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橋本家殺人事件について

作者: 蟹谷梅次

2004年(平成16年)9月6日午前3時頃、岩手県██市の会社員宅で、父親(当時44歳)・母親(当時41歳)・娘(当時10歳)の3人が殺害された事件。新聞配達の青年が開いている大開口窓から母親・橋本峰子さんの頭部を見つけたことにより事件は発覚した。家には争った様な形跡はなく、犯人の指紋や靴跡などはなかった。3人の遺体はダイニングにあるテーブルの上に重ねるように遺棄されていた。3体とも頭部がなく、それぞれ4つある大開口窓のそばに遺棄してあった。4つ目の大開口窓のそばには飼い猫の遺体があり、その遺体は中に米が詰められていた。この異様な光景は平成最大の殺人事件として扱われる大きな要因となった。この殺人事件には不審な点があり、父親・橋本久吉は生前██市内にある居酒屋にて「ちゅんなく様の噂を知っているか」という話をしていた。ちゅんなく様というのは██市の小集落に伝わる神様である。登山に行った際に食堂の店主から聞いたとオカルト好きの知人に自慢げに話していたと言う。ちゅんなく様は山中の村に干ばつのあった時代飢饉の際に人々に馬を3頭ずつと引き換えに雨を降らせ食物を与えたという。その際、村人は馬の頭を落としたのだという。今回の事件との類似点といえば「頭を落とした」という部分であるが、警察はそのオカルト好きの知人を詳しく調べることになった。その結果、オカルト好きの知人──黒澤新助は住んでいたアパートにて首を吊り自殺していた事がわかった。遺体には右腕がなく、何かに噛み付かれた様な歯の跡が全身に散らばっていたと言う。遺書も発見されており「聞いてはいけない事だった」という様な事がかかれていた。スマートフォンのメモアプリにはちゅんなく様についての情報がまとめられていた。どうやら黒澤新助はちゅんなく様について調査をしていたらしい。██市にしか伝わらない謎の信仰は果たしてこの殺人事件に関わりなどあるのだろうか。

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