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友達同士でいようよ

作者: Soraきた

僕は君に出会えて本当に良かった

たとえこのまま友達同士でいても


君に励まされて

時には泣いたこともあった

君はそんなとき驚いた顔一つ見せずに

泣くなよ男だろ、と

あの一言は、本当にキツかったから

それから10日間くらいは

正直つらかったよ


もっと元気出しなよ

そんな言い回しが君の口癖

いつもそんな感じ

だから、君と僕の性格を足して2で割ると

ちょうどいいくらいになると

いつも思っていた


あるとき、この歌の歌詞が

どうしても

思い出せなくて

君に聞いたことがあったね

そのとき君は

あとから聞けば

悲しい場面の歌詞だったのに

笑ってみては、にぎやかに答える

そんな君がある意味、とてもまぶしかった


季節は変わり

いつしか君を守りたいと思い始めたころ

何か力になりたいと思うどころか

かえって僕のほうが助けられた


でも一度だけ、君が相談してきたこと

僕は僕なりに考えたのだけど

どうしてもすぐに

答えることができなかった


わたし今日、デートに誘われちゃった

どうしたらいいかな?

行ってもいい?


僕はすぐに答えが出なかった

あのときの出来事



季節は繰り返す

きっと君は幸せに暮らしているはず

今から思えば

友達同士でいることが

本当はつらかったね


何度も何度も

君を誘っては

気持ちを伝えたかった

友達同士って、憧れたときも

あったけど

時には悲しいよね


もう、これからは

思い出せない歌詞が出てきたら

君には聞けないから

自分で想像してみる

そのときは、きっとハッピーな歌詞ばかりを

想像しようかな

いつか、僕に余裕ができたら



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