◇◆◇
この世界にはどうしても自分じゃ変えられないことがある
そんなこと誰だって知ってるはずなのに
誰だって、自分だって分かってるはずなのに
わかってるんだ、自分じゃ変えられないことくらい
でも、それでも――――
運命は変えられない
定めは変えてはならない
運命は誰の手でも変えることは出来ないから、運命
定めは世界が決めたこと
壊してはならない
じゃぁそれは誰が決めた?
誰が言った?
どうして創れない?
なんで壊せない?
誰が決めた?誰が言った?誰がそんなこと言えた?
進んだ道の向こうには誰がそんなこと決められるんだ?
もし、今進んでいる道に誰かのルールが必要なら
どうしてこの道を選んだ?
自分のことすら決められず、壊すことも出来ないで
どうしてこの道を選んだ?
どうしたら変えることが出来る?
運命を現実を
“今”を――――
この世界にどうしても自分じゃ変えられないことがある
そんなのは誰だって知ってて、分かってることだって自分だって分かってるつもりだった
わかってるつもりだった、自分じゃかえられないことくらい
でも、それでも――――
もしも“今”を変えることが出来るなら
たとえ一瞬のその刹那
変えることが出来るなら
その可能性に懸けようか
僕の最期をこの道に賭けてみようか
この道に賭けてみようか、僕の最期を
不意に頭の隅に掠める君の声になんだか耳鳴りがして、瞳を閉じた
もう迷わないって決めたんだ
どんなことがあったって―――この道が間違っていたって
もう振り返ってたりなんてしないから
俺は
俺の運命を変えるために
定めを壊すために
今を変えるために
この道を歩き出すから――――