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寺島の判断
(有紀先輩が自殺しようとした?)
ここは藤森法律事務所…。精神科医の夏海からのメールを見て
愕然とする紺のパンツスーツの弁護士…。越川華澄だ。
彼女の知る有紀は明るい太陽のような女性
「ごめん、帝都医大行ってくる。」
え、越川先生?
呆然とする事務員
「新井刑事が心配なんだ。行かせてあげなさい。」
ですが、ボス…。
所長弁護士 藤森芳忠は華澄を病院に行かせた
華澄自身、気が動転し、錯乱していた
そして華澄同様、精神科医の夏海も
「華澄!!」
夏海、有紀先輩、死んでない?
寺島先生の処置でなんとか。
外科医 寺島憲一は強面の名医
昨夜、人工呼吸器をつけた有紀は大手術に臨んだ
執刀は寺島
今も集中治療室にいる
緊急オペは寺島の判断だ
「おお。精神科の荘野先生か。」
寺島先生、ありがとうございます
いや。高岡の鬼の形相に負けただけのことだ




