そうだよ、だからナナちゃんと」

「わかったー、ナナちゃんお昼できたって」

宿題進んだか聞こうとしたら、スグに切られてしまった 


降りてきたアヤとナナちゃんがイスに座らせ、一緒に食べ始める。 

二人共美味しそうにチャーハンを頬張る、自分達もアヤ達の宿題のことや、今日ことを話しながら食べた


「ナナちゃんは、カナさんが迎えに来るまでどうする? 冬休みの宿題ってもう出た?」

「はい、宿題は出ましたけど…さっき半分までアヤちゃんとすすめてしまいました。」

「そうかー、じゃあ私達とカードとかであそぶ?」

「はい!」

「じゃあ、皿洗いすませちゃうからアヤと二階でまっててね。 アヤー、トランプとか出しといてね」


アヤはわかったーと返事をして、ナナちゃんを二階に連れて行った。 皿洗いをぱぱっと終わらせ二階へと上る


7並べやババ抜き、大貧民色んなことをしたらナナちゃんが眠そうに体をミヨに預けて、頭を揺らし始めた。


「ナナちゃん、お昼寝する?」

「だいじょぶれす、おきてま…」

「お昼寝しよっか、アヤも」


お昼寝しようかと聞こうとしたけどアヤも既におねむ様だった。 アヤもナナちゃんも服を掴んで寝てしまっている


「…掴まれちゃったね」

「一緒にお昼寝しちゃおっか」


安心して、緊張の糸が切れてしまったのだろう

起こさないように静かに片付けて、寝室に向かう

制服のズボンはシワにならないように脱ぐ、ミヨも同じく脱いでハンガーにかけ、アヤとナナちゃんを間に挟みベットに寝転びミヨが小声で「叔母さんに、一緒にお昼寝してるって連絡しとくねと」スマホを操作していた。 こっちも、アカリやマヤに連絡しとかないとえーと


[ミヤとナナ達、一緒に寝てるから返事スグにできない

何かあったら電話してね]13:50

うーん、意識が……子供は暖かいね…Zzz




ーアカリ・マヤsideー


それはホームルームが始まる前に起きた、コンクリート製の建物がゆれ、体が直に揺らされた感じがした。

揺れ事態はスグに収まった。 

学校は授業はせずに保護者に生徒を迎えにきてもらい、帰宅する様にするらしい。 

OBのひとに聞いたことがあったあの時も保護者に生徒を迎えにきてもらったらしい。

でも私達は…… 、心配していたけどソラ兄から


[叔母さんが迎えに行ってくれるから、安心して]9:03


とメッセージがきた。 担任にそのことを伝えてホムラとマヤで教室で迎えにくるのを待つことなった。 

調べでみると鉄道は脱線や点検でほとんどが止まってしまっているみたいだし、道路も点検で高速から下された車でごった返しになっている様だ「佳奈さん、大丈夫かな」と独り言をつぶやいてしまった。  

クラスメイト達は怖いのを紛らわすためか、おしゃべりする人や、スマホを見るかをしている。


お昼過ぎ、保護者が来て帰る人を除いた生徒はお弁当を、食べていた。 

いつもより遅い時間帯にだ、非常食や、宿題を渡されたためだ。 交通機関がマヒしてる、校舎の点検があるからどの道4月まで学校には来れないだろうと言われたのだ。 

宿題を出されたのはそれが理由だろう…早く帰りたいな。


13時半を過ぎたあたりに、皆んな食べ始めた。 

ホムラやマヤも少し食べるペースが落ちていた。 味が薄く感じちゃう

そんな時、スマホの通知があったの開いてみるとソラ兄からだ


[ミヤと一緒に寝てるから返事できない なから電話しないね]13:50 と書かれていた



…え? 寝てる? 電話しないね? まさかヤ◯◯る!?


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