第2章 建設と勝利点
他の章に分けた部分が残っていたため、修正を行いました(24年1月)
まずは、カタンの開拓で建設出来るものと、それに必要な資源を見ていきましょう。
交易路 = 木・レンガ
開拓地 = 木・レンガ・麦・羊
都市 = 鉄・鉄・鉄・麦・麦
カード = 鉄・麦・羊
これを2つのグループに分けます。そう、常に不足しがちな2つ、レンガグループと鉄グループです。
〇 レンガグループ
交易路 = 木・レンガ
開拓地 = 木・レンガ・麦・羊
〇 鉄グループ
都市 = 鉄・鉄・鉄・麦・麦
カード = 鉄・麦・羊
レンガグループは建設に鉄は入っていません。鉄グループも同様、レンガは必要ありません。先ほど「レンガ・鉄」は不足しがちなのでどちらかを重視するという話をしました。これはプレイヤーは勝利を得る方法としてレンガを重視して交易路・開拓地の建設を優先する場合と鉄を重視して都市・カードの建設を優先する場合、この2つを選択していく必要があります。この2つのグループを「レンガ重視戦略」と「鉄重視戦略」と呼ぶことにします。
では次に、勝利点に大きくかかわる最長交易路と最大騎士力を見ていきましょう。
最長交易路は一筆書きの交易路5本以上かつ最長のプレイヤーに2点が与えられます。
最大騎士力は騎士カード3枚以上をオープンしてかつ最大枚数のプレイヤーに2点が与えらえます。
このボーナス点を得る為に必要な資源を計算してみましょう。最低限の資源で得られたと仮定し、各々交易路5本とカード3枚であるとします。それに必要な資源はこうなります。
最長交易路 = 交易路5本 = 木4枚・レンガ4枚
最大騎士力 = カード3枚 = 鉄3枚・麦3枚・羊3枚
ここでもレンガグループと鉄グループに分かれています。
最長交易路はレンガグループ、最大騎士力は鉄グループです。
(補足:最長交易路5本を達成する場合の交易路の最短は3本ですが、将来的に開拓地を作れるように伸ばした場合、4本のパターンが最も多いため4本としました)
カタンにおいて、この“最長交易路”と“最大騎士力”のを両方得る事は非常に難しいです。これも「レンガ・鉄」のどちらかを取捨選択する必要がある事が分かりますね。そして、レンガ重視・鉄重視のどちらを選ぶにしても、このボーナス点ととても相性が良い事が分かります。
「交易路・開拓地」を中心としたレンガ重視のプレイをすれば自動的に交易路は伸び、最長交易路に近づきます。
「都市・カード」を中心とした鉄重視のプレイをすれば、カードを何枚も引くので自然と最大騎士力に到達する事が分かります。
お判りいただけましたでしょうか。
カタンの開拓において、あなたがレンガを選ぶか、鉄を選ぶかという選択が非常に重要な事を。