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アンメットライフ  作者: ¥$終
〜アンメットフェスティバル〜お祭り騒ぎ編
43/54

〜閑話〜漏れた小話

夜のお店にて


「どうだロバート!楽しいっスか?」


「ふぁ、ふぁい!」


「ヤマナさんったらこんな若い子連れてきてどうするつもり?」


クスクスと笑いながらも2人にお酒と果実水を注ぐのを忘れない女性。

時間いっぱい堪能して店を出て熱く語るヤマナ。


「いいっスか!女性には目一杯頼られろ!おっぱいには精一杯甘えろ!これがおっぱい道の基本であり奥義っス!」


「はい!いっぱい甘えましたあ!」


〜〜〜


能力打ち合わせ中にて


『ダーリン、今だから言いますけど。私がゲームで得たスキル経験値は25%ダーリンに、25%はダーリンのアバターにいきやがります』


「ええ!じゃ俺の半分もタエコに行くようにしたいん、あっ、なった」


『どうやらゲームして力に馴染むだけじゃねーで、その、私とダーリンの仲が深まってもなるみてーです』


「いつ頃気が付いたの?」


『借金返し終わった辺りでふと、マスターが死んだりして、あのつまんねーとこに戻るくれーならマスターと生死を共にしてもとか考えたら能力開放されまくりでやがりました』


「死がふたりを分かつまでってロマンチックだね。本気で身体には気をつけよう……」


『一心同体で嬉しいでやがります。ちなみにダーリンがゲームに来たら老化どうなりやがるんですかね?』


「うわっ、そう言えばゲーム内だと2秒で1分進むんだよなぁ……。寿命削ってでも俺はタエコと腕枕で添い寝する!」


(『いつかゲーム内のアバターと同一化出来るようになればダーリンと永遠に一緒でやがりますね』)


〜〜〜


イースト菌完成した時位


「うん。これで十分だな」


「結局同じことしてるから同じ日に完成か……。アタイのが先に出来たらよかったのに」


「最近なんだか張り合うがどうしたフローレンス」


「早く1人前に、大人として認めてもらいたくて」


「知識、技量、心意気それぞれ1人前だが、それらが繋がって初めてプロだ。何、もう少しさ」


そう言って頭をポンポン触るシュート。


「ほら!そういうとこですシュートさん」


「すまない、もうそんな歳でもないか。嫌だよな」


「嫌じゃないし、アタイはもっとしてほしいけど、そうじゃなくてシュートさんの横に並びたいんです!」


「フローレンスならすぐに私以上の料理人になるさ。並ぶだけじゃなくて追い越せる」


「もう!だから違うんです!分かってて言ってませんか!!」


〜〜〜


2回目の修行中あたりで水浴び中


「僕は気が付いてるかな!」


「突然どうしたのよ〜?」


「最近ダウの身長が大きくなってますます僕しゅき」


「バーバラなんてとっくに追い越されてるわ」


「私背はあまり気にしないのよ〜」


「ロザリー最近はダウに変なことしなくなったよね」


「なんかダウのこと好きなんだけど今は夢で満足かな!そして僕は知ってるかな!ドロシーはダウの腕見てるし、バーバラは服を捲くって顔を拭いてるダウのお腹凝視してること!」


「違うの!ダウの胸元で抱きしめられながら腕をカプッて噛んでみたいなって!そんな変なアレじゃないわ!!」


「十分変なのよ〜。ロザリーはどんな夢見てるのよ?あんまりアレだと痴女なのよ〜」


「普通の夢かな!ダウの逞しい背中で僕を抱きしめられながら僕の瞳を真っ直ぐに見つめて耳元で愛を囁きつつ優しくおっぱいを舐め」

「十分変態よ!不潔不潔!!」


「それよもそんなこと出来たらダウは人間じゃないのよ……」


「それもそうね、ロザリーの中でダウはどうなってるんだか……」


「試しにドロシーちょっと描いてみて欲しいのよ〜」


魔空庫から紙とボールペンを取り出してロザリンドの言うとおりに再現する。


「なんか頭がおかしくなってきたわ……」


「もしかして色んな視点を1つにまとめ上げた物を夢として見てるのよ?」


これがロウフリアでキュピズムが誕生した瞬間である。


〜〜〜


ヒデ達がダウの実家に働きだして1ヶ月後くらいのこと。


「ヒデさん!夕飯食べたらモンスター倒しに行きましょ!」


「初めはクワを振るだけで疲れてましたけど最近調子良いんです」


「よし!行くか。おっとノーグ、適当に食えるもん作ってから行くか。美味い物を食べたら元気になるからな」


ランダウが父にお願いして収穫や草むしりだけでなく、農業を基礎からやらせるようにお願いしたのだ。

その甲斐あってスキルレベルが身に付き始めたヒデ達。


〜〜〜


ネスカタット初日で屋台をやってた時


「美味っ!ワイこんなの初めて食べた」


「そこまで喜んでくれるなんて嬉しいのよ〜」


「しっかしこの歳でこの料理作れるのに、なんでこんな所で屋台なんか?ワイみたいなハグレモノのオジサン怖くないかい?」


「お兄さん臆病者っぽいけど悪い人には見えないかな!」


「慎重っていいなよロザリー。皆が犯罪者って訳でもないですしね。人混みより落ち着いて住めるって人も多いかなって」


「そうか、君達にはワイはそんな風に見えるのか……。ありがとう……。遠くに行ったり大切な仲間からは目を離さないようにな!」

これで2章完結です。

ブックマークとポイント評価ありがとう御座います。

正月から暫くは投稿出来ないと思います。

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