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執務室。

熱気溢れる玉座の間を後にした私は、ローファに魔王のあれこれを教えられていた。


長ったらしい話を要約すると、魔王は英知や武勇に優れた素晴らしいお方らしい。


ほとんどが魔王を褒めちぎる内容だったので、ウンザリした私が話を遮った。


「ところで魔王はどんな魔法を使えるんだ?」


やっぱりこんな状況に陥っていても、ファンタジースキーにとっては重要な質問である。


「なんでも使えますよ。願えば叶います。試しに使ってみればよろしいのではないでしょうか」


願えば叶うとは、また大層に凄そうだ。なら、私を元の世界に戻して!と私は目を閉じて力強く願ったが、目を開けても状況は変わらなかった。


「ローファ」


「なんでございましょうか」


「願いが叶わなかったんだが・・・」


「世界征服でも願ったんでしょうか?さすがにそれは難しいかと」


「違うが、難しいのか?」


「そうではございませんが、あまり無理はなさらぬように」


世界征服は難しいらしい。


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