表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
IRIS  作者: つぶ
3/13

朝日が部屋に差し込む


「う、う~ん」

懐かしい声に目が覚めた。


「お兄ちゃん?」

「お兄ちゃんだー。」

謎の宇宙人は僕を兄と呼び飛び付いてきた。

「まてまて」

僕は慌てる。

「待ってくれ、君はいったい?お兄ちゃんってなんなんだよ。」

疑問が次から次えとわいてくる。

「なにって?愛だよ?」

「あ、そーかーいきなり飛び付いたからびっくりしたんだね?」

「そーじゃない!」

「愛は、」

僕は唾を飲み込む。


「愛は死んだんだ。」

「僕がの中3の時に病気で、お前が愛なわけがない。」

僕は興奮して大きな声がでた。


ガチャ

ドアが開く。母さんだ。

「あなたはいったい?本当に愛なの?」

「そうだよ。私は愛だよ。お母さん。」

「愛!!」

母さんは宇宙人を抱き締めてわんわんと泣いた。

母さんは愛が死んでからいつも笑顔でなんだか空回りしてる感じがしててそれが僕は嫌いだった。

でも娘をなくして悲しくない親なんかいない。

僕や父さんを元気つけるためにわざと明るくふるまっていたんだ。


「まってよ母さん。愛なわけないじゃないか。愛は死んだんだよ。」


「でもこの顔にこの声。母さんにはわかるわ。

きっと神様が奇跡をおこしてくれたのよ。」


「そーそー変なお兄ちゃん。んー!そろそろ苦しいよお母さん。」

「愛ちゃんごめんね。」


母はバッと宇宙人から離れると。


「お腹すいたね。愛の好きなホットケーキつくってあげる。」

「ほんと?やったー。ホットケーキ大好きー。」

そういって二人は部屋をでて階段を降りていった。


残された僕はぼーっと立ち尽くすだけだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ