いきなり逮捕!?
自分は弱虫である。
周りからの期待が重くのしかかる。
本当はスライムですら怖く恐ろしくて仕方がない…
何故勇者の一族として生まれてきてしまったのだ…
明日は魔王討伐の日だ…何故だ…どうしてこうなった?
ああ…もしこの世に神がいると言うのなら…
どうか…平和な世界に……!
…ここは何処だろう?道が固く黒い物で舗装されている!なんだここは!何だあれは!
黒塗りの物体が高速でコチラに迫ってくる!
新しいモンスターか!?いや、それより
「ああああああ怖ええええええええこっち来んなあああああ」
とと、ととと、とりあえず防御しなきゃ!?
バアアアアアアン
腰にあった剣で咄嗟に防御すると、例の物体は音を立てて壊れていた。
すると中から珍妙な格好をした青年が2人現れる。
「オイコラァ!何してくれん…ね……ん?コ、コイツ剣持っとる!しかも刃付いとるでこれぇ!?」
「何だって!?兄ちゃん警察呼ぼう!」
何やら慌てているようだ。良かった。俺も慌ててるんだ…怖かった…!
ピーポーピーポーピーポーピーポー
…?聞き慣れない音がする。まあそれより…
「あんた達ここが何処か知ってるか?」
「はあ?ショックで記憶でも飛んだか!?ってかこっちこそお前が何者なのか知りたいわ!何で鎧着て剣と布団持っとんねんアホか!?」
…たしかに布団を持っているのは不自然だな。だが…
「何故鎧を着ているのがおかしいんだ?普通きるだ」
ピーポーピーポー、ガチャッバタン
?誰だコイツらは。
「お前を銃刀法違反で逮捕する。」
「えっ」
「?何かおかしいか?」
「ええええええええええええええ」
ガバッ
「( ゜д゜)ハッ!」
何だ夢か…
…でも知らない場所にいるのは変わらないのか…。
《夢オチは非常に便利である。しかし基本的にはあまり好かれない。何故ならば作者の技量関係なく話をぶつ切りできてしまうからだ。だが、それでも私は使ったのだ。何故か?理由は単純である。
そう、作者にはないのだ。【技量】が。まあ使ったとしてもあと1、2回だと思う。》
いかがだったでしょうか?楽しめて頂けたでしょうか?
話の続きとしては何故この世界に飛ばされたのかなどの理由を追って行く…
そんな感じで続きは頭の中で何となくできているのですが、タイピングが思った以上に面倒くさくてやるか分かりません…。
次回「失踪」
お楽しみに!