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第7章 港戦略

 港戦略は、レンガ・鉄がまともに産出しないような盤面配置の場合に有効な戦略です。2・3・4・10・11・12といった出る確率が低い数字にレンガや鉄が配置されてしまい、通常の生産で手に入るのを待っていては手が進まない事が分かっている場合に使う戦略です。


 盤面では黄色の駒の配置が港戦略となっています。羊がたくさん出る場所と、羊港を既に抑えていますね。


 この戦略の場合に、ねらい目は木・麦・羊です。レンガ・鉄が出ない=他の資源は使い切れないという事になり、木・麦・羊は常に余り気味になりますので、港で交易してレンガや鉄を手に入れる事を前提に、初期配置を考えます。


 まず初期配置では資源の種類よりも、盤面の数字を見て産出が多そうな資源を取っておきます。レンガや鉄が出にくい場ですから、木・麦・羊のどれかはおそらく大量に産出するでしょう。その大量に産出する予定の資源を、港を使って自分で産出出来ない資源に変換し、勝利を目指します。


 交易路は広いところを目指すのではなく、もちろん港のある方向です。2対1港が機能しだせば、誰の世話になる事も無く好きな資源がどんどん手に入るようになります。たとえば羊港を持っていて8の羊に都市を立てればそこは「8が出れば何でも好きな資源1枚」となるのです。


 この戦術の問題点も勿論あります。まず盤面の端に向かって交易路を伸ばすので最長交易路が狙いにくいです。また、資源産出を盗賊で止められるとすぐ息の根が止まってしまいます。ただでさえ資源に偏りがあるのですからその資源が手に入らなければ全く建設出来ません。


 また、怖いのは7のバーストです。大量の資源をガンガン手に入れるのは良いのですが、同じものばかりなので常に手札は余り気味。8枚を超える手札になってはバーストを繰り返すという羽目になる事もあります。港が手に入ってない序盤も手札を減らす為だけに、わざわざ交渉して手に入れた資源を使って4対1交換して、鉄やレンガを手に入れておくプレイも視野に入れましょう。


 この戦略の肝はやはり盗賊。資源の抑制によってこちらの体制が整う準備段階が終わるまで、他の人が成長しないようにうまく資源を止めましょう。後半勝負ですので、7が出た時は「私は最下位ですよ」という顔をしてこちらに盗賊が来ないような雰囲気を作っておくことも大事です。


 この戦略のポイントはこうです


1 数字が良い資源に開拓地を配置し、欲しい資源は4対1交換で手に入れる。早めに港を手に入れる。

2 港が手に入ったら、さらにその資源が沢山手に入るように都市や開拓地の建設を行う。

3 出来るだけ早めに盗賊を動かしてレンガや鉄等を止め、他の人が建設しにくいようにする。

4 港用資源が1回の出目で3枚・4枚とで手に入るように。2対1港でガンガン交換し勝利。


利点 手に入りにくい資源を自分で賄えるので回りだせば手詰まりにならずに勝利できる。

欠点 序盤は資源が偏っているため発展が遅く、後半戦勝負になりやすい。

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