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宇宙科学研究所
「こんばんは我々は宇宙科学研究所の者です。星野さん、昨夜の隕石のことで家宅捜索許可書がでています。上がらせていただきます。」
「ちょっと急になんなんですか。
勝手にあがらないでください。警察よびますよ。」
母さんの制止もきかず男達が土足で家にあがってくる。
「母さん」
母さんの所へ行こうとする僕の前に偉そうな奴が登場してこう言った。
「星野ヒロさん。昨日から未確認生命体を保護していますね。
すぐにこちらにひきわたしてもらう。」
部屋に居たはずの宇宙人がいつの間にか僕の後ろに居た。
「対象を発見。つれていけ!」
宇宙人が僕のシャツの裾をつかむ。
「いや!ママ、お兄ちゃん助けて」
母さんは宇宙人がつれていかれるのをなんとか阻止しようともがいていた。
でも大勢の男には全く歯が立たなかった。
僕は宇宙人が連れていかれるのを黙って見ていただけだった。