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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

『私の人生は犯した罪の償いなのか』

作者: 戸部いとり

前世というものが存在するというのなら、

きっと私は大罪人であったのだろう。


私は、とてつもない罪を犯したのであろう。

故に、償い(・・)として、私は今、生き地獄の中にいる。


私の犯した罪とは何なのか。

私には一切分からない。


自分ですら知らない事を、他者に問うことは無意味でしかなかった。

しかし、私は問うことを()めることが出来なかった。

明確な理由が欲しかったからだ。


罪があるのならば、私は甘んじて罰を受け入れる。

本当に罪があるのならば。

罪がなければ、私にとってこの人生はあまりにも辛すぎる。


自分の犯した罪は何一つ分からないまま、私は歩み続ける。

無情に時が流れるままに、私はそれに従い続けた。

いつ許されるのか分からぬまま。


私の命で罪が償えるのなら、私は喜んで差し出そう。

だが、私の罪は私の命よりも重いらしい。


歩んで来た道を振り返っても、私には何一つ見えない。

始まりよりも前を見ることの出来る目が私にあればと、私は嘆く。


見えぬ物があるのだと信じ、それの償いだとして私は自我を保つ。

そうしなければ、私の精神は疾うに朽ちているだろう。



《罪を犯した者は、自らで罪を償わなければならない》

《犯した罪を償うには、犯した罪を知っていなければならない》

《犯した罪を償い終えるまで其者は償い続けなければならない》

《死は償いの代償として扱ってはくれない》




閲読していただき有難うございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] お久しぶりです、起石です。 やはりこの無情感、先生の作品ならではのものですね。思えば第一作から考えさせられる重みと存在感を持っていました。 最後に稚拙ながら自分の人生観も添えさせていただき…
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