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この世は陶器の器にて  作者: 天ヶ滝 天鬼
プロローグ
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プロローグ

この世は器


陶器のような壊れやすい器である


国や人、世界の全てが器である


器に満たす"もの"は、愛•憎悪・思惑・情を含めた様々な量り知ることのない"もの"である


"もの"の満ちた器ほど、他から僻まれ、狙われる


持ち主は、満たすため"もの"を欲し対立し奪うか奪われるし手をとり満たし合う


満たされた器は溢れる"もの"を蒔く、満たされない器は溢れぬ"もの"を他より毟り未たす


繰り返し---繰り返し---繰り返す


器は繰り返された分だけ傷つき、ひび割れ

壊れ、"もの"が漏れ出す


壊れたーーー割れたーーー砕けたーーー失った


ならば器をーーーその器を


治す 直す 作り直す 盛る 増やす


繰り返すごとに、器は強く硬く脆く多く満たさなれさに未知ていく


器が大きな者は、器を集めより強く大きな器に


器は増え、増し個人、集団、村・町、街、国と変形し肥大する


器の持ち主は、やがて器同士はぶつかり、器を満たすために"もの"を求め、争いを繰り返す


未たすための争いは、変容し、傷を遺し、破裂した


そして訪れた''平和"と言う、化け物が現れ変貌した


器は変わり果てた、変貌した、形が変わった

しかしその時はとても、とても心地の良い時代が訪れた


"  "が顕われるまではーーーーーー

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